菜食大国イギリスに住んでいるcarlyです。
わたしはコーヒーが好きなこともあり、ロンドンで日々新しいカフェを開拓しています。
最近はベジタリアンやヴィーガンについて勉強しているので、菜食専門のカフェに行くことも増えました。
とはいえ、はじめて行くカフェは緊張するし、ましてやロンドンですべて英語…
今回は、このように不安がある人でもカフェ巡りを楽しめるように、今ロンドンで大人気の「デリシャスリー エラ」というヴィーガンカフェの
- メニュー
- 店内の様子
- アクセス
について詳しく紹介します。
カフェを目的に訪れるのはもちろん、ロンドンのど真ん中にあるカフェなので、休憩場所として覚えておいても重宝しますよ。
それではさっそくチェックしていきましょう。
プラントベースカフェ「デリシャスリー エラ」とは?

先ほどヴィーガンカフェと紹介しましたが、正しくは「プラントベース」のカフェです。
ヴィーガン? プラントベース?
訳わからん!という人のために以下を参考にさせていただきました。
プラントベースでホールフードの食事の特徴は、野菜や果物、穀物、豆類、木の実などを精製加工せずそのまま丸ごと食べること。
これはベジタリアン(菜食主義)のなかでも、肉や乳製品などの動物性食品を一切摂らない、ビーガンと呼ばれるものに相当します。
引用:大和薬品株式会社のページより一部抜粋
ヴィーガンもプラントベースも、どちらも植物性の食品しか摂らないという点では同じです。
しかし、プラントベースの方が健康を主な理由とする食生活というイメージ。
一方のヴィーガンは健康上の理由もさることながら、
- 動物愛護
- 地球環境の保護
に重きを置いている人が多いのではないかと。
このような菜食主義の詳しい違いについては、以下の記事にまとめているのでぜひ読んでみてください。
つまり、デリシャスリー エラで食べられるメニューには
- 肉
- 魚
- 卵
- 乳製品
が使われていないということです。
Amazon UK のベストセラー料理本著者「エラ・ミルズ」
プラントベースカフェ「デリシャスリー エラ」をオープンしたのは、現在イギリスでベストセラーとなっている料理本を書いたエラ・ミルズさん。
- カフェの経営
- ブログ
- 講演
- レシピ本の執筆
などマルチに活躍しており、海外の菜食業界ではかなり有名な女性です。
ブロガーとして成功した後、2018年8月に「Deliciously Ella The Plant-Based Cookbook」が発売されるやいなや AmazonでNo.1ベストセラーに。
本の執筆はもちろん、コンビニやスーパーで買えるプラントベースのお菓子も発売しています。
とはいえ、ただのおしゃれブロガーや料理研究家というだけにはとどまらず、ご主人のマシューさんと一緒に起業家として評価されるという一面も。
【Deliciously Ella】ブログやインスタをチェック
わたしはイギリスに移住しヴィーガンに興味を持ちはじめたタイミングで、エラさんのSNSをフォローしたりブログを読んだりしています。
インスタがとにかくお洒落なので、英語が読めなくてもヴィーガンじゃなくてもぜひフォローしましょう。
- エラさんの公式サイト:https://deliciouslyella.com/
エラさん自身、体調不良をきっかけに菜食ベースの食生活に切りかえ、元気を取り戻した過去があるそう。
自分と重なる部分がありますし、めっちゃ美女のくせに化粧っ気が少なく素朴なところがイイですね~。
【デリシャスリー エラ】メニューとアクセス

インスタをフォローしていて本を発売することは知っていたのですが、まさかカフェまであるとは思ってもいませんでした。
ロンドンのめっちゃ中心地に位置していることもあり、情報をゲットしてさっそくカフェに行ってみることに。
カフェはとてもシンプルにお洒落で、食事もおいしい。
ヴィーガンやベジタリアンではない人が訪れても楽しめるカフェでした。
【Deliciously Ella】最寄り駅とアクセス
デリシャスリー エラはロンドンZone1の地下鉄、ボンドストリート駅が最寄りです。
- セントラルライン
- ジュビリーライン
2つの路線が使えます。
駅から歩いて1~2分というめっちゃ好立地にも関わらず、落ち着いた雰囲気がイメージにぴったり。
ボンドストリート駅を出たら左に向かい、ロイズ銀行を左に曲がるとすぐです。
遠くからでも「デリシャスリー エラ」のロゴが見えるので、迷うことはありません。

こんな重厚感のあるロンドンらしい建物の1階に入っています。
ロンドン【Deliciously Ella】おすすめメニュー
デリシャスリー エラで食べられるメニューは植物性の食品ばかりを使っています。
とはいえ
- 卵
- 牛乳
- 生クリーム
- 肉
などが使われていないと考えると、おいしいものが食べられるのか不安な人も多いのではないでしょうか。
わたしもヴィーガンについて知るまではそう思っていました。
でも、植物性の食品だけでもこんなにおいしい食事が食べられるんだ!ということを知ってからは違います。
体にも地球環境にも動物にもやさしいヴィーガンやプラントベースという食生活についてもっと知りたいと思うように。
デリシャスリー エラの食事はヴィーガンやベジタリアンの人はもちろん、菜食主義者でない人にもおすすめです。
公式サイトから朝食メニューの一部をお借りしました。

詳しくは以下の公式ページをチェックしてくださいね。

ちなみにわたしが食べたメニューは
- ポリッジ
- グルテンフリーベーグル
の2つですが、まだまだたくさんのメニューがあるのでもっと試したいところです。
〈朝食メニュー〉イギリスの定番 ポリッジ
まずはポリッジから紹介しましょう。

日本ではなじみのないポリッジ。
イギリスでは定番の朝ごはんメニューで、オーツ麦を牛乳でやわらかく煮込んだものです。
デリシャスリー エラでは、オーツミルクで煮込んだポリッジに
- 砂糖なしのピーナッツバター
- メープルシロップ
- フレッシュバナナ
を合わせています。
わたしは慣れているので大丈夫ですが、好き嫌いが分かれるところ。
欲をいえば、もっとメープルシロップがほしかったなぁ…
〈朝食メニュー〉グルテンフリーベーグル
さて、お次はグルテンフリーのベーグル。

これはちゃんと味にメリハリがあって美味しかったです!
焼いたベーグルに
- 砂糖なしのピーナッツバター
- チアシードのラズベリージャム
を塗ったもの。
ラズベリーの酸味がきいていて、ベーグルの食感や味もとてもおいしかった…
これはまた食べたいですね。
ちなみに、ベーグルは卵や牛乳を使わないのでヴィーガン向けによく使われます。
しかし、グルテンフリーまで配慮されたものにはなかなか出会えません。
というポイントでも、かなり高評価。
ほかにはミューズリーやココナッツミルクのヨーグルト、バナナブレッドなど美味しそうなメニューが目白押しです。
【Deliciously Ella】店内の様子とおすすめポイント

プラントベースのカフェということで、店内もナチュラルで落ち着ける空間。
木をメインに使ったシンプルなインテリアで揃えられており、大人のカジュアルさがあります。
カフェの内装は全体的にシンプルなのですが、花や緑が所々にあるおかげでフレッシュさも。
1階席は明るくモーニングにぴったり

店内に入ってすぐに注文カウンターがあり、その横には10席くらいのイートインエリアがあります。
外の通りに面したスツールは4席ほど、大きなテーブルには6人ほどが座れそうです。
大きなテーブルは相席ですが、中央に大きな花があるので他人の目が気になりません。
通りに面しているものの、とても静かでのんびり朝食をとるにはぴったりな空間です。
地下一階は集中して読書やパソコン作業

デリシャスリー エラには地下にも座れるスペースがあります。
2人がけのテーブル席やソファ席がたくさんあるので、友だちとゆっくり過ごしたり集中して読書したりパソコン作業したりするのにおすすめです。
もちろん店内はWi-Fi完備で、1階でも地下1階でもネットが使えます。
ただ、地下1階は少し照明が暗めなので、長時間パソコンの画面を見つめると疲れそう。
とはいえ、このエリアはガチな中心地でカフェチェーン店はたくさんあるのですが、落ち着いた雰囲気の個人店が少ないんですよね。
なので、BGMが控えめで空間もお客さんも落ち着いているデリシャスリー エラはかなり貴重。
カフェで仕事をしたい人やカフェでのんびり落ち着いた時間を過ごしたい人におすすめです。
おいしく体に優しい!使い勝手のいい素敵カフェ

日本ではそこまで一般的ではありませんが、イギリスは菜食大国ともいえるほどベジタリアンやヴィーガンは当たり前のこと。
チェーン店のカフェやスーパーでも菜食主義のための食品表示は当たり前で、カフェラテ用のミルクにも
- ソイ
- オーツ
- アーモンド
などの選択肢があります。
ロンドンは「人類のるつぼ」といわれるように、食に関する多様性も見事なものです。
デリシャスリー エラも食の選択肢を広げる存在のひとつ。
菜食主義者じゃないからといって肩身が狭いこともないですし、植物性の食品だけでおいしく食べられるものばかりです。
たくさんの魅力的なカフェがあるロンドンだからこそ、カフェを通して菜食主義の本当の姿を知ってもらえたらうれしいなと思います。
ボンドストリート駅からすぐそこなので
- セルフリッジス
- デベナムズ
に行く際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
お洒落なクッキングブックも要チェックですよ~!
■Deliciously Ella The Plant-Based Cookbook: The fastest selling vegan cookbook of all time