海外好きのcarlyです。
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といったら、テニスの四大大会のひとつである「ウィンブルドン選手権」ですよね。
世間ではワールドカップに湧いており、イギリスでもかなりの熱狂ぶり。
今回はサッカーブームやオリンピックなんてそっちのけで、ウィンブルドンを楽しむ筆者による現地レポートをお届けします。
悲しいことに
- チケットのとり方
- キューイング(行列)攻略法
- 選手や試合
についての情報なんて一部の人にしか興味を持たれないので、まずは第1回目としてウィンブルドンの会場内の楽しさについての記事をお届けすることに。
会場内だけでいえばワールドカップよりもかなりボリュームがあって、テニスとお祭り気分をクソほど楽しめます。
サッカー好きよ、うらやましがってくれるな。
ウィンブルドンは会場内がひとつの村レベル

楽しく生活していくためには
- 水
- 食べ物
- トイレ
- 衣服
- 休む場所
- 嗜好品(アルコール、スイーツ)
- 医療
といったモノが必要ですよね。
下手したら病院や食べ物が買えるお店がない、という集落だってある。
しかし、ウィンブルドンにはこれらすべてが完ぺきにそろっています!
まさに、ひとつの「村」として機能しているといっても過言ではありません。

これがウィンブルドンの会場内の地図です。
言わずもがな、ウィンブルドン公式サイトの地図を使わせてもらいました。
ぐるっと一周するのに10分くらいかな?
そんなに広くないものの、生活必需品やら嗜好品やらでビッシリと埋め尽くされています。
ざっくり数えても
- コート・・・19面+練習用コート
- トイレ・・・13ヶ所
- 水の補給場・・・16ヶ所
- 大型フードコート・・・2ヶ所
- カフェ(レストラン)・・・3ヶ所
- 大型お土産ショップ・・・3ヶ所
- 救護室・・・2ヶ所
- ATM・・・2ヶ所(複数台あり)
これだけの施設があります。
ほかにも小さなキオスクやショップでお土産やスナックを買うことも。
会場内の雰囲気も相まって、ついつい財布のヒモが緩みそうになるので気をつけましょう。
【キレイさ清潔さ】トイレの清潔さに思わずビックリ
ウィンブルドンで驚いたことは、その会場内の清潔さです。
イギリスというと
- 道端
- 公共施設
- 公共交通網
なんかの至るところにゴミが散乱しているのがデフォルト。
しかし、ウィンブルドンの会場内ではゴミが落ちているのを見かけることは少なかったです。
とくにトイレの清潔さにはびっくりしましたね!
(とはいえ、日本のスーパーの方がずいぶんキレイな感じはしますが。)
ロンドンでは多くの場合「トイレ内で乱闘でもあった?」というほど荒れているのがデフォルトです。
チケット代を払っている施設であったとしても、イギリスでは日本的にキレイなトイレに出会うことはかなり難しい。
ウィンブルドンでは、安心して(想像より汚めな)キレイなトイレを使えますよ。
No.1コートの近くに薬局があるので緊急時も安心
真夏の炎天下ですから、熱中症が心配ですよね。
いくら日本と違って湿度がなくカラッとしていても、直射日光をガンガン真上から浴び続けたらカラダがおかしくなっても不思議ではありません。
そんなときも安心。ウィンブルドン会場内には医務室や薬局があります。
地図で示すとココです。

万が一、
- 体調が悪くなったり
- 気分が上がってお酒を飲みすぎたり
しても助けてもらえる体制が整っているので安心して楽しめますね。
会場内で無料Wi-Fiが使える
イギリス、とりわけロンドンでは街中どこもかしこも無料のWi-Fiが使えます。
まさかとは思いましたが、ウィンブルドン大会の会場内でも無料でWi-Fiが使えるんです!
- 名前
- メールアドレス
- 誕生日
- 郵便番号
といった簡単な情報を入力するだけ。
Wi-Fiが使えるエリアは限られていて、この↓表示があるエリアを探して使うのがおすすめです。

ネットやSNSをふつうに使う分には、まったく問題ない速度。
去年まではずっと現金主義だったウィンブルドンも、今年はさすがにクレジットカードを導入しましたからね。
すごい時代になったものです…
食べ物と飲み物はどんなモノが売っている?

一度ウィンブルドンの会場内に入るとなると、朝から晩までガチで丸1日を過ごすことになります。
そこで気になるのが食べ物と飲み物ではないでしょうか。
わたしも食事には気を使っている方なので、イギリスらしくコッテコテの油ものしかなかったらどうしよう… と気が気ではありませんでしたから。
しかし、心配をよそにウィンブルドン会場内では体にやさしめの食事も買えます。
基本的には西洋風の「茶色飯」がメイン
ウィンブルドン内には大きなフードコートが2ヶ所とちょっとした軽食が買えるキオスクがいくつかあるので、食事に困ることはありません。
とはいえ、当然ながら西洋人がつくったものなので
- フィッシュアンドチップス
- バーガー
- タコライス?みたいなの
- 謎のヌードル
- パスタ?
といった茶色系の食事がメインです。
会場内にはちゃんとしたカフェやレストランもありますが、テニス観戦がメインの場合はそんなところでゆっくりしている時間はありません。
いずれもすぐに食べられるように簡易的な箱に入ってくるので、列に並びながらでも食べやすそうではありますが。
見たところ、茶色系の食べ物はやっぱりボリュームがすごそうな感じでした。
観戦席で食べていけないわけではないのでしょうけど、ガサガサ音をたてるのは周りの観客や選手に申し訳ないですよね。
ということで、なるべく列に並んでいる間にサクッとつまむか、フードコートのスペースで座って食べることをおすすめします。
さっぱりしたサラダやサンドイッチはここで買える
わたしがおすすめするのは「フードヴィレッジ」にあるコンビニみたいなお店。
地図でいうとココですね。

ここには
- サンドイッチ
- サラダ(種類少なめ)
- チョコレートやクッキー
- ストロベリー&クリーム
- 袋入りのポップコーン
- 袋入りのポテトチップス
- お茶など
- 冷たいソフトドリンク
などが持ち運びしやすくパッケージングされて売っていて、列に並びながらでも食べやすい商品が多めのラインナップ。
サラダが思ったよりもおいしくてビックリしましたね。
とはいえ3~4種類くらいしかないので、あまり選択の余地はありませんけど。
外がとにかく暑かったので、さっぱりとしたサラダは味覚にも体にもやさしかった。
ウィンブルドン名物「ストロベリー&クリーム」
ちなみに、ほかの場所にも売っている「ストロベリー&クリーム」はウィンブルドン名物。

生のいちごにシングルクリームをぶっかけた甘味です。
わたしは練乳がきらいなので、これはかなり好きなクチです。
まあ、とてもぼったくり高価なので、スーパーでそれぞれを買って食べる方が満足度が高いですけどね。
とはいいつつ、名物なのでウィンブルドンの雰囲気と一緒に一度は楽しんでみてもいいのでは。
ウィンブルドンではお酒も楽しめる
さすがヨーロッパ、会場内ではあちこちでアルコールを買えます。
ビールを飲んでいる人も多いですが、夏といえばの「ピムス」を飲んでいる人もたくさんいますね。

ピムスに初挑戦してみましたが、かなり甘口だったのでわたしはあまり好きになれませんでした。
ホロ苦のなんだろう…
カンパリともまた違うリキュールベースで、オレンジときゅうりが入っています。
(きゅうりは入っている意味がないくらい、味も香りもない)
ここはやっぱりビールですね!!!
暑い屋外で昼間っからビールを飲むという、この上ない幸せ!
わたしは2日目に
- 大坂なおみ選手のプレーを生で見れた記念
- 初戦突破の祝杯として
先ほど紹介した「フードヴィレッジ」で、こちらでは定番のビール「ステラ」を飲みました。
ほかにもアルコール類は色々選べます。
- ピムス・・・£8.50
- ステラ・・・£5.80
- カムデン・ペールエール・・・£5.60
- シードル・・・£5.80
- バス・ペールエール・・・£5.40
今考えるとほんとにピムスがこんなに高いの!?と思うのですが、個人的に大好きなバス・ペールエールが一番安いという衝撃を受けつつ、まあ仕方ない。
ウィンブルドン価格…!
ほかにも
- ギネス
- 赤ワイン
- 白ワイン
- シャンパン
といったお酒もあちこちで売っています。
お気に入りの選手が勝ったときにはぜひ、おいしいお酒で祝杯をあげましょう!
ウィンブルドン選手権の限定グッズ

ウィンブルドンは毎年行われるお祭りみたいなもの。
なので、毎年限定で公式グッズが発売されます。
限定といってもその年の年号が入るだけなのか、ちょっとデザインが変わるくらいなのかは定かではありません。
まあしかし、会場内の浮ついた雰囲気とお気に入り選手が勝ったときはヤバイです。
テンションが上がっていらないグッズを買いそうになりますw
しかし、個人的にはグッズは総じてそんなに高くないな、という印象でした。
グッズを売っているショップは何箇所かありますが、大きなところへ行けば1ヶ所で全商品を網羅できます。
地図でいうとNo.1コートのショップが一番大きく、品揃えが豊富でした。
夕方6~8時くらいの遅い時間になると帰宅時間と重なって混雑するので、お土産はできれば早めの時間にチェックしておきたいですね。

ウィンブルドンに来たらなにかしら欲しくなる
わたしは
- テニス好き
- スポンサーであるPOLO(ラルフ・ローレン)
- ポロシャツ
も好きなので、物欲がヤバかったです。
とはいっても、そこまでテニスに興味がなくても、ウィンブルドンに来たんだからなにか記念にほしいなぁと思うのが人間。
例えばこんな「いかにも」なエコバッグは£8です。

意外とかわいいですよね。
白は日本で普段遣いしても違和感なさそうです。
こんなクオリティでこの値段とる!?っていうのが西洋の文化なので、£12くらいはするかな~と思いましたが意外にもお手頃価格。
ちなみに、選手からサインをもらう場合、テニスボールは日本で買った方が圧倒的に安いです。
現地で買えるボールは
- 試合球
- ウィンブルドンデザイン
で特別感がありますが、1級600円くらいしましたから…
しかしながら、めちゃクソかわいいのは子供用の服ですね!これはお土産に買いたくなる。
女の子用のノースリーブの白ポロが鼻血モンでした。

これもそんなに高くなく(といっても安くもない)£25とかそんなもんでしたよ。

スポーツということでタオルは定番ですね。
でっかいビーチタオルが£24。
2色セットになったハンドタオルもあります。

この左側のトートバッグはウィンブルドンらしさがありながらも、普段遣いできますよね。
「緑×紫」がウィンブルドン選手権のテーマカラー!
学生だったら右側のトートでウィンブルドンアピールしたかったな…
定番かつ実用性があるマグカップはどちらのデザインも£10でした。

持ち帰るのにスーツケースの中で場所を取りがちですが、年号も入っているので「記念っぽい」お土産になりますね。
ロンドンの夏を楽しむ!マレーマウントでピクニック

ウィンブルドンは
- センターコート
- No.1コート
- No.2コート
- No.3コート
という「花形」コートで試合を観ることがステータスというか、ファンにとっては憧れになっています。
これらのコートでは世界ランキング上位の有名な選手の試合が行われるため、テニス好きならば「人生に一度はセンターコートで観戦したい!」と思うもの。
花形コート以外でウィンブルドン大会らしい一面といえば、ビッグスクリーンの前で試合を楽しむ人たちではないでしょうか。
ウィンブルドンの会場内には大きなスクリーンが設置されており、
- 試合の進行状況
- 試合結果
- ハイライト
- 注目試合の生中継
をみることができます。
先ほど紹介した番号が若いコートに入るにはより高いお金が必要になるので、よっぽど観たい試合がある!という場合でない限り、ビッグスクリーンで試合を楽しむ人も多いです。
ここは小高い丘になっており、一面が芝生で覆われています。
イギリス人というか西洋人は日光&ピクニックが大好きなので、ウィンブルドンでも芝生の上でお酒を飲みながらテニス観戦。
この小高い丘は、快挙を成し遂げたイギリス人テニス選手「アンディ・マレー」にちなんで、マレー・マウントと呼ばれるようになりました。
みんなピクニックラグやらシャンパンやら持参で、思い思いのスタイルで夏を満喫しています。
ビッグプレーが起こるごとにその場が湧き上がるので、ここで観戦するのも十分に楽しいですよ。
- 日に焼けたくない
- 暑い
といって日陰にこもっているのはアジア人くらい。
ウィンブルドンにきたらぜひロンドンっ子にならってピクニックを楽しみましょう。
ひと言でいうと「ウィンブルドン選手権=ディズニーリゾート」

ウィンブルドン選手権の会場で過ごしてみて感じたのは、ウィンブルドン大会は日本でいう東京ディズニーリゾートだということです。
- ハマる人はハマる
- クオリティの高い体験を買える
- 大人も子供も関係ない
- 好きな人にはたまらない
- ひとつの国のような世界観
- 一生モノの思い出になる
- 国内独自の物価が存在する
- (そこそこ)クオリティの高いサービス
- 思い出を持ち帰る
このようなポイントはまさに「ウィンブルドン=東京ディズニーリゾート」そのものです。
さらに、センターコートやNo.1コートで試合を観るとなれば、ディズニーリゾート以上のお金がかかります。
しかし、
- ウィンブルドンという雰囲気
- 夏のロンドンらしさを楽しむ
ためのイベントとしては、これ以上のものはありません。
それを考えると、ウィンブルドンの入場料が高いとは思わないし、むしろ元値を考えればこんな安いチケット代で有名選手を観れるということに感謝せねば。
無料で配られるガイドブックからしても、かなりお金がかかっていることが伺えます。
↓しっかり硬い紙で作られていて折れにくいうえに、とても立派ですよね。

夏にロンドンを訪れる人はぜひウィンブルドンへ行く予定を組み込んでいただきたいですね。
急に当日行くことになった!という場合でも、有名選手の試合を観れるチャンスがあるのはウィンブルドン大会だけですよ。
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