イギリスに住んでいるcarlyです。
わたしはこれまでにイギリスへは4回ほど訪れており、ほとんどヒースロー空港を利用していますが、中心地への行き方はさまざま。
とはいえ、どんな方法が早く着くのか、どの方法が一番安く済むのかなどを英語で調べるのは大変だし、時間もかかりますよね。
ということで、今回はイギリス・ロンドンのヒースロー空港から、中心地までの行き方を比較しながらまとめていきます。
予算や時間、自分のコンディション(体調や荷物など)と相談して、自分に合った方法でロンドンへ向かいましょう。
ヒースロー空港からロンドン中心地まで行く6つの方法

ではさっそく、ロンドン中心地へ行く方法を6つあげてみたいと思います。
- バス(ナショナルエクスプレスコーチ、メガバスなど)
- ヒースロー・エクスプレス
- ヒースロー・コネクト
- 地下鉄
- タクシー
- 送迎サービス
ざっくりあげるとこんな感じですね。
では、それぞれについて詳しく解説していくとしましょう。
空港から市内まで行く方法①高速バス
一番コスパに優れているのが、高速バスです。こちらでは「コーチ」と呼びます。
ロンドン・ヒースロー空港からロンドン市内まで行くバス会社はいくつかありますが、最も安ければ片道たったの£5で済みます。
- ナショナルエクスプレスコーチは、£7.5~£10
- メガバスだと£5が多い
という感じですね。
しかも最短で、35分で市内まで行けますし、確実に座れるというのもポイント。
バスなら荷物は預けられるし、目的地まで乗っていればいいだけなので、とても楽ですよね。飛行機の長旅で疲れた体にはとてもありがたいです。
もちろん、空港からロンドンだけでなく、
- ケンブリッジ
- ブリストル
- ブライトン
- ボーンマス
- エクセター
など、郊外の大型都市へのアクセスも可能です。
バスの中はWi-Fiがついているので友達や家族に連絡をとるも良し、Twitterやニュースを眺めるも良しで、小一時間の旅も飽きずに済みますね。
ヒースロー空港のバス乗り場が、バスが多くてちょっとややこしいですが、それ以外は予算・楽さを考えてもパーフェクトな方法ではないでしょうか。
安くバスに乗るには事前予約が必須なので
こちら両者の公式ページから予約しましょう。
バス会社によって市内への到着場所が変わるので、自分の滞在先と相談して決めることをおすすめします。ロンドンは地下鉄の駅にもエレベーターがない、というのはザラなので、バスを降りて電車に乗り継ぐとなると大変です。
そして、高速バスにはデメリットもあり、バスが来なかったり予約できていなかったり、到着予定時刻が遅れやすかったりします。
時間に余裕があって、体を無理させずに市内まで向かいたいという人向けの方法ですね。
空港から市内まで行く方法②ヒースロー・エクスプレス
ヒースロー・エクスプレスは、日本でいう成田エクスプレスです。
その名の通り、どの方法よりも一番早くロンドン市内へ行くことができます。
ヒースロー空港からロンドン市内(パディントン駅)まで、15分で行けるのが魅力なのですが、なにしろ値段がけっこう高いのです
- 片道オンピーク(月から金の朝7~10時、午後4時~7時)£25
- 片道オフピーク(上記以外の時間)£22
- 往復 £37
Wi-Fiも完備で各席に電源もついているし、車内がキレイでセレブ気分なのですが、とにかく高いですよね。
往復切符は1ヶ月間有効(2016年時点)なので、ぜひ。
チケットはオンラインで事前に買うと、上記の値段になります。当日買うと少し高くなってしまうので、オンラインで事前に予約しておきましょう。
チケットの受け取りも、クレジットカード決済を済ませれば機械で簡単にできますよ。
ヒースロー・エクスプレスは15~30分に1本くらいの頻度で走っています。
電車なのでバスと違い、時間どおりに発着するので、時間がない人やなるべく早く市内へ行きたい!という人向けの方法です。
空港から市内まで行く方法③ヒースロー・コネクト
ヒースロー・コネクトは、ヒースロー・エクスプレスの簡易版というか、もう少し停車駅が増えた分、値段が安くなるという仕様です。
ヒースロー空港からパディントン駅に行く場合
- 片道£10.30
- 往復£20.70
となっており、30分ちょっとで到着します。
こちらも電車なので、予約したバスが来なかったり、到着時刻が読めなかったりするリスクがありません。
ヒースロー・コネクトに関しても、こちらの公式ページから事前に予約しておくことで窓口に並ぶことなく、チケットをスムーズに受け取れますよ。
値段は抑えたいけれど、バスみたいに予測不能なものは使いたくない、という人におすすめです。
空港から市内まで行く方法④地下鉄(tube|underground)
ヒースロー空港からロンドンの市内まで、地下鉄を使うこともできます。
ヒースロー空港はピカデリーラインの西側、ゾーン6に位置しており、ロンドン中心地(ゾーン1)まで行くと、オイスターカードを使った場合の価格は以下の通り。
- 片道オンピーク(月から金の朝6:30~9:30)£5.10
- 片道オフピーク(上記以外の時間)£3.10
オイスターカードを持っておらず、紙のチケットを買うと倍くらいします。
ロンドンでは、オイスターカードを使う前提で値段が設定されているので、紙のチケットだと大損するのですね。
ロンドンではオイスターカード必須なので、持っていない方は空港で手に入れておきましょう。
地下鉄は時間がかかってもいいので、お金をなるべく節約したいという人におすすめです。
空港から市内まで行く方法⑤タクシー
ヒースロー空港にももちろん、タクシー乗り場があるので、飛行機を降りたままその足でタクシーを拾うことも可能です。
ただイメージの通り、タクシーは一番お金がかかる方法でもあります。
お金がかかる割には、交通状況によってどのくらい時間がかかるかは分からないですよね。
ちなみにヒースロー空港に来ているタクシーは、すべてきちんとしたブラックキャブなので、ぼったくりの被害にあうことはなさそうです。
早ければ30分ほど、道が混んでいたりすれば1時間くらい見ておいた方がよいでしょう。
料金もそのときの状況で変わりますが、£50~80くらいでしょうか。目的地の目の前まで行けるというメリットは大きいですが、なにせお金がかかります。
セレブな方におすすめします。
空港から市内まで行く方法⑥送迎サービス
タクシーと同じように、車で迎えに来て目的地まで連れて行ってくれる個人のサービスがあります。
空港の到着ゲートに、名前の紙を掲げている人が何人か待っているのを見たことがあるでしょう。
あれはみんな個人の送迎サービスの運転手です。
語学学校へ通う人やビジネスで訪れる人は使う機会があるかもしれませんが、旅行者にはあまりポピュラーではないかもしれませんね。
値段は様々ですが、一台あたり£20くらいからで£70~80くらいが相場でしょうか。
グループでお金を分け合えるのであれば、安く・楽に済ませられる方法かもしれません。
あとは、高級ホテルに泊まっている場合だと、有料や無料の送迎サービスを使えることもあります。どちらにしても
- お金に余裕のある人
- 荷物が多くて楽に移動したい人
- グループでお金を出し合える場合
などにおすすめです。
できるだけ節約したい人は地下鉄を使おう

以上のことから、とにかく節約したい派な人は地下鉄に乗りましょう。
ヒースローコネクトやヒースローエクスプレスは、パディントン駅からさらに地下鉄代もかかりますし。
ホテルまで乗り換えがある場合は荷物が多いと大変ですが、短期の旅行者なら乗換なしの駅にしぼって泊まるところを探す、という方法もありますよね。
ロンドンは交通費がバカ高いので、少しでもお金を節約したいなら、このように戦略を立てることも必要かもしれません。
ヒースロー空港からゾーン1までは、だいたい1時間。
地下鉄はスマホの電波が届かないので、乗り換えは前もって調べておくことをおすすめします。
ただし、ロンドンの地下鉄は車両がとても狭いので、通勤時間帯などに大荷物を持って乗り込むと、肩身の狭い思いをするかもしれません。
お金はかけたくないけど、疲れているので早く市内へ行きたい

日本から発着する便は、ロンドンに早朝に到着する便も珍しくありません。というか、どんな時間に着こうが長旅で体は疲れているものです。
できるだけ早くホテルへ行ってリラックスしたい、という人も多いでしょう。でもお金はなるべく節約したいですよね。
そんな人には、ヒースロー・コネクトか高速バスをおすすめします。
- お金を優先・・・高速バス
- 早さを優先・・・ヒースロー・コネクト
こんな感じが目安ですね。
高速バスは市内まで1時間かからない程度ですが、交通状況などによっては大幅に遅れることもあります。
その点が心配であれば、ちょっと安くしつつも時間は約束されるヒースロー・コネクトがおすすめです。
ヒースロー空港から市内までは自分の好みに合わせて移動できる

以上のように、ヒースロー空港からロンドン市内までは6つの方法で移動できます。
簡単にまとめると、以下のようになります。
- 安さを最優先したい・・・地下鉄
- そこそこ安く、そこそこ楽に・・・ヒースロー・コネクト
- 早さを優先したい・・・ヒースロー・エクスプレス(時間帯によってはタクシーや送迎サービス)
- 楽さを優先したい・・・タクシー、ヒースロー・エクスプレス、送迎サービス
飛行機での12時間は、映画を見たり眠ったりして過ぎてしまえばあっという間ですが、なにもしていなくても体は疲れています。
時差ボケがひどくて体調を悪くすることもありますし、無理をしすぎると観光や大切な用事を済ませられない、なんてことにもなりかねませんよね。
以上の方法を参考に、ロンドンで体調を万全に有意義な時間を過ごしましょう。