持たない暮らしを心がけるカーリーです。
自宅でヨーグルトを手作りするとき、どんな種菌を使ったらいいのか、上手に作れる方法はないのか知りたいですよね。
手作りヨーグルトは失敗しやすいと聞きますから、危険因子は最初から潰しておきたいもの。
いくら牛乳と種菌とはいえ、タダではありませんからね。
そこで今回は、失敗しないヨーグルトを手作りする方法を紹介します。
この記事を読んで、失敗しないヨーグルトの作り方をマスターしてください💡
おすすめの種菌も紹介するので、あなた好みのヨーグルトで節約と腸活をスタートしましょう。
ヨーグルトを失敗せずに作る方法|ヨーグルトメーカー

家庭でヨーグルトを手作りするなら、ヨーグルトメーカーを使いましょう。
ヨーグルトメーカーは一定の温度を一定の時間 保ってくれるので、季節を問わず安定しておいしいヨーグルトを作れるのがメリットです。
ヨーグルト作りを失敗する原因は温度管理の難しさにあります。
『常温』は一年中いつも違うので、いつも同じ硬さや酸味のヨーグルトを作るのはプロでも無理です。
そこでヨーグルトメーカーを使えば、ボタンひとつでヨーグルトが作れちゃいます。
従来のように何時間もつきっきりになる必要がなく、ヨーグルトを作りながら家事や仕事ができるので、手間はないも同然です。
朝に出来たてのヨーグルトを食べれば、お家で高級ホテルの朝食気分が味わえますよ✨
ヨーグルトを手作りするときの注意点

家庭でヨーグルトを手作りする場合は、以下の点を頭に入れておきましょう。
- 作るのも食べるのも自己責任
- できる最大限のこと『消毒』
忘れがちですがとても大切なことなので、それぞれ詳しく説明しますね。
自家製ヨーグルトの注意点1.作るのも食べるのも自己責任
お家でヨーグルトを作る場合、すべては自己責任です。
食べてお腹を壊して入院しても死亡しても、賠償金を請求する相手はいません。
「温かくしておけばヨーグルトは増える」という安易なイメージとは裏腹に、市販のヨーグルトはドン引きするくらい徹底した管理の元で作られています。
すべては安全と品質維持のためです。
手作りヨーグルトは余計なものが入っていなくて、安全に見えるかもしれません。
しかし、一方では「市販のヨーグルトは余計なものが入っているからこそ安全」という見方もできます。
家庭のような激甘な衛生管理では、知らないうちに
- サルモネラ
- ノロウイルス
- 黄色ブドウ球菌
- カンピロバクター
- 腸管出血性大腸菌
のような食中毒を引き起こす菌やウイルスを増殖させてしまうことも。
手作りヨーグルトを食べる場合は
- 最大の衛生管理を行った上で作る
- 体調を崩したときの対策をしておく
などすべて『自己責任』で行いましょう。
自家製ヨーグルトの注意点2.できる最大限のこと『消毒』
食べて安全なヨーグルトを手作りしたいと思ったら、できる最大限のことは『消毒』です。
煮沸や熱湯、アルコールなどを使って器具や手、調理台をすべて消毒します。
雲泥の差がある
- 市販のヨーグルトが作られる環境
- 自家製ヨーグルトが作られる環境
をなるべく近づけようと思ったときに、家庭でできることは『消毒』だけ。それ以上でも以下でもなく、それでも完ペキじゃないのが家庭の域ですね。
100%の衛生と安全を求めるなら、市販品に勝るものはありません。ネットでまとめ買いすればかなりお得ですしね。
家庭でヨーグルトを手作りする場合、器具や手の消毒は必ず行うことを忘れずに!!
ヨーグルトメーカーでヨーグルトを手作りする方法

ヨーグルトを手作りするのに必要なのは
以上の3つです。
容器はヨーグルトメーカーを買えばついてくるので、新しく買い足す必要はありません。
手作りヨーグルトの作り方は以下の通りです。
- 容器と器具、手を消毒する
- 容器にミルクと菌を入れて混ぜる
- 発酵させる(42℃で5~15時間)
- 完成! 冷蔵庫に入れて冷やす
使用する種菌やミルクによって時間や温度設定が異なりますが、大まかな流れは同じです。
牛乳アレルギーや乳糖不耐症でもヨーグルトが食べられる|植物性ミルク
ヨーグルトは牛乳で作るのが一般的ですが
などで代用すれば、牛乳アレルギーや乳糖不耐症の人でもヨーグルトを食べられます。
日本ではあまり馴染みがないですが、住んでいたロンドンではとても一般的でした。
わたしは動物性の脂肪を避けたいので、植物性のミルクでヨーグルトを作っています。
豆乳で作る場合は、牛乳をそのまま豆乳に置き換えればOKです。
アーモンドミルクやココナッツミルクは牛乳よりたんぱく質が少なく固まりにくいので、豆乳や牛乳を加える必要があります。
今ココナッツミルクヨーグルトを研究しているので、レシピが完成したら紹介しますね👍
ココナッツミルクヨーグルト
(COYO)を作ろう🌟の会【第一回目】
ココナッツミルク800mlに対して2袋のプロバイオティクス、42℃で15時間➡︎失敗(サラサラ液体)
【第ニ回目】
ココナッツミルク800ml、豆乳300ml、プロバ2袋、42℃で16時間➡︎改善(ゆるめの飲むヨーグルト)
— カーリー⛱ 楽して生きる (@_kar_lie_) 2019年6月30日
ヨーグルトを種菌として使う or 種菌を買う
種菌はお好みで
- 市販のヨーグルト種菌を使う
- 市販のヨーグルトを種菌として使う
場合がありますが、わたしはいつも市販の種菌を使います。
市販の種菌は一回分が個包装されてるので、新鮮な菌で安定したおいしさのヨーグルトが作れますし、衛生面でも安心です。
市販のヨーグルト【R-1】を種菌として使えば安上がり?
市販のヨーグルトを種菌として使う方法はとても一般的です。
なので「R-1を家でエンドレス培養すれば安上がりだよね」と考える人がいます。
しかし
- 市販のR-1ヨーグルト
- 牛乳にR-1を混ぜて発酵させたヨーグルト
は同じではありません。
以下、明治の回答を参考にしてください。
プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。
ただし、プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1乳酸菌が作り出すEPS(多糖体)の量は、原材料や発酵条件等により異なります。
一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。
そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。
そりゃそうですよね。
そもそも、ヨーグルト菌によっては無酸素でないと培養できないなど、家庭で増やすには難しい菌も多いです。
とはいえ、市販品を毎日買うと大きな出費になるので、節約として家庭でR-1を培養するのはアリだと思います。
『プラシーボ効果』を狙いましょうw
手作りヨーグルト|おすすめの種菌と選び方

ヨーグルトの種菌にはたくさんの種類があるため、好みの菌を選ぶ必要があります。
簡単な選び方は
- 菌によって選ぶ
- 食感や味わいで選ぶ
どちらかです。わたしは今『プロバイオティクス GBN1』を使っています。
次は『プロバイオティクス LKM512』を使ってみる予定です😉
手作りヨーグルトの種菌|菌の種類で選ぶ
ヨーグルトは
- R1
- LG21
- 恵ガセリSP株
- カスピ海ヨーグルト
- ブルガリアヨーグルト
のように、商品名を見ればおおよその菌の種類が予想できます。
菌によってわたしたちの体への影響が異なるので、自分がヨーグルトにどんな効果を求めているかによって選ぶ方法です。
専門家ではないので効果について明言しませんが、ネットで調べればすぐに分かります。
例えば、わたしの例だと
- 便通を良くしたい
- 肌荒れを良くしたい
という目的があるので、ビフィズス菌が入っている以下の菌を選びました。
手作りヨーグルトの種菌|食感で選ぶ
ヨーグルトの種菌によって食感を変えられます。ざっくり分けると
- 豆腐のように滑らかな塊 →ブルガリア
- とろとろ 飲むヨーグルト →カスピ海
という感じです。
菌によってヨーグルトの食感が変わるため、各社ブランドは色々な菌を混ぜてオリジナルの食感を生み出しています。
豆腐のような固形のヨーグルトが好みなら
が良さそうですね。
飲むヨーグルトのようなサラサラが好みなら、カスピ海ヨーグルトの種菌を選びましょう。
ヨーグルトメーカーで節約しつつおいしいヨーグルトを味わおう

ヨーグルトメーカーを使えば、一年を通して安全でおいしいヨーグルトを手作りできます。
季節によっては常温や人力でも作れますが、ボタンひとつで済むヨーグルトメーカーを使わない理由はありませんよね。
ココナッツミルクヨーグルトは15時間かかりますから、人力では無理です…
ヨーグルトメーカーは決して安くないですが、ヨーグルトの他にも
- 甘酒
- ハム
- チーズ
- パンの発酵
- ローストビーフ
なども作れるので、1台あると料理のレパートリーがかなり広がります!
節約しつつおいしいヨーグルトを味わえて、新しい料理にも挑戦できるなんて最高ですね。
ぜひヨーグルトメーカーでヨーグルトを手作りしてみてくださいね。