【電子書籍】kindleのメリットを徹底解説【紙の本よりメリット大】

読書が好きな人なら一度は考えたことのある電子書籍リーダー「kindle」。しかし、ほしいけれどちょっと高いから迷う!と、一歩踏み出せない人も多いのでは?

わたしも同じ意見でした。

子供の頃から「本といえば紙」なので、紙以外のもので本を読むって不自然に感じますよね。

紙の中に書かれた世界にあこがれや夢を持って育ったので、いくら電子書籍リーダーにメリットがあろうとも、なかなか紙の本から離れるという決断ができませんでした。

わたしと同じように「紙の本」という物体が好きな人はわかると思うのですが、

  • 紙の質感
  • 「モノ」を持っている感(所有欲を満たす?)
  • 新しい紙のニオイ
  • ページをめくる動作
  • 本屋で本を選ぶ

というところが本の魅力なのはないでしょうか。

しかし、わたしは引っ越しをキッカケに思い切ってKindle Paperwhiteを購入。

とても満足しているので、今回はKindle Paperwhiteを使うメリットとデメリットを紹介します。

 

こちらの記事を読んでもらえれば、紙の本にはないKindleのよさが分かってもらえるはず。

Kindleを使えば紙の本にはないメリットが得られるので、今までよりストレスなくより多くの本を読めるようになりますよ。

Kindle Paperwhiteを持つ15のメリット

わたしが購入したのは、Kindle Paperwhite(白)です。

今回はこちらの商品目線で紹介していきますが、ほとんどのKindleに当てはまるので、Kindleのどのシリーズを買えばいいか迷っている人も読み進めてくださいね。

まずは、紙の本からKindleに乗り換えるべきメリット15個からいきます。

 

1、Kindle Paperwhiteは紙の本より軽い

電子書籍リーダー「kindle」には色々なシリーズがありますが、わたしが選んだKindle Paperwhiteはたったの161gです。

これは一般的な文庫本1冊分の重さと同じくらい。

これくらいの重さであれば、ベッドで寝転がりながらでもラクに読書できます。

持ち運ぶときも、いつもと同じカバンに文庫本が1冊入っているのと同じですから、電子書籍リーダーに変えたからといって荷物が重くなることがありません。

これは、肩こりや腰痛に悩んでいる人は気になるポイントですよね。

 

いつも本を読むのが習慣になっている人であれば、カバンに本が1~2冊入っているのは当たり前。

Kindle Paperwhiteはそれと同じ感覚で本を持ち運べるのです。

また、わたしがKindleを気に入っているのはその軽さだけではありません。

紙の本をカバンに入れて持ち運ぶとき、急いでモノを詰め込んでしまったせいでページをぐしゃっと潰してしまった経験はありませんか?

Kindleならページが折れたりカバーが汚れたりするのを心配する必要がないんです。

 

わたしはこれ↓を使っていますが、カバーをすればカバンの中でも画面が傷ついたり勝手に操作されてしまったりする心配がありません。

Kindle Paperwhite本体はとてもコンパクトだし、読み終わったままフタを閉じればそのままスリープになるところがいいですね。

再び読むときはフタを開けるだけで続きから読めるので、とにかくスムーズ。

しかも、上記で紹介したカバーはフタがマグネット式になっているので、パカパカ開く心配がありません。

 

2、文庫本1冊分の重さに数百冊の電子書籍

kindleは文字をデータ化して、デジタルで表示するための道具です。

その特性を活かして、一度ダウンロードした本は消さない限りずっとkindleの中にしまっておけます。

つまり、kindleを持っているということは、一度に大量の本を持ち歩いているのと同じ状態なのです。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] まさにドラえもんの四次元ポケットの書籍バージョン![/speech_bubble]

かりに文庫本を10冊持ち運ぼうとしたら、両手じゃないと持てないどころか家を出る前にギブアップですよね。

 

しかし、kindleならひとつの端末の容量が許すかぎり、自分の家の本棚を持ち歩いているのと同じ状態になるんです。

リアル歩く図書館ですね…!

急にある本が読みたくなったときや、今読んでいるのとは違う本が読みたくなったときは、わずか数タップで呼び出せてしまいます。

本棚の前をウロウロしてかがみ込んでのぞく必要もありません。

姿勢や目線を変えずに、手の中で自分の本棚から本を選べるのはものすごい快感ですよ。

 

3、ミニマリストへの近道!引っ越しも楽チン

もう気づいているかもしれませんが、Kindleに乗り換えて紙の本がいらなくなれば、自分の家に本棚がいらなくなるということです。

紙の本を読むのはいいのですが、どうしてもスペースをとってしまいますよね。

  • また読み返したい本
  • 長年続いているシリーズ本
  • 自分の専門分野の本
  • いつか役に立つかもしれない本

こんな感じで、いつまでもクローゼットの奥底に眠ったままの本がどれくらいありますか?

紙の本は捨てるか売るかしないとなくならないので、大量の本は引っ越しや老後の身の回り整理(終活)のときには厄介者でしかありません。

 

しかし、Kindleに変えた瞬間から、紙の本が増えることはほとんどありません。

年に数冊は増えるかもしれませんが、今までの比ではないでしょう。

紙の本は捨てるのが大変なので、無意識のうちにどんどん溜まっていきます。それが最終的には自分の首をしめることになるんです。

転勤族や旅人でないにしても、Kindleに乗り換えて持ち物を減らすということは執着心を減らし、心を軽くするのにも役に立ちますよ。

 

4、気になった文章にはラインを引ける

読書好きの人の中には、気になる部分や役に立ったフレーズを手帳やノートに書く人もいますよね。

マーカーで色をつけたり、なにかを書き留めたりする人も多いのではないかと。

わたしもそうでしたが、Kindleは電子だからそこまでできないでしょう!と思っている人も多いかもしれません。

しかし、kindleには「ハイライト」という機能があり、紙の本と同じようにマーカーで線を引けるのです。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] この機能にはけっこう驚きました。[/speech_bubble]
  • 気になったところ
  • 覚えておきたいところ
  • 重要な部分

などをドラッグすれば、色付きで強調線(ハイライト)を引けます。

しかも読み進めていると「○人がハイライト」というように、この文章を何人がハイライトしているかを教えてくれるおまけまで。

 

5、シェア機能でハイライトを共有

マーカーで気になる部分にラインを引いたはいいものの、そのままでは読みたい部分を探すときにはまたページをめくることになります。

そこで使うのが「シェア機能」です。

この機能はWi-Fiでネットをつなげば上記で紹介したハイライトを

  • メール
  • Facebook
  • Twitter

に飛ばすこともできます。

ふだんから読書日記をつけている人にはもちろん、ブログで書評を書いている人にも役に立ちますね。

 

6、辞書でわからない言葉の意味を調べる

これは紙の本にはない、電子書籍リーダーならではの機能ですね。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] かゆいところに手が届く感覚、とても快感![/speech_bubble]

難しい単語はもちろんカタカナのオンパレードというときにも、ワンタッチで意味を調べられます。

ネットに繋がっていることが条件ですが、英語の意味を調べられるというのがハンパなくいい。

 

意味だけでなくウィキペディアの情報まで引き出してくれるので、情報をスムーズに飲み込みながら読書できます。

今まではわかったフリをしていた言葉でもサクッと意味を調べられるので、なんだか博識になった気分。

 

7、いつでもどこでも気軽に本が買える

ネットに繋がっていれば、24時間365日いつでも本が買えます。

通販は本が届くまで1~3日は待たなくてはなりませんし、本屋はその日に読めますが、本屋まで行く体力と時間が必要ですよね。

Kindleストアでワンタップで本が買えると体力や時間がムダにならないので、読書にすべてのエネルギーを注げるのです。

これはわたしのようなものぐさな人にだけでなく、仕事で忙しい人が読書の時間をキープするのにも役に立ちます。

 

8、興味がなかった分野の本にチャレンジし始める

上記で触れたように、Kindleは本を買うことのハードルを一気に下げるアイテムです。

そのためなにが起こるかというと、今まで読もうと思ったことのないような分野の本を手にとるようになります。

Kindleストアでは、今売れている人気の本にくわえておすすめの本がピックアップされるので、自分では絶対に買わないようなジャンルの本も表示されるのです。

読まない本を表示されても邪魔なだけでは?と思うかもしれませんが、読書がそこそこ好きな人であればつられてタップしてしまうでしょう。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] それはむしろラッキーなんですよ。[/speech_bubble]

自分が興味ある本だけ読むということは、情報が偏りまくるということ。

Kindleがおすすめしてくれる本を読むと勉強になるし、世の中のことを少し知れた気分になります。

わたしはKindleのおかげで

  • こんな経験をしている人が世の中にはいるんだ
  • こんな考え方があるのか
  • 今まで知らなかったけど、これが一般的なのか
  • こんな方法もあるのか
  • こうすればもっと良くなりそうだ

というふうに、自分の視野や考え方が広がっていくのを実感しています。

 

9、文字の大きさが調節できる

Kindleでは文字の大きさを、好みで大きくしたり小さくしたりできます。

これは電子書籍リーダーならではのメリットですね。

ページをめくる作業が増えますが、文字を大きくすれば目が悪くても裸眼で読めますし、目が疲れにくくなります。

目がいい人にとってはスクロールする回数が減るため、より文章を読むのに集中できるというわけです。

 

つまり、Kindleは若い人~年配の人の目に同時に対応できるということ。

親世代に本をプレゼントしたいと思っても、

  • 目が悪くて(老眼)読めないよな
  • メガネか老眼鏡も一緒にプレゼントする?

と回りくどいことになりかねません。

Kindleであればどんな人にプレゼントしても、表示される文字をその人が読みやすい大きさに調節できるので、相手の目が悪いということを心配する必要がないのです。

これなら読書好きの親御さんや、老後の身の回り整理(終活)で本が増えるのを心配している親御さんに安心してプレゼントできますよね。

 

10、Kindleストアで試し読みができる

本屋で本を選ぶとき、

  • タイトル
  • 価格
  • 表紙のデザイン
  • 目次
  • 本文(プロローグ)

などをザッとみて買うかどうかを決める人が多いでしょう。

Kindleはオンラインなので「試し読み」なんてできないよね?と思っているあなた。

まったく心配ありません。Kindleではほとんどの本が試し読みできるのです。

 

本によって試し読みできる箇所は変わりますが、ほとんどの本では

  • 表紙
  • 目次
  • 本文の数ページ

を見ることができます。

事前に中身を確認できれば、

  • タイトルは面白そうだけど、中身はどうだろう
  • この2冊は似ているけど、どう違うかな?
  • この本、気になるけど文体はどんな感じかな

などというように、本屋で本を選ぶときと同じように本を吟味できてしまいます。

確かに、本屋のように表紙が平積みになっていて、そこからビビッときたものを選ぶというのは難しいですが、ほとんど同じ感覚で買うべき本を見極められるんです。

これなら、買ったあとに失敗した~!おもしろくない… と後悔することもありません。

 

11、Kindle Paperwhiteの充電は1週間に1回ほどでOK

Kindleは電子機器なのでもちろん、定期的に充電する必要があります。

しかし、Kindle Paperwhiteの電池の持ちはハンパなくて驚きます。

iPhoneやAndroidなどのスマホは1日に1回は充電しなくてはいけませんが、その感覚でいくとKindle Paperwhiteはまったくといっていいほど充電を必要としません。

1日に1時間、毎日本を読んだとしても1週間に1回の充電で十分なのです。

1年以上使っている現在もその頻度はほとんど変わっていません。

 

1週間ほどの旅行のときは、出かける前にフル充電しておけば帰ってくるまで充電しなくてもいけます。

これだけ充電が持つのであれば、急にどこかに出かけるときや約束ができたというときでも安心。

充電をこまめにしなきゃ!という考えから解放されるだけで、かなりストレスが減りますよね。

 

12、日本語より英語の本が多く、英語の勉強にも使える

アメリカからやってきたAmazonが展開するKindleは、和書よりも洋書の数がすごいんです。

2018年5月現在、Kindleストアにはおおよそ以下の冊数が。

  • 洋書は600万冊以上(英語は400万冊以上)
  • 和書はおよそ60万冊

英語の本が400万冊だとしても、和書と比べればその比は歴然です。

日本語だと得られる情報はだいぶ限られてしまいますが、英語がなんなく使えればよりKindleを使い倒すことができますね。

 

しかも、英語の本を読むと、英語の難しい単語を簡単なワードに置き換えてくれる機能が使えます。

中学英語ではこの機能を使っても洋書を読むことはできませんでしたが、読み書きに自信のある人であれば英語の本もスラスラと読めるのでしょうね。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] わたしもいつかはそうなりたい…[/speech_bubble]

 

13、Kindleストアは紙の本を買うより安い

電子書籍はデータなので、紙の本よりも1割くらい安いです。

当然といえば当然なのですが、1個のデータ情報でウン万冊という本を配信できるのですからね。

出版側は1つのデータをつくればあとは購入に応じてデータを配信するだけなので、紙の本を印刷しまくるよりもコストが安く済みます。

資源には限りがありますからね。電子書籍を買うということは、環境を守ることにもつながるのです。

 

しかも、電子書籍ならではのメリットは、どんな本も新品だということ。

紙の本には中古がありますが、Kindleで買った本は安くなっていても新品なのです。

Kindleストアでは

  • 月替りセール
  • 日替わりセール
  • まとめ買いセール

などが開催されているので、自分の読みたい本が対象になっているときはかなりお得に本が買えます。

もちろん、セールの対象の中から読みたい本を探すというのもありですよね。

 

14、Kindleはブルーライトほぼなしで目に優しい

パソコンやスマホなど、わたしたちの身の回りにはブルーライトが溢れまくっています。

いろいろと話題にはなっていますが、ブルーライトのなにが問題なのかというと

  • 強い光が体内時計を狂わせる
  • 眼精疲労

ということです。

最近ではパソコンから放たれる光は、紫外線を浴びるのと同じくらいの日焼け効果があるというウワサも聞きました。

とくにブルーライトは紫外線につぐ強さの光。スマホをよる寝る前にいじる人は多いと思いますが、夜に強い光を浴びるとからだが昼間だと勘違いして、体内時計が後ろにどんどんズレていきます。

すると夜寝つけなくなったり、朝起きるのがつらくなったりします。

ブルーライトは発生源から近いほど強い影響を与えるので、スマホやパソコンを夜にいじるのはかなり危険な行為であるということ。

 

一方のKindle Paperwhiteは、ブルーライトはほぼゼロ。

ブルーライトに関する記事はこちらがおすすめです。

ということで、上の画像をみるとわかるように、ほかのタブレットや電子書籍リーダーの中でも、Kindle Paperwhiteはほとんどブルーライトを発していないことがわかります。

つまり、寝る前にスマホやパソコンをいじるかわりに、Kindle Paperwhiteで読書すればいいということです。

目が疲れにくいだけでなく、眠りにも入りやすくなり目覚めもスッキリしますよ。

 

15、Kindleは暗闇でも読めるのに疲れない

Kindleは Paperwhiteは「フロントライト」という間接照明のようなやわらかい光を放っているので、目に光がダイレクトに届くことがなく、目に優しいつくりになっています。

スマホは液晶ディスプレイで画面が光を放っているので、目に光が直接届くことで刺激が強くなるんです。

そのため、スマホを暗いところで使うと目がめっちゃ疲れます。

いくらライトを暗めに調節しようとも、目にガツンと光が入ってくる感じ。

なのでわたしはJINSでつくったブルーライトカットメガネを持ち歩いています。

 

しかし、Kindle Paperwhiteなら光が目に直接入ってこないので、暗いところで読書しても目が疲れにくいんです。

しかも、この技術は紙の質感を残したまま明るさを保っており、インクと同じような本らしさがあるので、紙の本好きにもたまらないですよ。

暗闇でもちょうどいい加減の光を提供してくれ、目が疲れない読書タイムを楽しめるので、まさに寝る前の読書にぴったり。

このフロントライトはKindle(無印)にはついていないので、購入する際はKindle Paperwhiteを選ぶのが断然おすすめです!

 

【追記】電子書籍は「重複買い」を防げる

紙の本だとうっかりやってしまいがちなのが、同じ本をもう一冊買ってしまうことです。

読み終えた本をしまって、後でダンボールの中から同じ本を発見したときのガッカリ具合といったら!

Kindleストアであれば、一度買ったタイトルは二度と購入できません。

というと誤解されそうですが、Kindleストアが「あなたはこの本はもう持っているよね」と教えてくれるということです。

 

買った本は端末の中から一時的に消すことはできますが、もう一度読みたくなったら端末にダウンロードし直すだけでOK。

端末に一度に入れておける冊数は限られていますが(それでも数百冊)一度買った本は自動的にKindleが本棚を整理・管理してくれます。

読みたい本が行方不明になることもありませんし、同じ本を何冊も買ってしまううっかりミスをすることがなくなるので、お金も時間も節約できますね。

Amazonの電子書籍リーダーKindleのデメリット

Kindle Paperwhiteのメリットは思ったよりもたくさんありました。

しかし、購入してから気づいたデメリットや不便だなと思うところもあるので、そちらも共有しておきます。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] Kindleを購入する際の参考にどうぞ![/speech_bubble]

 

1、Kindle Paperwhiteはタップがイラッとする

スマホやタブレットの感度はものすごく良くできているので、自分の指が認識されないということはほとんどなくなりました。

しかし、Kindle Paperwhiteの場合はそうもいきません。

スマホの快適さに慣れていると余計にイラッとする場面が多くなります。

 

Kindle Paperwhiteの場合はスマホと違って、ちょっと強めに押し込むようにタップしないと反応してくれないのです。

しかも、ときによっては少し時差があります…

そこまで問題を感じるレベルではありませんが、スマホのすばやい顧客対応が当たり前になっているので、それと比べてしまうとイラッとは避けられないかもしれませんね。

 

2、「気軽に本が買える」でお金を使いすぎる

メリットのところで紹介しましたが、Kindleのよさは気軽に本が買えることです。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] 本屋へ行く必要がなく、通販を待たなくていい。[/speech_bubble]

時間がなかったり仕事で疲れていたりする現代人の強い味方ですよね。

しかし、これは裏を返せばいらない本を買ってしまうリスクが高まるということ。

いらない本というより、積ん読(つんどく)が増えるということですね。

セールでおもしろそうな本を見つけたり、検索とおすすめ機能によって次々と本を探してしまったりして、自分の読書キャパを越える量の本を買ってしまったり…

 

しかもKindleストアで本を買えるようにするには、クレジットカードを登録してワンタップで購入できるようにする必要があります。

このおかげで(せいで)本を買っている感覚がなくなり、どんどん本を溜め込んでしまうのです。

わたしは本を読むのはそこそこレベルのくせに、収集グセがあって本を買って満足してしまうという面があるので、気をつけないと散財します。

 

3、読みたい・ほしい本がすべてあるわけではない

kindleで購入でき本は、小説や文学に限らず

  • 雑誌
  • 新聞
  • マンガ
  • 実用書
  • エッセイ
  • ビジネス書

などなど、色々な種類があって選びきれないほどです。

しかし、その品揃えがいくらすばらしいといっても、紙の本には及びません。

 

Kindleで出版されていない本は紙で買うしかないので、完全に紙の本とサヨナラするのは難しい部分があります。

しかし一方で、大きめのムック本や図鑑などのカラフルで細かい絵が書かれているものは、紙の本として読む方が楽しいですし、読み応えがありそうですね。

 

4、中古の方が安いこともある

メリットの部分で、Kindleの本はいつ買っても新品であるという説明をしました。

しかし、「中古本」のメリットは、新品よりもKindleよりも安いということです。

  • キレイな状態で読みたいわけではない
  • とりあえず読むだけなので、安いほどいい

という人にとっては、Kindleの本でさえ高く感じるでしょう。

 

実際にAmazonで中古本を探すと、kindle本よりもかなり安いものに出会うこともあります。ずっと取っておきたい本でない限り、多少汚くてもいいから安く手に入れたいという場合もありますよね。

これはもう割切るしかありませんが、kindleには中古というものがありません。

そのためいつでもキレイな新品が手に入りますが、その分ちょっと割高になるということですね。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] 電子書籍のデータに新品というのもヘンな感じですね。[/speech_bubble]

 

5、本を読んだ気がしない

紙の本を読み終えたとき、この厚みをすべて読みきった!という達成感はひとしおですよね。

前編・中編・後編にわかれているものや、長く続くシリーズものなんかはとくに。

しかし、Kindleには厚みという概念がないので、読み終わったときの達成感を味わいにくいです。

今どのくらいを読んでいるのかは、読み終わるまでの時間やパーセンテージが表示されるのでおよそ把握できますが、厚みという感覚で感じられないのが本好きには悲しいところ。

 

「厚み」がないということは、買った時点で

  • どのくらいのページ数があるのか
  • どのくらいで読み終わりそうか

といった予測がたてられないので、先が見えないことに不安を覚えるタイプの人は要注意かもしれません。

 

6、「この辺に書いてあったよな」という感覚が使えない

これは本が好きな人でもそうでない人にも当てはまると思いますが、人間というのは少なからず空間的になんとなくのモノの位置を覚えています。

学生の頃、テストのために

  • この人物ってこのあたりのページに載ってたような気がする
  • あの公式は教科書の真ん中くらい、右ページだったはず

というように、どこに求める情報があるか探した記憶はありませんか?

けっこう当たっていることも多く、記憶として覚えやすいのでけっこう重宝する能力ですよね。

しかし、残念なことに、データである電子書籍ではこの能力が使えません。

 

もちろんある程度ページをジャンプする機能はついていますが、まったくといっていいほど行きたいページにたどり着けません。

そもそも、読みながら「今はこの本のどのあたり」というのを把握する情報が数字(パーセンテージや読み終えるまでの時間)のみだけなので、記憶にも感覚にもリンクしにくいんです。

記憶を辿りながらページをぱらぱらとめくるのが好きな人にとっては、これほどもどかしいことはありません!

これは地味にストレスが溜まるポイントですね。

 

7、空いているスペースにメモを書き込めない

Kindleでは紙の本と同じように、気になった文章をマーカーで強調することができます。

しかし、読書好きの中には感じたことや考えたことを余白に書き込みたい!という人も多いのではないでしょうか。

わたしはほとんどやりませんが、書いた方が記憶に定着しやすくなるのは確かですよね。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] しかし、Kindleではメモを書き込めません。[/speech_bubble]

なにかを書きたいときは別にノートを用意して、手書きするしかありませんね。

Kindleとメモ用のノートを2つ持ちするのって、ちょっとストレスかもしれません。

そのように、本にいろいろ書き込んで使いまくってボロボロにすることに快感を覚えるタイプの人には、Kindleは物足りないでしょう。

 

8、Kindleは1度に読めるのは1冊だけ

そりゃそうじゃん?と思うかもしれませんが、紙の本の場合は一度に2冊でも3冊でも開いておけますよね。

テレビもスマホもタブレットも、デュアルウィンドウといって一度に2つの画面を表示する機能があるはずです。

しかし、Kindleの場合は一度に開けるのは1冊まで。

今読んでいる本をやめて違う本が読みたくなったら、一度閉じなくてはなりません。

 

これは意外にも不便を感じます。もちろん、再び本を開けば途中から表示してくれますが、そうではない。

感覚でいうと、辞書を使いながら本を読めない、という感じでしょうか。

  1. わからない単語があれば、その本を一度を閉じる
  2. 新たに辞書を開き、単語を探す
  3. 意味がわかれば辞書を閉じる
  4. 先ほどの本を開いて単語と意味を照らし合わせる

というイメージで、わからない単語がたくさんあるのがわかっていても、隣に辞書を開いておくことは許されないという縛りがあるのです…

 

9、本屋のように平積みや陳列を楽しめない

読書好きや本好きには「本屋が好き」という人も多いのでは?

本屋って静かで時間がゆっくり流れているように感じるし、いろいろな本がうず高く陳列されていたり平積みになっていたりするのにワクワクしますよね。

「ビビっときたタイトルや表紙のデザインにひかれて本を買ってしまった」という経験は本屋ならではで、まるで宝探しのように楽しいです。

 

しかし、Kindleにはそういった視覚的にワクワクを味わえる瞬間があまりありません。

もちろん、Kindleストアで表紙やタイトルを眺めながら買いたい本を探すことはできます。しかし、Kindleは基本的に白黒なので、本屋ほどワクワクするような刺激を感じません。

  • 本屋で刺激を受けながら宝探しを楽しみたい
  • 視覚で直感的に本を選びたい
  • 本屋という空間が好き

という人は、Kindleを買っても本屋に通うことがやめられないでしょうね。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] わたしは買う気がなくても本屋に行きます。[/speech_bubble]

 

Kindle Paperwhiteは圧倒的なメリット

今回は、Kindleのメリットとデメリットについて詳しく紹介しました。

長くなってしまったので、ざっくりとまとめておきましょう。

Kindle Paperwhiteのメリットは

  • 紙の本より軽い
  • 文庫本1冊分の重さに数百冊の本をしまえる
  • 引っ越しがラクに。荷物が減る
  • 文章にマーカーでラインを引ける
  • ハイライトをメールで転送できる
  • 辞書でわからない単語の意味を調べられる
  • いつでもどこでも気軽に本が買える
  • 興味がない分野の本にチャレンジできる
  • 文字の大きさが調節できる
  • 試し読みができる
  • 充電は週に1回でOK
  • 日本語より英語の本が多い
  • 紙の本より安い
  • ブルーライトがほぼゼロで目に優しい
  • 重複買いを防げる
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] デメリットはこちら。[/speech_bubble]
  • タップが反応しづらくイラッとする
  • 気軽に買えるため、散財の恐れがある
  • 読みたい本がすべてあるわけではない
  • 中古の紙の本の方が安い
  • 本を読んだ気がしない(達成感が薄い)
  • 「どこに書いてあったか」を感覚で探せない
  • メモを書き込めない
  • 一度に読めるのは1冊だけ
  • 本屋のワクワク感を味わえない

 

まとめるとこのようになります。

メリットが15個(追記で16個)なのに対し、デメリットは9個でしたね。

数だけをみてもわかりますが、Kindleに変えると圧倒的なメリットがあります。

わたしも紙の本好きで、なかなかKindleを買うのをしぶっていましたが、変更した後は「なんでもっとはやくKindleにしなかったんだろう」と感じています。

 

Kindleに買えたことでカバンの中はいつもスッキリ、気分によって読みたい本を選べます。

文庫本ほどスペースをとらないので、いつもより一回り小さなカバンで事足りるように。

肩こりもいくらかマシになりましたよ。

スマホでもKindle本は読めますが、バッテリーを消耗してしまうのと目がとてつもなく疲れるので、やっぱりKindleだなと。

 

このようなところが気に入っていますが、一番いいなと思うところは、今までは読もうとすら思ったことのない本を買うようになったところです。

これまでは小説やエッセイばかり読んでいたのですが、最近では仕事術や作業効率化などのビジネス本に夢中になっています。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] Kindle Unlimitedに登録したことでレベルアップしました![/speech_bubble]

◇関連記事>>>>読書好きにはイマイチ?無料体験でわかった「Kindle Unlimitedはこんな人におすすめ」

 

このように、読書を通して世の中のことや赤の他人の人生について知り、自分の人生に活かせるというのが読書のすばらしさです。

Kindleを買ってからというもの、間違いなくわたしの考え方やものの見方は変わりました。

幼稚な言葉ですが、数年前の自分より「賢く」なった気がしていますよ。

いつもの読書をKindleに変えれば、精神的・肉体的に必ずいい変化が起こります。あなたにもぜひ、この快感と楽しさを味わってもらいたいです。

 

 

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