【自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと】読んだ感想

自由に生きたい人の憧れ、四角大輔さんが書いた「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」は、リアル人生ゲームの攻略法を教えてくれる1冊です。
カーリー
カーリー
人生30年ずっと社会不適合者なわたしが本書を読んだ感想をお伝えします。

 

ミニマリストのカーリーです。

生きるために本当に必要なことって、親も学校も教授も先輩も、びっくりするくらい誰も教えてくれないですよね。

四角大輔さんの「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」は、人生がつらいと感じている人におすすめの本です。

自分が抱える生きづらさやつらさを言語化し、自分らしく生きるための「捨て術」が詰まっています。

「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」人生がつらい人向けの救済書

「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」は、人生がつらい人向けの救済書という感じでした。

すべての20代に当てはまることも多いですが、どちらかといえば仕事がつらくて消耗しているような、生きづらさを抱えている人に響く内容です。

人間関係やノイズ、面倒な習慣、当たり前などに縛られても、生きづらくない人も世の中にはいますからね。

そういった人にとっては、生きづらい人が生きづらさを感じるものに安心感を覚えたり、存在意義を見出したりするので。

 

なので、生きづらくない人は「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」を実践する優先順位は低いかなと。

誰かに言われたからやるのではなく、自分で気づいたからやる方が効果は高いです。

逆に、生きづらさを抱えている人は緊急性が高いので、「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」に書いてある50のことを積極的に捨てていきましょう。

 

人生30年ずっと社会不適合だったわたしが気になった5つのポイント

わたしは自力でそこそこ捨てたあとに読みましたが、大きく頷ける内容です。

とくに、仕事面や人間関係面では、まさに「20代で捨てるべき」と思ったものばかり。

今回は5つのポイントを紹介します。

  1. 不得意な仕事を捨てる
  2. “常識” を捨てる
  3. ちっぽけな反骨心を捨てる
  4. 「すいません」の盾を捨てる
  5. 会社への忠誠心を捨てる

以上の順に補足していきますね。

 

1.不得意な仕事を捨てる

つまり「苦手なことは得意な人に任せる」ということです。

人には得意と不得意があり、多くの会社員は不得意なことをやって消耗しています。

本来なら「不得意な仕事を捨てる」のが理想ですが、会社員はそうもいきません。

この辺りは 苦手なことは克服しなくていい【時間の無駄です】人生を楽に生きるコツ という記事にまとめたので、よかったら読んでみてください。

わたしも不得意なことをしたり、苦手なことを克服しようとしたりして人生に消耗していたので、まさに20代で捨ててよかったことのひとつでした。

 

2.” 常識 ” を捨てる

当たり前とか常識とかいわれているものほど、簡単に信用してはいけません。

「常識」はもっともらしい顔して近づいてきて、じわじわと心を壊しにかかってきます。

 

日本人の多くが「常識」の犠牲者です。

「大人になれ」

「そんな当たり前も知らないのか」

「考えなくても常識だろ」

「考えればわかるだろ」

誰もが言われたことがあるのでは?

常識をまとったマトモっぽいセリフは考える力を奪い、心を砕き、未来を壊します。

次は、常識の犠牲になった人が、誰かの心を砕きにかかる番です。「常識」で心を砕かれた人が、違う誰かに対して「常識」という圧力をかけます。

そんな負のループに加担する必要なんてありません。

「常識」なんて、今すぐ秒で捨てましょう。

 

3.ちっぽけな反骨心を捨てる

「ちっぽけな反骨心を捨てる」とは、礼儀やマナーなどの形式ばったものに反抗するな、という意味です。

マナーや礼儀、ルールなどは、誰もが面倒だと感じると思います。

でも、マナーや礼儀は、めっちゃ便利です。

うまく世の中を渡っていくための先人の知恵がギュッと詰まっているので、一度身につければ一生モノとして使えます。

とりあえず型にハマっていれば、人を傷つけることも自分が傷つくこともない、最高の最低限ルールなんですよね。

 

これは大人になったからこそ理解できます。

わたしがちっぽけな反骨心を捨てたのは、中学生のときですね。

先輩たちが無駄にイキっていた学校だったので、面倒事に巻き込まれないように制服もジャージも私物もすべて、先輩のいいなりにしていました。

ギャル系の同級生がボコられる中、わたしは涼しい顔して先輩に可愛がられる毎日。

反骨心を持つことは大切だと思いますが、時と場合によって使い分けた方がいいですね。

 

4.「すいません」の盾を捨てる

「謝るな」ということではなく「すいません」を口にすることでその場を取り繕うのをやめろ、ということです。

とりあえず謝らなきゃいけない風潮はあるけど、反射的に謝っても意味がありません。

大事なのはなぜ謝らなければならない事態になったのか、その後どうすればいいのか考えることですよね。

反射的に「すいません」と誤り続けると、考える力を失ってやがて老害になります。

なので、自分は反射的に謝らないようにしつつ、とにかくすぐ謝れと言ってくる人は相手にしないようにした方がいいですね。

 

5.会社への忠誠心を捨てる

「会社に依存するな」ということです。

ひとつの会社に依存することをやめていくつかの収入源を持つと、かなり精神衛生がよくなりますよ。

そもそも、イヤイヤ働かないといけない原因は、会社に依存しているからです。

「こんな会社いつでもすぐに辞められる」という状態にしておけば、心がかなり楽になるし、収入だって増えます。

 

今は、終身雇用の崩壊や非正規雇用の増加、会社員の副業解禁にともなって、会社が自分を守ってくれない時代になりました。

自分の身は自分で守らないといけなくなった反面、会社員というセーフティネットを利用しつつ自分のやりたいことを追求できる時代になった、ということです。

このあたりは人によって考えが違いますが、自由になれる時代に自らすすんで会社に依存する必要はないと思いますね。

 

著者【四角大輔】海外ノマド

今回、読書感想としてお伝えしている「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」は、四角大輔さんが書いた本です。


存在はTwitterで知っていましたが、元は音楽プロデューサーだったんですね。

Superfly や 平井堅、CHEMISTRY、絢香などを手がけたとか。

 

そんなすごい経歴の持ち主は今、長年の夢を叶えてニュージーランドにて自給自足の生活を送っています。

世の中に対して生きづらさや歪みなどを感じていて、自分らしく生きたいと思う20代後半の人が求めているロールモデルという感じ。

とても興味深いライフスタイルの持ち主なので、生き方に悩んでいる方はほかの著書も参考にしてみましょう。

 

自由になることは自分に必要なものを取捨選択すること

今回は、四角大輔さんの著書「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」を読んだ感想をお伝えしました。

生き方や働き方に悩んでいる若者は、今すぐに読んで知識をアップデートしましょう。

世の中に当たり前に転がっている情報や常識は、あなたの未来を明るくしません。

自分で望んだ情報こそにヒントがあるので、本はどんどん読んだほうがいいですね。

この記事の感想をSNSでシェア!