「才能の正体」を読んだ感想【才能は後天的な能力】努力で身につける

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「自分には才能がない」と 悲観することはありません。才能は、今からでも身に付けられる【後天的な能力】です。才能について正しく理解すれば、人生は格段に生きやすくなります。

元料理人のカーリーです。

【才能の正体】という本を読んだので、内容をサクッとまとめていきます。

この本を読んで、自分が才能について完全に誤解していることを、知りました。

才能について正しく知った今は「生まれ持った才能がないから人生終了」とは思いません。まあ、自分に才能がない理由も知ってしまい、残念だとは思いましたが…

それでも、才能について知ったことで、人生が少し楽に生きられそうです。

「自分には才能がない」

「才能がないから無理なんだ」

こんな風に人生を悲観している人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

「自分には才能がない」と思ってる人が読むべき救済書

「自分には才能がない」

だから、なにをやっても上手くいかなくて、苦労が尽きないんだ。 自分にも才能があれば、人生はもっと違ったんだろうな…

こんな人は「才能の正体」を読みましょう。

「才能の正体」を読むと、才能がなんなのか、あなたに才能がない理由がわかります。

 

とはいえ、自分に才能がないと嘆く必要はありません。才能は、大人になった今からでも身につけられる「後天的な能力」です。

「才能がある人になりたい」「自分もあんな風に輝かしい結果を出したい」

こんな風に思っている人は、ぜひ「才能の正体」を読んでみてください。

 

【才能をなくさせる日本の教育】才能のない人の量産

日本の教育は基本的に、才能を伸ばすことを目的としていません。

これが「自分には才能がない」という悩みを生む、最大の原因といえるかもしれません。

なぜか。

才能を伸ばすと、組織としての統制がとりにくくなるからです。そこで、教育によって従順な人を量産し、組織が円滑にまわる仕組みを作ります。

国民がみんな会社員になれば、国は効率よくお金を集めることができ、都合がいいので…

こういう教育の問題点は、色んな方面で語られています。

 

今のあなたが「自分には才能がない」と思うのも、無理はありません。

自分も親世代も、才能を呼ばすような教育は受けていないです。

今の教育では、そこそこ高い能力を持った人はいても、強力な才能を持つ人は増えません。

才能を潰す教育をほどこされた親は、無意識に自分の子供の才能をも潰します。

こういうループの中に生きている以上「自分には才能がない」と嘆く人がいても、不思議ではありません。

 

【才能は後天的な能力】誰でも身につけられる

才能は、誰にでも身につけられます。

大切なのは、才能は生まれつきではない、ということです。

【才能の種】は、誰でも生まれつき持っています。それが才能になるかは、後天的なもの。

才能は、先天的な能力を正しい努力によって尖らせた【後天的な能力】です。

なので、才能は持って生まれたものではなく、誰にでも身につけられる能力をいいます。

 

才能がある人もない人も、初めは普通の人間

誰だって、最初は赤ちゃん。

トイレもひとりでできないし、ご飯だって食べさせてもらうしかありませんでした。

誰だって、初めは「才能の種」を持って生まれた普通の人間です。

普通の人間が、才能の種を正しく磨き、鋭利に尖らせると【才能がある人】になります。

 

これが、宮崎駿監督や羽生結弦選手などの「天才」とされる人たちです。

つまり、才能の種を正しく磨けなかった人が【才能がない人】になります。

才能がある人も、ない人も、もとは同じ普通の人間。違いは「才能を正しい努力で尖らせられたかどうか」です。

 

「才能」に必要なもの|動機づけ

生まれ持った才能の種を才能にするために必要なのは、動機づけです。 「動機づけ」とは、才能を生むために必要な「継続力」ともいえます。

動機づけの構成

【1.認知(状況を正しく把握)】

人は、自分にできると思ったら、行動する。正しく認知すると、高いハードルを越えやすくなる。

【2.情動(モチベーション、感情)】

課題をクリアできると、楽しくなる。続けたくなる。

【3.欲求(目的達成への強い欲望)】

目標を達成したい強い理由。親を見返したい、過去の失敗を帳消ししたい etc.

 

参考図書:才能の正体 / 幻冬舎 / 坪田信貴

動機づけが継続すると「才能の種」が磨かれて尖り、「才能」になります。

 

才能を生むためには【適切なやり方でコツコツ継続】が必要

才能を生むには「努力の継続」が必要です。

人より優れた能力があっても、真面目でも、努力を続けられないと、才能は生まれません。

たった数日で、英語がペラペラになるでしょうか。 1週間でオリンピックに出場できるほど、足が速くなるでしょうか。

無理ですよね。

ここまで大きく考えなくても、営業に必要なトーク力も、パソコンのブラインドタッチも同じです。

能力を磨くには、時間がかかります。

ひとつの能力で抜きん出るには、才能として認知されるまでに「人それぞれに合ったやり方での継続」が必要です。

 

生まれ持った能力を才能にする方法【守破離】

「守破離」は、才能を身につける近道です。

守破離とは…

【守】

師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。

【破】

他の師や流派の教えについても学び、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

【離】

一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

引用:才能の正体 / 幻冬舎 / 坪田信貴

最初の【守】は「完コピ」です。

できている人、成功している人の行動を完コピすることで、才能を尖らせることができます。

 

成功への近道【完コピ】にオリジナリティは不要

完コピに、個性やオリジナリティは不要です。

人は体格も過去の経験も、考え方もまるで違います。 どんなに完コピを目指しても、自分らしさは出てしまうもの。

基礎がない上には、オリジナリティは生まれません。

なので、まずは完コピをして、基礎をつくることを目指しましょう。

基礎ができれば、いくらでも応用がききます。【守】による基礎があってこそ【破】と【離】でさらに能力が磨かれ、才能へと発展するんです。

 

【才能の正体】こんな人におすすめの本

「自分には才能がない」「持って生まれた才能がないから、もう人生終わった… 」

こんな風に思っている方は、ぜひ【才能の正体】を読んでみてください。

この本を読めば、自分が才能を誤解していること、自分に才能がない理由を理解できます。

 

才能に対する正しい知識、身につけ方を知れば、今からでも遅くありません。

「この歳で無理だ」と思った時点で、あなたの才能は潰れます。【才能の正体】は、子育ての教科書といってもいい。

あなたが将来 自分の子供の才能を潰さないためにも、読んでおくべき一冊です。

誰もが「特別な人間でありたい」と思うからこそ、才能がなんなのかをまず知りましょう。

 

【年齢は関係なし】才能は今からだって身につけられる

今回は【才能の正体】という本の内容を、サクッとまとめました。

才能は、限られた一部の人が持っている生まれつきの能力だ、と思われがちです。それは間違いで、才能は努力と継続によって、身につきます。

 

今からでも遅くありません。

ゴッホは27歳で絵を書きはじめ、37歳で死去しています。

世間的には遅咲きだとしても、行動することをやめたら、そこで終了。 才能のない人として、一生が終わります。

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