柴犬が好きな carly です。
流行を問わずペットとして大人気のお犬様。
可愛らしい姿と賢さで「犬と暮らしてみたい」と思う方も多いはずです。
ただ、犬を飼うのにどのくらいのお金がかかるかって、具体的に想像しにくくないですか?
「想像と違ったから捨てる」なんてことはゼッタイ許されないので、飼ってみて初めて
- こんなに大変なんだ…
- そんなにお金がかかるなんて…
と絶望したり放置したりするなんて事態は避けたいもの。
せっかく犬を迎えるのなら、楽しい毎日を過ごしたいですよね。
ということで今回は、犬を飼う前に知っておきたい「初期費用や日用品にかかるお金」についてシェアします。
わたしは犬を飼うのは初めてではないですが、調べてみて思ったよりも多くのコストがかかることに驚きました…
この記事を参考にし、120%の強い気持ちで犬を迎えましょう!
犬を飼うのはめちゃくちゃ大変で責任重大

声を大にして言いたいのは「犬を飼うのは死ぬほど大変!」ってことです。
犬を飼っていないわたしが言うのもアレですが…
わたしはこれまでに3匹の犬と暮らしてきたので、少なくとも犬を飼うことに対する飼い主の責任の重さはかなりのものだと実感しています。
テレビで仔犬を見て「犬って可愛い!飼いたい!」と思ったのなら、一度冷静になりましょう。
テレビは都合のいい部分しか映しません。
犬は病気になって苦しみながら鳴いたり、交通事故にあって大量の血を流したりもします。
歳を取れば自力で歩けなくなったりお漏らししたり、巨体を担いで病院へ連れて行ったり…
そういったお世話はもちろん
- ワクチン接種する
- 噛みつかせない
- 無駄吠えさせない
- ダッシュさせない
- きちんと散歩させる
といった『しつけ』は犬の命を守ることであり、楽しく暮らすためにやらねばならない飼い主の義務です。
人に噛み付いてケガさせたり外で車に轢かれたりするなど、思わず犬を責めたくなるような『万が一』の責任も、すべて飼い主にあります。
犬は『たかがペット』ではなく、あなたと同じ一つの命なんです。
犬は人間の赤ちゃんと違って、いくら大きくなっても数十年後に自分でご飯を作ったりお金を稼いできたり、病院に行ったりはできません。
可愛い子犬の姿でいるのはせいぜい半年くらい。
その後は死ぬまでの十数年、ずっと面倒を見なければならないんです。
一つの命を飼うことはとても大変で、お金も時間も労力もかかります。
どの犬種がいいかを妄想する前に
- 自分が『命』のすべてを背負えるかどうか
- 犬が死ぬまであなたのお金と時間、パワーを注げるか
よーーーく考えてほしいです。
犬との暮らしが安定するまでにかかるお金|相場20万~40万円

犬が新しい家に慣れて散歩が習慣になるまでには3~4ヶ月くらいはかかります。
暮らしが安定するまでにかかるお金は
- 犬を購入するお金
- ワクチン代
- エサやおもちゃ、トイレシート
- ケージ
- 散歩グッズ
などを含めておおよそ20~40万円です。
それぞれの内訳をザックリと見ていきましょう。
1.犬を購入する値段|相場は10~30万円
犬種や月齢、買う場所にもよりますが、犬は一頭
- ペットショップ・・・10~30万円
- ブリーダー・・・5~20万円
くらいが感覚的な相場です。
ペットショップよりもブリーダーから買う方が安いのはもちろん
- 衛生面
- 飼育環境
- 犬の社会性
などの面を加味しても、やはりブリーダーに軍配が上がります。
もちろん、いいブリーダーかどうかを見分ける『目』は必要ですよ。
2.犬のワクチン接種で3万円前後|初散歩までに最低3回+狂犬病
犬と人間の健康のために、犬にワクチン接種させることが飼い主の義務です。
ワクチンを接種しないと散歩に出られません。
犬は生後4ヶ月までの間に3回の混合ワクチンと、狂犬病のワクチンを接種します。
ワクチン1本あたりの相場は以下の通りです。
- 混合ワクチン・・・6,000~10,000円
- 狂犬病ワクチン・・・2,000~3,000円
ワクチンの値段は動物病院や種類によって変わります。
狂犬病のワクチンは市町村の集団接種で安くできるケースも。
狂犬病のワクチンは年に1回の接種が義務付けられており、その他のワクチンも何年かに1回は接種する必要があるので、覚えておきましょう。
犬を迎えてから何回のワクチンを接種すればいいのかは、買った犬によって違います。
例えば
- 生後2ヶ月で1回接種済み→追加で2回
- 生後2ヶ月で2回接種済み→追加で1回
など、買った時点で何回ワクチンを接種しているかによって追加の回数が決まります。
これに狂犬病のワクチンも接種するので、2回接種済みの子の場合
- 混合ワクチン1回(10,000円)
- 狂犬病ワクチン1回(3,000円)
だとして合計で13,000円かかります。
追加で
- ノミ・ダニ予防(2,000円くらい)
- 避妊・去勢手術(最低で20,000~30,000円以上)
も受けるとすると、最低でも5万円はかかると見ておくべきでしょう。
3.犬の飼育代は毎月1万円以上|エサ代は1ヶ月で最低でも5,000円
毎月かかるランニングコストとして、最低でも1万円は必要です。
特に重要なのは
- エサ
- トリミング
- トイレシーツ
あたりでしょうか。
エサに関しては、犬種によってどれくらい食べるかはまちまち。
ドッグフードの値段もピンきりですが、1ヶ月に最低でも5,000~10,000円かかります。
- 肥満犬向け
- シニア用
- 低アレルゲン
- 室内犬向け
- 妊娠・授乳中犬向け
- 犬種別(柴犬用、コーギー用など)
など、エサだけでもかなりの種類があり、選ぶのが大変です…
犬の皮膚や爪、肛門などの状態をチェックするためにも、こまめなトリミングが必要です。
1ヶ月に1回を目安にサロンに通う必要があり、毎回3,000~5,000円はかかります。
トイレシーツは楽天市場でまとめ買いするとラクですね。
仮に上記のトイレシーツを買ったとしても、800枚入が4,233円で1枚あたり約5円。
- 飼い主がニオイを気にする
- 犬が1回 用を足したシーツを使いたがらない
ような場合はこまめに取り替えるとして、仔犬の頃は1日に10枚とします。
トイレシーツ代で1日に50円、1ヶ月で1,500円くらい。
つまり
- エサ代
- トリミング代
- トイレシーツ代
を合計すると、1ヶ月で大体15,000円くらいになりますね。
犬を迎えた直後はベッドやおもちゃなども必要なので、初月は2~3万円くらい見ておいた方がいいでしょう。
4.犬用のケージ|相場は1~2万円
犬にとってケージは家の中で唯一の『自分スペース』です。
「ケージに閉じ込めるなんてかわいそう」ではなく、安心して休める隠れ家として、ケージを用意してあげましょう。
犬の大きさにもよりますが、ケージは楽天市場で1~3万円で買えます。
クッションなどを足しても1~3万円あれば十分なはずです。
5.犬用の散歩グッズ|首輪とリードで3,000円くらい
犬を安全に散歩させるためには最低でも
- リード
- 首輪(またはハーネス)
が必要です。
首輪はデザインや材質にこだわれば1万円近くするものもあります。
一般的に買えるものであれば、リードと首輪で3,000円もあれば十分です。
首輪かハーネス、リードの種類も犬種によって選び分ける必要があります。
犬を飼う|医療費のためのペット保険

犬を飼うときは人間と同じように医療保険に入っておくのがベストです。
万が一、ケガや病気で治療が必要になったらとんでもない額の医療費がかかり、手術や入院となったら30~50万円は軽く吹っ飛びます。
ガンや心臓疾患の場合、治療費が100万円以上かかることも珍しくありません。
そんなときに「払えないから見捨てる」なんてことはできませんよね…
わたしは先代の猫を病気でなくしているので、次のペットは絶対に
- 定期的に病院で検査する
- ペット保険に加入する
ことを誓いました。
いくら動物だって、大切なパートナーですから。
ペット保険について調べていたら、思ったよりも少ない保険料で済むことが分かりました。
月額2,000~3,000円で治療と通院を保証してくれるのですから、入らない理由がありません。
先代の猫は1回の通院に6,000円以上かかって、1年ちょい闘病しましたから…
それを考えればなんてことはない。喜んで支払います。
家族が苦しむ姿を見るのは、お財布がスッカラカンになるよりも辛いですからね。
月に数千円で済むのですから、ペット保険は絶対に加入しましょう。
➡ペット保険「ペッツベスト」
犬を飼うには初期費用で20~40万円|MacBook Pro 1台分

- 犬種
- 月齢
- どこで買うか
などにもよりますが、犬を飼い始めるには20~40万円ほど必要です。
20万ちょいあれば MacBook Pro が買えちゃいます。
動物とモノを比べるのも変ですが、それくらいまとまったお金がかかるということです。
さらに毎月
- エサやおやつ
- ペット保険
- シャンプー
- トイレシーツ
- 定期的なワクチン接種
などの費用も発生してきます。
「かわいいから」「癒やしがほしいから」という理由だけで買おうとするには巨額ですし、金額以上の手間や労力も必要です。
しつけなどにかかる時間や手間については以下の記事を参考にどうぞ。