20代半ばで坐骨神経痛を患って、丸々2週間仕事に行けなかったカーリーです。
わたしは坐骨神経痛とぎっくり腰をやるまでは、20代って無敵だと思っていました。
あなたは今
「坐骨神経痛になってしまい、寝るのも起きているのもつらい」
「仕事なんて行ける状態じゃないけど、休みづらい… 」
こんな風に思って、痛いのを我慢して仕事に行こうとしてませんか?
休んでいても事が気になったり、職場のみんなにイヤミを言われるのが怖かったりしますよね。人手不足や溜まりまくった仕事のせいで、たかが腰の痛みで休んでいられないと思うでしょう。
その正義感はとても素晴らしいです。
しかし、坐骨神経痛になって2週間も仕事を休んだわたしの経験から言います。
マジメなあなたは『坐骨神経痛になったら休むべき』です。
なぜなら、わたしもあなたと同じように考えて仕事へ行った結果、症状が悪化して休養が長引いたからです。
軽いぎっくり腰を放置した結果、坐骨神経痛に発展

わたしが坐骨神経痛になったきっかけは「ぎっくり腰」が原因でした。
残念ながら、カイロプラクティックの先生も明確な原因まではわからず…
当時は飲食関係の立ち仕事をしていたので、長時間の立ちっぱなしや重いものを持つことは当たり前。
軽いぎっくり腰になったのは、いつもと同じように仕事をしていたある日の晩です。
いつもと同じようにクソ重い寸胴(自分が入れるくらいの鍋)を持ち上げたときでした。
その時です。
腰からのイヤな音とともにその体勢から動けなくなったのは。
その瞬間はいろんな思考が頭をよぎって、軽い幽体離脱状態。
- これがウワサのぎっくり腰か
- このままずっと動けず、朝まで誰にも発見されなかったら恥ずかしいな
- 明日から仕事できなくなったらどうしよう
自分の体よりも仕事のことを気にするなんて、もう取り憑かれてますよね。
そのときは症状も軽く、少しそのまま休んだら動けるようになったので、翌日も腰を庇いながら仕事をしました。
しかし、今思えばこれがすべての始まりだったのでは、と思います。
症状は軽かったけど、その後も腰の違和感が続く
人生初のぎっくり腰から3ヶ月ほどは、いつまたぎっくり腰に襲われるかもわからない不安を抱えながらも、いつも通りに仕事をこなす毎日でした。
幸か不幸か軽いぎっくり腰だったので、腰の異常な違和感・痛み・腰を曲げられないという状態からは、3日くらいで抜け出せていたんです。
しかし、慣れとは恐ろしいもので、時間が経ったことで不調が当たり前になっていて「自分がぎっくり腰をやった」なんてことを忘れかけていました。
その頃から、ソファやイスに30分も座っていると腰が痛くなる、という状態が慢性化。
地味に辛かったのですが
- もう若くないから仕方ないか…
- 疲れが溜まっているな
などと、自分のからだの異常を見て見ぬふりしていたんです。
このときに行動を起こしていれば、仕事を休む必要なんてなかったかも
動けなくなる前に行動を起こすべきでした。
近くの整体や整骨院に行ってみるとか、ウォーキングしてみるとか、寝る前にストレッチやヨガをやってみるとか…
今の時代、できないことを探す方が難しいです。
今はようやく学習をして、朝起きたら軽くラジオ体操、寝る前にはヨガをしています。
ぎっくり腰になってからは
- 重いものを持つときは、ヒザを必ず曲げて引き寄せて持つ
- ソファには座らない
- イスに座るときは深く腰掛けて、腰と足を90℃に保つ
などに気をつけて生活していましたが、意識して姿勢をよくする!というのは思ったより大変。
一瞬だけ思い出してシャキッとしても、数分後にはまた腰が前に滑り出したり背中が丸まったりして、すぐに背中や腰が痛くなります。
➡こんなときにおすすめな椅子『アーユル チェアー』
「ぎっくり腰って一度やると治らないってコレか… 」と、腰痛持ちの仲間入りをしたことに諦めモードになりました。

ついに坐骨神経痛を発症し、2週間の寝たきり生活

ぎっくり腰を経験してから半年も経った頃。
わたしはついに「坐骨神経痛」を発症してしまいます。
人によって発症の原因やタイミングは様々かと思いますが、わたしの場合は仕事終わりに家で寝転びながら本を読んでいたときでした。
中学の頃から続けていた『腹ばいで本を読む体制』から、少し腰をひねったとき。
腰の奥底からグリっと嫌な音がして…
そのときは痛みも違和感もほとんどなかったのに、次の昼にはもう普通に立つことすらままならない状態になってしまいました。
そこから
- 1週間の寝たきり生活
- 仕事は2週間も休むハメに
- 母に靴下を履かせてもらう逆介護
20代半ばにしてこんな日がくるとは、誰が想像できたでしょうか。
こんな目には二度と会いたくないです。
日々の予防がなによりも大切。
運動でもマットレスでも腰痛予防のイスでもなんでもいいので、できることをやりましょう。
一番 痛い目を見るのは自分です。

坐骨神経痛の痛みは「なった人にしか分からない」
職場の平均年齢が上がるほど、坐骨神経痛の認知度は上がります。
しかし、実際になったことがある人は少数派です。
- 坐骨神経痛とぎっくり腰ってどう違うの?
- 歩けないほど痛いんでしょ?
- どれくらいで治るの?
- どんな感じで痛いの?
ぎっくり腰と同じように、本人にしかその痛みは分かりません。痛みにも軽症~重症ありますし、痛みの部分も違う、個人の痛覚の感じ方にもよりますよね。
そりゃあ拳銃で撃たれたり、包丁で腹を刺されたりする方がよっぽど痛いとは思います。
でも、坐骨神経痛の痛みはそういう瞬発的な痛みとは種類が違うので、比べてはいけません。
かなり重度の坐骨神経痛になると、痛みに耐えられなくて救急車を呼ぶ人も少なくないみたいですし、痛み止めの注射を何度も打たなくては我慢できないというケースも。
そうなれば歩くどころか自分でトイレに行くこともできないし、寝ているだけでも拷問です。
【坐骨神経痛の痛み】ギックリ腰とはまた違う
坐骨神経痛の症状をざっくりと説明すると、以下のような感じ。
- 左右どちらかのお尻の付け根がつねに痛い
- ふとももから膝下の裏側の筋肉が緊張していて、伸ばせない
- 痛みとしびれ
- 横向いても上向いても痛い
- なにしても痛い
- トイレに行くのも拷問並みにつらい
- 痛みで眠れない
わたしの場合はそこまで重症ではありませんでしたが、左のお尻の付け根に激しい痛みが出ていたのが辛かったです。
太ももの裏側の筋肉が異常にパンパンで、前屈が全くできない状態でした。
(だから母に靴下を履かせてもらう… )
地味ではありますが、神経を刺激する痛みが常にあるのはめっちゃ辛い!これは本当になった人にしかわからないですよ。
痛みより「仕事を休んでいる」という精神的プレッシャーがやばい
坐骨神経痛の症状が出たはじめの1週間は
- ご飯を食べるためにイスに座るのも
- 起き上がるのも
1分も保たないような状態でした。横になっているのが一番ラクではありましたが、左を向こうが右を向こうが常に痛かったです。
ひどいときは、痛みで夜もろくに眠れませんでした。
体に痛みがあると頭を使って考え事もできないし、同じ姿勢を1分も保っていられないので、本やスマホで読書もできない状態です。
ただ痛みに耐えるというムダでしかない時間を2週間も過ごすという、精神的プレッシャーはめちゃくちゃキツイ…
わたしの場合、アルバイトでさえ好きなときに休めないのに、年末年始の大忙しのタイミングで2週間も休んだのですから。
休んでいる間は、まったく給料が発生していないわけですし。
お局モンスターになにを言われるか想像しては気分が沈み、痛みに心をすり減らし…
まったく休んだ気にはなれませんでした。
「失ってからはじめて気づく」とはいいますが、このときほど
- 自分が今までいかに健康体だったか
- 普通に体を動かせる状態が幸せか
- 健康は「有限」である
- もう若くはない
という現実に直面した瞬間はありませんでしたね。
だからこそ、何度でも言います。
予防が死ぬほど大事!!!
運動でもストレッチでもケアグッズでもいいです。予防は健康なときにしかできないんです!痛くなってからじゃ遅いんです!
時間がなくて運動が無理なら、家で座るイスを変えてみましょう💡
坐骨神経痛になったら仕事なんてできない

わたしが坐骨神経痛を発症してから1週間は、ほぼ寝たきりの生活でした。
しかし、職場からは
- いつ来れる?
- 明日は来れる?
- 病院はどうだった?
そんなに急かせれたら、休んでいても気が気じゃありません。ただでさえ罪悪感を感じているのに、それ以上プレッシャーをかけないでほしい…
とにかくメンタルがやられる期間です。
そして4日目に「明日はどうしても出てほしい」とマネージャーに言われたわたしは、痛みを我慢して仕事へ。
立ち仕事であっちへ行ったりこっちへ行ったり、同じ場所で同じ作業を続けたり…
職場に行ったものの、3時間でリタイアしました。
- 仕事を増やしにきたのか
- だったらはじめから来なければよかったのに
- 仮病じゃなかったんだw
- そんなに痛いの?甘ちゃんね
といわれても仕方ないけど、わたしのせいではないし、そんな問題ではありません。
あえて誰かのせいにするなら「来い」といったマネージャーのせいでしょう。
そのせいで(というつもりはありませんが)わたしはこの事件の後、さらに1週間も仕事を休むことになりました。
坐骨神経痛になったら、立ち仕事・デスクワーク関係なく休め
声を大にしていいますが、坐骨神経痛になったら仕事なんてできません。
自信を持って「痛いので仕事には行けません」と主張しましょう。上司相手にきっぱりとムリです!と伝えるのは、怖いはずです。
しかし、あなたの仕事はどうでしょう。
健康体でも毎日疲れませんか? 階段登るのしんどいなとか、同じ姿勢で体がガチガチだとかありませんか?
体になにも異常がない人でも仕事は疲れますよね。
なのに、同じ業務を坐骨神経痛を発症した状態で完ぺきにこなせるでしょうか。
坐骨神経痛になったら、立とうが座ろうが同じ姿勢を1分とも保てません。
そんな状態なのですから、立ち仕事・デスクワークに関わらず、仕事なんてできませんよね。
坐骨神経痛を治すには、とにかく痛みが和らぐ姿勢で休みましょう。わたしは無理して仕事に行ったせいで、仕事ができるようになるまでに2週間もかかってしまいました。
坐骨神経痛はどのくらいの期間で治るのか?
無理をすれば結局、仕事に復帰するまでに余計な時間がかかってしまいます。
ここに来てくれた方は
- 痛いけど休んでもいいのか
- 腰痛なんかで休んだら色々いわれそう
- みんな大変な思いをして働いているのに、自分だけ休んでいられない
と思っているでしょう。自分の責任感やマジメさを褒めるべきです。
しかし結局は、坐骨神経痛の痛みは「炎症」なので、それが治まるまではどうにもなりません。
「じゃあ、いったいどのくらいの期間休めばよくなるの?」と気になりますよね。
目安としては最低でも1週間、重症で長い場合だと1ヶ月以上かかることもあります。
わたしの場合はカイロプラクティックに週2回ほど通って、多少の痛みはありましたが10日経つ頃には普通の生活ができるようになりました。
坐骨神経痛の痛みや症状を治す方法

坐骨神経痛の痛みが出てしまったら、ストレッチや痛み緩和の体操などで無理に動かすのはNGです。
痛みの原因は、骨盤や背骨の歪みや変形によって、触れてはいけない神経を圧迫している状態であることがほとんど。
この変形や歪みをわたしたち素人が自力で戻すことは、ほぼ不可能です。
まずは、触れてしまった部分の炎症を和らげることを最優先しましょう。
「炎症」はその部分が熱を持っている状態なので、お風呂に浸かって温めるのは逆効果。
整形外科などへ行くと湿布をもらうことがありますが、炎症を起こした部分は冷やすのが効果的です。
わたしはあまり効果がありませんでしたが、痛みが和らぐのであれば氷で冷やしてみましょう。
坐骨神経痛には「整形外科」
このようなマイナーな症状が出たとき「病院は何科に行けばいいの?」と悩んでしまいますよね。
からだの運動機能系に問題があるときには、整形外科へ行きましょう。
形成外科と間違いやすいですが、形成外科はやけどやアザなど皮膚の表面を治したり生まれつきの骨の変形を治したりする病院だそう。
からだの内側に問題があって痛みがあるときは、整形外科へ。
ほとんどの場合はレントゲンをとり、症状に合わせて痛み止めの薬や注射、湿布などの処方を行ってくれます。
が、わたしはあまり効果を実感していません。
以前、肩こりと背中の痛みで整形外科へ行ったことがあるのですが、その場の痛みをしのぐためだけの処方という感じがして、原因が解決できなかったからです。
そのためにわたしは、定期的にカイロプラクティックに通っています。

坐骨神経痛の症状にはカイロプラクティックがおすすめ
軽いぎっくり腰を発症してから「やばい、また整体に通わないと」と思いはじめたわたしは、地元で評判のカイロプラクティックに通うことに。
地元に戻る前は東京に住んでおり、ずっと整体に通っていたのですが、このときはずいぶんご無沙汰になっていました。
だからギックリになってしまったのか、とも思いますね。
わたしがなぜカイロプラクティックをおすすめするかというと、カイロプラクティックは自然治癒力を高めるための施術だからです。
「いやいや、坐骨神経痛で動けないくらいツライのに、自然治癒力とかいってる場合じゃないでしょ!」と思うかもしれません。
実際にプロの医者からすれば、整体やカイロプラクティックは「ヤブ医者」なので、おすすめしないとのこと。
しかし、カイロプラクティックは背骨に直接アプローチすることで、体が本来あるべき状態に戻すことが目的です。
ふだん何気なく暮らしているだけで、体は無意識の内に歪みまくります。
- 背骨がちょっと左に傾いている
- 骨盤がやや右にせり出している
- 首がまっすぐ気味になっている
ほんのちょっと歪んでいると、背骨に沿った太い神経が刺激され、背骨のつなぎ目の温度がちょびっとだけ上がります。それが「炎症」のサイン。
このサインが長年かけて蓄積されると、慢性的な
- 肩こり
- 腰痛
- むくみ
- 冷え性
- 便秘
- 生理痛
- 偏頭痛
に悩まされるというのです。
月に1回の施術で背骨を正しい位置に戻すことで、これらの慢性的な痛みや不快感をとり除けます。
坐骨神経痛に関しても同じで、からだの歪みや骨の変形などが原因で起こるので、背骨や股関節をみてもらって原因を探ってもらいました。
実際に施術を受けてすぐに痛みが減りましたし、短時間ならまともに歩けるようになったのです。
きっとふつうに整形外科に行っていたら、湿布をもらって終了。
こんなにも早く仕事へ行けるようにはならなかったでしょう。
カイロプラクティックは背骨に直接アプローチするので毎日は通えませんが、仕事復帰するまでに3回通ってほぼ元通りに。
からだの癖を知ることで痛みの予防にもなりますし、施術後はからだがとても軽いですよ。
坐骨神経痛の症状がなくなってからも、月に1回メンテナンスとして通い続けています。
肩こりや腰痛が当たり前、もう一生治らない、なんとかごまかして生きていく。
そう誓った人こそ、カイロプラクティックを試してほしいです。体の痛みは解消できます。
わたしと同じように手遅れになる前に、あるべき生活を手に入れるために、カイロプラクティックで定期的にメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
施術後のからだの軽さが病みつきになって、カイロプラクティックに通うのが楽しいです。
これも本当に、経験した人にしか分からない快感ですね。
日頃からできるおすすめの腰痛対策

わたしには腰痛対策の習慣があります。
- 朝のラジオ体操
- 寝る前のヨガ
現代人は運動不足がデフォルト。 そこから腰痛に悩まされるので、少しでも体を動かすクセを付けています。
ジムとか絶対に続かない人は、お家でできる運動をやりましょう。
これに加えて、マットレスや枕、イスにも腰痛対策は万全です。
とくにおすすめなのは『アーユル チェアー』という姿勢矯正のイス。
毎日8時間以上、アーユルチェアーに座って過ごしています。アーユルチェアーに座れば座るほど、他のイスとの違いが分かりますよ!
記事に書くくらいお気に入りなので、ぜひチェックしてくださいね💡

若くても体を壊すし、仕事を休むことも必要

わたしは坐骨神経痛になったことで、自分の働き方や料理人としての人生を深く考えました。
- 20代の若さでも体は壊す
- 若さに任せっきりになっていると、体が歳をとったことに気づかない
- 体を壊して働けなくなり、後悔する
- どんな仕事をしていても健康がなにより大切
坐骨神経痛で2週間、仕事を休んだことで以上のようなことを学びました。
若いのはいいことだし、若いときにしか発揮できないパワーやエネルギーがあることは確か。でも、
- 若さゆえに無理がきくこと
- 「若いから大丈夫」をたかをくくる
ことは、まったくの別物です。
それは体の痛みだけじゃなくて、仕事・人生など色んなことに共通します。
20代はまだ若いと自分でも思いますが、若くても体調を崩したり体が痛くなったりすることは、生きていれば避けては通れません。
今回の件ではそういう考えを柔軟に持つことも、働きやすい環境をつくるうえで欠かせないことだと感じました。
とにかく、坐骨神経痛になったときはすぐに仕事を休んでください。
それがあなたの早い回復にも必要なことだし、仕事への復帰にも一番の近道になるということを忘れないで下さい。
日々の意識で腰痛は予防・改善できることも!
フィットネス動画サービス【LEAN BODY】は、ただ見ているだけでも楽しいです。
体幹トレーニング、筋トレ、ピラティス、ヨガ、ダンス、ボクササイズなど、たくさんの選択肢があります。
本格的にジムやスタジオに通う前に、どれが自分に合っているかを確かめる方法としてもアリ。
