持たない暮らしを心がける carly です。
Amazonでベストセラーになった本「手ぶらで生きる。」を読みました。
「手ぶらで生きる。」はミニマリストを目指す人だけでなく、日々を
- 賢く
- ストレスフリーに
- 幸せで満たされながら
生きたいと望むすべての人が読むべき良書です。
そこで今回は、暮らしのミニマル化を図っているわたしが「手ぶらで生きる。」を読んだ感想をシェアします。
- どんな内容が書かれている?
- 読むとどんなことが得られる?
と気になっている人はぜひ最後まで読んでいってくださいね🌟
ミニマリストしぶ著《手ぶらで生きる。》はミニマリストのバイブル

本《手ぶらで生きる。》はわたしにとっての「ミニマリストのバイブル」です。
中身は
- ミニマリストを目指す人
- ミニマリストの生態に興味がある人
に向けて、ミニマリストしぶさんの具体的な暮らしや思考について書かれています。
例えば、しぶさんの
- 住んでいる部屋
- 食べているもの
- かばんに入っているもの
などは写真付きで紹介されており、見ているだけで楽しいです。
本に書かれている内容を一通りマネすれば、間違いなくミニマリストになれます。
まさに《ミニマリストのバイブル》ですね。
《手ぶらで生きる。》は説得力がある|哲学ありの男性的な本

わたしが《手ぶらで生きる。》を気に入ったポイントは、ひとつの行動や思考に対して、きちんと哲学が書かれている点です。
しぶさんは「なぜそうするのか」という根本まで書いてくれているので、他のことにも応用できる考え方が身につきます。
これは他のライフスタイル本にはない、わたしが求めていた部分でした。
例えば
- ミニマリスト
- シンプルライフ
- 持たない暮らし
など、暮らしに関わる本の著者は女性が多い傾向にあります。
決して悪いことではないのですが、女性が書く暮らしに関わる本って
- 写真やイラストが多め
- 内容よりオシャレさ優先
- ノウハウばかりで哲学が書かれていない
という印象が強いです。
《読む本》というより《見る本》という感じ。
《見る本》を眺めるのは楽しいですが、どうしても中身が薄くなりがちです。
わたしのように
- どうしてそう思ったのか
- なぜそのような行動をとるのか
といった根本を知りたがる人に《見る本》は物足りません。
そんな思考や情報に関する欲求が強い人にも《手ぶらで生きる。》はおすすめです。
ミニマリストになるための具体的なノウハウに加えて
- なぜそれを選んだのか
- どうしてそう思ったのか
- そうするとどんな結果が得られるのか
が書かれているのでとても説得力があるし、他にも応用が効きます。
こういうところが「男性的で良い本だな」と思った理由です。
ミニマリストしぶさんの具体的なミニマリズム

ライフスタイル本の多くが収納術や整理整頓について書くなか、ミニマリストしぶさんは
- 住まい(住宅や家電)
- 物(持ち物)
- 身体(食や嗜好品)
- 時間
- 思考
- 人間関係
に関するミニマリズムを説いています。
もちろん、具体的なノウハウを織り交ぜながら、それにまつわる哲学も。
中でも特に気に入った部分を3つ紹介します。
1.《必要なもの》を選ぶのもトライ&エラー|経験が必要
しぶさんは「悩む暇があるなら、さっさと買う」ことをおすすめしています。
なぜなら、自分にとって必要なものを選ぶには、ある程度の経験が必要だからです。
「ほしいな」と思ったものを買って
- 大好き!
- 買ってよかった
- なくても良かった
などの感覚を得ることで、必要なものを選ぶスキルや直感が磨かれていきます。
値段によっては叶わないこともありますが、ちょっとした物ならすぐに買った方がいい。
もちろん、捨てるなり転売するなり使い切るなり、《出口》を決めておくことは重要です。
2.物の消費 = 時間の消費|時間を買えるくらいに価値がある物を買う
《購買》は、そのお金を得るために使った時間を使うこと。
これは「世界一貧しい大統領」として日本でも話題になった、ウルグアイの元大統領《ムヒカ氏》の考え方です。
わたしたちは物の価値を値段で判断しがちですが、そもそもお金は時間を消費して得るもの。
《時間》は
- お金では買えない資産
- 取り戻せない貴重な資産
- 誰にでも平等に与えられた資産
であることが叫ばれており《時間 = 最も大切な資産》と考えれば、物を買うことは時間を売ることだと解釈できます。
- 物を消費することは時間を消費すること
- 買うものは時間を売ってまでほしいもの
このように考えると、なにか物を買うときは、時間を生み出せるくらいに価値のあるものを買いたいです。
3.努力しないための努力をする|頑張ろうとしている時点で適性がない
日本ではとくに頑張ることが美徳とされていますが、テクノロジーが進化した今、努力は頑張ることではなくなっています。
なぜなら、人間の代わりに頑張ってくれる《技術》がたくさん開発されているからです。
スマホのような高性能の機械だけでなく
- 洗濯機
- 掃除機
- 食器洗浄機
などもそうですよね。
洗濯機を使えば服を洗う時間が浮き、食洗機を使えばお皿を洗う時間が浮きます。
そうやって浮いた時間で、楽しいことや大切なことに集中する。
その方がとても生産的ですし、精神的にもラクで幸せになれます。
ミニマリストは《好き》を強調し、雑念を捨て、自分のやりたいことに集中する

しぶさんのミニマリズムは《強調》です。
ムダを極限に削ることで、本当に主張したい部分が強調される。
自分がやりたいことをやるには
- 物
- お金
- 思考
- 人間関係
などからムダを取り除き、本当に必要な部分にフォーカスすることが大切です。
自分に本当に必要なものだけに絞ることで余裕が生まれ、やりたいことに集中できます。
ミニマリストは、何も《物を限界まで減らす》ことが全てではありません。
なぜなら、人によって《必要最低限の量》は違うからですね。
どれだけ物を少なくしても、その人にとって必要な物がなければ、幸せとは言えません。
ミニマリストしぶさんの《手ぶらで生きる。》に書かれたミニマリズムは、ミニマリストに関心がない人こそ知るべき価値観だと思います。
どんな人でも、しぶさんのミニマリズムに触れれば、快適に生きるためのヒントが必ず得られるはずです。