ヨーロッパ&海外旅行好きの carly です。
コペンハーゲンカード然り、観光パスを買う前に気になるのが
- どれくらい観光すれば元が取れるのか
- どのくらいお得になるのか
ってことですよね?
場合によってはパスの方が高いこともあるので、損するのは避けたいところ。
ということで今回は、コペンハーゲンの観光パス「コペンハーゲンカード」について、わたしの体験談を交えながら徹底的に解説します💡
この記事を参考にすれば、楽してお得にコペンハーゲンの観光スポットを回れますよ。
わたしの大好きな街であるコペンハーゲンを誰よりも楽しんでくださいね!
【コペンハーゲンカード】79の施設が入場無料!

コペンハーゲンカードはコペンハーゲンを中心とした79の観光名所の入場料が無料になってしまうお得な観光カードです。
こちらのコペンハーゲンカード英語ページに地図で詳しく観光名所がのっています。
もはや観光スポットがありすぎて選び切れません…
これだけ選択肢があれば、どうやっても元はとれるんじゃないかと思ってしまうくらいです。
定番の観光スポットはほとんど網羅されているので「有名な観光地は欠かせない」という人は絶対に利用してほしいですね。
コペンハーゲンカードは公共交通機関が乗り放題

コペンハーゲンカードは、観光名所への入場料が無料になるほか
- 電車
- バス
- メトロ
などの交通機関も乗り放題です。
わりと当たり前ですが、これがあるだけで観光の楽さがまったく違います。
海外で電車やバスに乗るとなると、
- 読めない外国語と格闘して
- 慣れない硬貨でチケットを買って
- 分かりづらい路線図を見て
- 打刻を忘れると絶大なるペナルティ
など日本のそれとは比べ物にならないほどのストレスです。
電車やバスは時間通りに来ないことも多いし、なんの予告もなしに来ないこともザラ。
何度でも好きなだけ電車やバスに乗れるという安心感はなににも代えがたいですね。
コペンハーゲンカードなら
- 間違っても何度でもバスや電車に乗れる
- 時間を気にする必要がない
- 打刻をする必要がない
ので、とにかくストレスフリー。
安心して宿泊先まで帰れますね。
コペンハーゲンカードの種類と価格

コペンハーゲンカードは時間制で値段が変化します。
多くの人は24時間~72時間のあいだで検討するんじゃないでしょうかね。
- 24時間 389DKK(約6,800円)
- 48時間 549DKK(約9,600円)
- 72時間 659DKK(約11,500円)
- 120時間 889DKK(約15,500円)
さすが物価の高い北欧ですから、決して安くはありません。
とはいえ、入場料と交通費を考えればこんなもんかなと思います。
実際にはちゃんと元も取れて、かなりお得に観光できます!
わたしは3日間がっつり観光を楽しむ予定だったので、72時間のコペンハーゲンカードを購入しました。
市内でコペンハーゲンカードが買える場所

コペンハーゲンカードは以下の場所で買えます。
- コペンハーゲン中央駅のチボリ公園出口の近くのインフォメーション
- 中央駅から歩いて3分ほどの観光案内所
- コペンハーゲン空港のサービスセンター
- チボリ公園のボックスオフィス
町中のセブンイレブンやホテルでも扱っているところがあるので、こちらの英語公式ページを参考にどうぞ✨
日本で事前に購入しておくこともできますが、送料がかかるのでおすすめしません。
輸送中に失くなったり雨に濡れてぐちゃぐちゃになるリスクがありますしね。
コペンハーゲンカードは購入したら使い始めるときに自分で日時を記入するだけです。
すぐに使わなくても大丈夫なので、前日に余裕を持って買っておくこともできます。
打刻や駅員のチェックなどは必要ありません。
「日付 月 西暦 時間」の順番で記入しましょう。
コペンハーゲンカードのお得な使い方【筆者おすすめ】

ここから紹介するのは2017年9月末にわたしが訪れたおすすめの観光スポットです。
「3日あればこれだけ観光できて元が取れる」というのをイメージしていただければと思います。
わたしが訪れたのは以下の観光スポットです。
- クロンボー城
- フレデリスクボー城
- アマリエンボー宮殿
- デザインミュージアム
- ルイジアナ現代美術館
- チボリ公園
1.クロンボー城とフレデリスクボー城【セットで行こう】
わたしがコペンハーゲンを旅先に選んだ理由のひとつでもあるのが
- クロンボー城
- フレデリスクボー城
です。
このふたつの城はコペンハーゲンからそれぞれ電車で40~50分ほどかかります。
ですが、うまい具合に電車で行けるので、1日にまとめて観光するのがおすすめです。
方向が同じではないので別日に攻めてもいいですが
- クロンボー城がある「ヘルシンガー」
- フレデリスクボー城がある「ヒレロズ」
の街は電車で1本で行けるという便利な立地。
朝からガッツリ行動すれば、一日に2つのお城を観光できます。
【クロンボー城】
わたしが午前中に訪れたクロンボー城は世界遺産にも登録されています。

シェイクスピアの「ハムレット」の舞台にもなったお城で、海の向こうはスウェーデン!
行く前にぜひ本を読んでおくことを強くおすすめします。
読んでおくと景色と物語のシーンが頭の中でリンクして、めちゃくちゃ感動します。
わたしが訪れた9月下旬の入場料は90DKKでした。
しかし、季節によっては140DKKまで値上がりします。
公式サイトは英語で見れるので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
この日はとても良く晴れて、海も空も驚くくらいにキレイでした。
座るところや岩場などがあるので、ピクニックするのも気持ちよさそう。
【フレデリスクボー城】

お次は世界一美しいともいわれているフレデリスクボー城へやってきました。
ここの見どころはルネサンス様式の宮殿。
クロンボー城からフレデリスクボー城に行くには、ヘルシンガーの駅から電車に乗ります。
ヘルシンガー駅からヒレロズ駅まではおよそ30~40分ほどで着きます。
ヒレロズ駅から歩いて中心地へと出ると、湖の先にフレデリスクボー城が!
ほんとうにキレイなお城、行ってよかったです。
フレデリスクボー城の入場料は大人一人75DKK。
荷物はロッカーに預ける必要があります。
わたしが持っていたのは一般的なサイズのリュック(ニューエラのライトパック)でしたが、半強制的にロッカーへ。
現金を持っていなかったのでヤバイなと思ったのですが…
なんと、お茶目な係のおばちゃんがコインを貸してくれました✨
余計なお金をとられないようにカード払いを徹底すると、こういったところで躓きますね。
まあ、ラッキーでした。

フレデリスクボー城は世界遺産ではありませんが、個人的にはクロンボー城より好きです。
大きさもゴージャスさも見応えも、フレデリスクボー城が圧勝でした。
評判通り、フレデリスクボー城裏の庭園はとても素晴らしかったです。
午後~夕方に行ったら思いっきり逆光で、写真の仕上がりがイマイチでしたが…
まあ、湖越しからキレイなお城が見えたのでヨシとします。
2.アマリエンボー宮殿【コペンハーゲン中心地】

さて、場所はコペンハーゲン中心地に戻り、コペンハーゲンらしいスポットへ。
この写真は「ニューハウン」というコペンハーゲンで一番有名なスポットです。
この日は天気が悪かったですが、気を取り直して「アマリエンボー宮殿」へ行きます。
ニューハウンから歩いて5分ちょっと。

正午に行われるローゼンボー城との衛兵交代式は観光客に大人気。
4つのロココ調の宮殿は、今でも皇室の居住地として使われています。
王宮のひとつを王室コレクションとして一般公開しており、入場料は95DKKです。
コンパクトながら見応えがありましたよ。
3.デンマーク・デザイン・ミュージアム
わたしが楽しみにしていたスポットのひとつが「デンマーク・デザイン・ミュージアム」です!
アマリエンボー宮殿から徒歩3分ほどで到着するので、ぜひセットで訪れてみてください。
ここにはデンマークデザインの歴史が展示されており、デンマークデザインといえばの
- ヤコブセン
- ウェグナー
- フィン・ユール
などなど、北欧家具が好きな人にとっては堪らない博物館です✨

入場料は100DKKで、心なしかお客さんがみんなオシャレだったような…
思い出すだけで興奮するのが、イスがずらっと並べられたこの展示です。

デンマークの家具デザイナーの歴代のイスが展示されており、時間が止まったような感覚になりました。
ため息が出るほど美しいですねぇ…
4.世界一美しい美術館「ルイジアナ現代美術館」

わたしがコペンハーゲンを訪れた理由のひとつである「ルイジアナ現代美術館」は世界一美しい美術館として有名です。
コペンハーゲンから電車に乗り、35分ほどかけて「フムレベック」という郊外まで出かけていきます。
フムレベック駅から美術館までの道のりはこんな住宅街。

不安になりつつも、10~15分ほどかけて歩きます。
ルイジアナ現代美術館の入場料は大人一人125DKKです。
この美術館の美しさは、自然との調和。

この美術館は植わっていた木をそのまま残して建物を立てており、自然も展示物の一部となっているんです。
廊下すら美しい。
- スイス生まれの彫刻家ジャコメッティの作品
- 外の景色
- 開放的な空間
が一緒になった空気感を楽しむ展示。

またまた天気がいまいちでしたが…
この美術館も海に近くて、この日は子どもたちがワイワイと遠足を楽しんでいました。
子供向けのワークショップも多いようで、地元の子どもや家族連れの憩いの場のような雰囲気があります。
カフェでは「フリッツ・ハンセン」のセブンチェアで食事や飲み物を楽しめるんです!
セブンチェアについては → フリッツ・ハンセン正規取扱店センプレ
セブンチェアはデザインのお洒落さもさることながら、木でできていることを疑うくらい座り心地がいいんですよ。
5.チボリ公園【童心に帰るフォトジェニックスポット】

チボリ公園は懐かしさを感じる昔ながらの遊園地。
などの童話で有名な「アンデルセン」がよく訪れ、物語を練っていたといいます。
(めちゃくちゃ古い遊園地ですね。)
- 乗り物系
- アーケードゲーム
- 劇や音楽ライブ
などがありますが、歩いているだけで十分に楽しめます。
小さいようで広いチボリ公園。
殺人級のアトラクションがたくさんあるところだけは、流石ヨーロッパって感じです。
見ているこっちが恐怖心にかられるような乗り物ばかりでした。

入場料は大人一人110DKKですが、乗り物やフードには別途料金がかかります。
童心に帰ったようなワクワク感が味わえるので、ぜひ行ってみてください🌟
お昼よりも夜の方がライトアップがあるのでおすすめです。
三脚を忘れずに、写真を撮りに繰り出してみてくださいね。
【番外編】ここは外せない!観光スポット

- クロンボー城
- フレデリスクボー城
- アマリエンボー宮殿
- デザインミュージアム
- ルイジアナ現代美術館
- チボリ公園
以上がわたしがコペンハーゲンカードを使って3日で巡った観光名所です。
「少なくない?」って思った方。
その通りです。
なにを隠そうわたくし、コペンハーゲンについて3日目くらいから体調を崩しまして…
アマリエンボー宮殿とデザインミュージアムは高熱を出しながらうろついていました。
上記5つの入場料だけを合計すると305DKKです。
コペンハーゲン中央駅からの電車代や中心地でのバス代を含めても、今回は元が取れませんでした…
旅行では体調管理もとてもとても大切なタスクです。
飛行機の中や寝るときはマスクが欠かせません。
今回は体調不良で行きたい場所にほとんど行けずに終わってしまいましたが、それでは誰得なので…
「ほかにここへ行けば元がとれるよ!」というスポットを紹介しておきます。
▼カナルツアー 80DKK
コペンハーゲンは運河に沿って見所が点在していることもあって、川からの眺めはまた特別でとても美しいと評判です。
▼市庁舎ツアー 英語ツアー 50DKK
コペンハーゲンはあまり高い建物がないので、ここに登ればコペンハーゲンの眺めが一望できます。英語ツアーは月~金の午後1時から、土曜は午前10時から。
▼ロスキレ大聖堂 60DKK
コペンハーゲンから電車で約30分の「ロスキレ」にある世界遺産に登録されている大聖堂。 歴代のデンマーク王や女王が40人以上も埋葬されている美しい大聖堂です。
▼クリスチャンスボー城 150DKK
12世紀に建てられたお城で、現在は最高裁判所、国会議事堂、迎賓館、内閣府として使われています。
▼ローゼンボー宮殿 105DKK
クリスチャン4世が1606年から28年もかけて造らせたという、夏の離宮。王族の宝物や豪華な住居施設が見所となっています。
コペンハーゲンカードは使い勝手よく元が取りやすい

- わたしが行った6つの観光スポット
- 上記の観光名所5つ
を合わせれば、入場料だけで750DKKとなります。
ここに電車代やバス代が入るとけっこうオトク感が出ますね。
わたしは旅行するときは必ずこういった観光パスについて調べるのですが、コペンハーゲンカードはかなり良心的で元が取りやすいと感じます。
観光は1箇所にじっくり時間をかけたいタイプのわたしの場合、こういうパスでは元が取れずに終わりがちです。
しかし、コペンハーゲンカードは迷わずに購入しました。
コペンハーゲンは中心部に観光地が集中していますし、コペンハーゲンカードで移動できる範囲が広いのでプチ郊外にも行きやすいんですよね。
郊外に行かなくても、中心地の博物館を組み込めば十分に元が取れます。
お金のやりとりの手間やストレスからフリーになれる
コペンハーゲンカードの一番いいところは、多くのストレスから解放されることです。
海外に旅行すると
- お金のやりとり
- 分かりにくい交通網
- 時間通りでないタイムテーブル
- 言葉がうまく通じない
など思ったより多くのストレスにさらされてグッタリ…
コペンハーゲンカードは観光すればするだけオトクになるのはもちろん、一回ごとに電車やバスのチケットを買う手間がなくなります。
慣れない土地で思った以上のエネルギーを使うので、その手間が省けるだけで価値ありです。
とくに、海外旅行では勝手が分からずモタモタしたり不安になったりしやすいので、バスや電車を好きなように使えるのはかなり大きい。
スムーズ過ぎて、それだけで十分な価値があったと感じています。
コペンハーゲン観光をもっと楽しむ方法【知らないと損】
コペンハーゲンカードを使って観光を楽しむなら、以下のガイドブックがおすすめです。
わたしは安全も兼ねて本はすべて電子書籍で読みます。
電子書籍なら紙の本と違って何冊でも持ち歩けますし、飛行機の中や宿などで読むと気分が上がるのでおすすめです💡
さらに大切なのが、万が一への備え「海外旅行保険」ですね。
「難しそう… よく分からない」という人は今すぐに
を申し込みましょう!
詳しくは以下の記事を参考にしてほしいのですが、この2枚で最低限の備えができます。
年会費はどちらも無料で
- キャッシュレス&日本語通訳つきで病院にかかれる
- 携帯品の盗難や損壊が保証される
- お店や宿でモノを壊しても安心
- 死亡や障害に対する保証
- 自力で帰れないときに救援者を呼べる
ので、持っているだけでかなり心強いです!
これは海外旅行するならマスト🌟
知らないと損な情報ですよ。
コペンハーゲンカードでお得に楽しく観光しよう

コペンハーゲンカードは
- 79の観光地に無料で入れる
- 電車やバスに乗り放題
- レストランやカフェで割引
というお得で便利に観光できる観光パスです。
コペンハーゲンカードのような観光パスはほかの観光都市にもありますが、これほど元が取りやすい観光パスはほかにありません。
元が取れるのはもちろん、かなりスムーズにストレスなく観光できるようにも。
コペンハーゲンカードを使えば、貴重なコペンハーゲン滞在の時間を有効に使えますよ。
この記事を参考にコペンハーゲンを全力で楽しんでくださいね!