ゴミを減らし中のカーリーです。
以前こんなツイートをしました。
【ゴミが分解されるまでにかかる時間】
・紙 2~6週間
・釣り糸 600年
・木材 10~15年
・生ゴミ 1~6ヶ月
・ダンボール 2ヶ月
・タバコ 10~12年
・おむつ 250~500年
・アルミ缶 80~250年
・ナイロン生地 30~40年●ガラス 不可
●発泡スチロール 不可https://t.co/Dntm2o7fYu— カーリー🥦楽しいエシカル (@_car__rie_) August 1, 2019
ということで、今回は「ゴミが分解されるのにかかる時間」について考えてみます。
ゴミは土に還るのが基本です。
しかし、人間が手を加えすぎたことによって、その基本が覆されつつあります。
今一度、ゴミ問題について見直しましょう。
【ゴミの分解にかかる時間】完全には不明

ゴミがどのくらいの時間をかけて土へ還っていくかは明言できません。
その大きな理由は
- 化学物質による不自然さ
- 埋め立て地の不自然な環境
など『人間が手を加えすぎている』からです。
例えば、生ゴミは土に還ります。食べ物は自然界の微生物によって分解されるからです。
しかし、現代の野菜は人工的な肥料や薬を大量に使って作られます。
鎌倉時代の野菜と現代の野菜は、土に還るまでの時間は同じでしょうか。
きっと保存料や防腐剤が使われている現代の野菜の方が長持ちします。
長期的な実験によって答えを探している最中
不自然な薬を大量に使って食品を作るようになったのは、長くてもここ200年くらい。
農薬の歴史その1:農業文明の発展編 – 農薬ネット
人体実験が許されていない現代は
- 使用の安全性
- 食品や人体に与える影響
- 自然界で分解されるまでの時間
などを調べる長期的な実験の真っ最中であり、被験者はわたしたち「消費者」です。
つまり、実験中の現代では「野菜は〇週間で自然に還ります」とは明言できません。
ある程度の目安はありますが、ゴミの状況によって差がありすぎるのが現状です。
埋め立て地は分解に必要な酸素や光が不十分
- そこら辺に放置されているゴミ
- 最終処分場に埋め立てられたゴミ
この場合、同じゴミでも分解時間に差が出ます。なぜなら、ゴミを分解するのは「微生物」だからです。
微生物は生き物なので、空気や光を必要とします。
最終処分場では、穴の中にゴミをサンドイッチ状に積みながら埋め立てられるので、酸素や光が届きにくいです。
そのため、埋め立てられたゴミの分解には、通常より多くの時間がかかります。
つまり、埋め立てられたゴミは永遠に分解されず、地球上に残り続けるかもしれないんです。
【プラスチックは分解されない】だから問題

プラスチックはもっと厄介です。
石油から作られるプラスチックを分解できる微生物は存在しないため、プラスチックごみは地球を汚染し、動物たちを苦しめ続けます。
世界中でプラスチックごみ対策が加速しているのはこのためです。
それもそのはず、プラスチックが発明されたのはほんの100年前なんですよね。
プラスチックを分解する生き物が自然界に存在しないのも頷けます。
ここで朗報…
プラスチックを分解できるように進化したバクテリアが見つかったらしいです。
詳しくは以下の記事を読んでみてください🌟
プラスチックを「食べる」酵素に賭ける リサイクルの未来 – BBC ニュース
ただ、この発見で『50年後にプラスチックごみがゼロになる』とは考えにくいですよね…
わたしは今まで通り、コツコツと行動し続けようと思います。
微生物に頼るより人間が行動した方が早い

今回お伝えしたのは『ゴミの分解時間は明言できない』という内容です。
わたしたちはゴミの分解を自然界に頼り切っているにも関わらず、微生物を遥かに上回るスピードでゴミを排出し続けます。
現代のゴミ問題は、自然治癒ではカバーしきれません。だから、人間が自らゴミを減らす必要があります。
本気を出せば、微生物よりも早く、地球をよりキレイにできるのが人間の力です。
自分や子供の未来のために、一緒に行動していきましょう✨