
元料理人のカーリーです。
「得意なことを仕事にする」と「好きなことを仕事にする」は、働き方に悩む現代人のビッグテーマですよね。
好きなことを仕事にするって憧れるけど、得意なことを仕事にしろという意見もあるし。
そもそも、好きなことを仕事にするのは想像できても、得意なことを仕事にするってなんだかイメージが湧かない…
ということで、今回は「得意なことを仕事にするってどうなの?」という話です。
わたしは自己否定の塊だった28年の中で、得意なことを仕事にしていた3年間だけには自信を持っています。
仕事や人生がつらいと悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にして、その絶望から抜け出してください。
得意なことを仕事にすると人生が楽になる

今がつらい人は、得意なことを仕事にすることを考えるとよいです。
不得意なことが仕事だと、できない自分には失望するわ、周りからは野次と怒号を浴びせられるわで、しんどいことしかありません。
自分の得意なことを発揮できていないので、当然です。
一方で、得意なことを仕事にすると、他人から評価されて絶望感がなくなります。
得意なことを仕事にするだけで人生はこんなにも生きやすくなるのか、と驚いたのはほかでもないわたしです。
興味がある方は 「好きなこと」と「得意なこと」の違い|まずは得意をやるのがおすすめ という記事を読んでみてください。
得意なことを仕事にすると人生が楽になる理由

得意なことを仕事にすると人生が楽になる理由は、2つあります。
- 得意なことが「ストレスなくできるのに他人より優れていること」だから
- 得意なことをする=自分にも会社にも有益だから
内容を詳しく見てみましょう。
1.得意なこと=ストレスなくできるのに他人より優れていること
得意なこととは「ストレスなくできるのに他人より優れていること」です。
ストレスなくやれるのに他人より優れているって、控えめに言っても最高ですよね。
もはや、不得意なことで消耗して、人生に絶望する必要なんてありません。
もちろん、チームプレーだったり単純作業だったり、考えることだったり話すことだったり、なにが得意かは人によって違います。
得意なことを見つける方法は 得意なことが分からない【解決法は3つ】本気になれば見つかります という記事にまとめたので、参考にしてみてくださいね。
得意なことをする=自分にも会社にも有益
「得意なことを仕事にする」は、自分にとっても会社にとっても有益です。
あなたは怒られないばかりか、高く評価されて会社からお金や地位が与えられます。
会社としては、問題やタスクをすんなりと解決してもらえて万々歳です。
なので、仕事ができないとか人生がつらいとかで悩んでいる方は、一刻も早く得意なことを見つけて仕事にした方がいいと思います。
不得意なことをしても、自分も他人も、誰も幸せになれません。
得意なことを仕事にする方が自分も他人もハッピーで、とても有益です。
「得意なことを仕事にする」3つの注意点

「得意なことを仕事にする」ことは、社会にとっても自分にとっても有益ですが、注意点が3つあります。
- 当たり前すぎて自分で認識しづらい
- 得意なことは、好きなこととは限らない
- 得意なことで幸福度が高まるのはある一定レベルまで
内容を詳しく見てみましょう。
1.得意なことは当たり前すぎて自分で認識しづらい
得意なことは、自分では認識しづらいです。
本人にとっては「人には目がある」「猫にはしっぽがある」くらいに当たり前なので、自分を客観視しないと気づけません。
ぼんやり考えるだけでは見つからないので、掘り起こす作業が必要です。
自分の得意なことが分からない方は、得意なことが分からない【解決法は3つ】本気になれば見つかります という記事を参考にしてみてください。
2.得意なことは、好きなことではない
得意なことが好きなこととは限りません。
中には「得意なこと=好きなこと」な人もいますが、かなりレアです。
多くの人は得意なことが分からず、好きなことがお金にならないと悩みます。
なので、わたしを含めた凡人の理想は「得意なことでサクッとお金を稼ぎつつ、好きなことにシフトしていく」という感じですね。
この辺りは 好きなことがお金にならない【別に普通です】理由と稼ぐための思考法 という記事に詳しく書きました。
3.得意なことで幸福度が高まるのはある一定レベルまで
ぶっちゃけ、得意なことで幸福度が高まるのは、ある一定レベルまでです。
具体的にいうと、生きるのが楽になって人生のハードさが下がり、強いストレスからは解放されますが、それ以上の幸福はありません。
というのも、好きなことと違い、得意なことに情熱はないからです。
なので、幸福度をめちゃくちゃ高めたいなら、好きなことをする必要があります。
とはいえ、生きるのがつらいとか自分が嫌いとかで悩んでいる場合は、とりあえず「得意なことを仕事にする」をしたほうがよいです。
得意なことを仕事にしてストレスから解放されれば、ある程度まで幸福度は上がります。
幸福度をめちゃめちゃ高めるのはその後のステップなので、まずは「死」を避けるために得意なことを仕事にしましょう。
「得意なことを仕事にする」は「好きなことを仕事にする」より難易度が低い

「得意なことを仕事にする」をおすすめする理由は、もうひとつあります。
それは「得意なことを仕事にする」は「好きなことを仕事にする」よりもかなり難易度が低いからです。
「好きなことを仕事にする」は難易度が高い
「好きなことを仕事にする」は楽しそうで魅力的かもしれませんが、実はとてもハードで、ほとんどの人が挫折します。
「好きなことを仕事にする」のに憧れるのは、肝心の中身が見えていないからです。
外からはキラキラな部分しか見えませんが、中ではものすごいコミット力で地道かつ膨大な作業量をこなしています。
ラクで楽しそうだから、好きなことを仕事にしたいと思う人も多いはず。
でも「好きなことを仕事にする」は外見と中身のギャップが激しいので、全く楽ではないしほとんどお金にならないケースだってあります。
それだけ「好きなことを仕事にする」は、難易度が高いんです。
「好きなことを仕事にする」には答えがない
好きなことを仕事にする場合「こうすれば稼げる」というマニュアルはありません。
そもそも「好きなことを仕事にする」というのも、なにをもって仕事と呼べるのか、設定や認識は人によって違います。
「好きなことを仕事にする」までの道のりもゴールも武器も戦術もすべて、自分で設定しなければなりません。
でも、多くの人は自分がなにを好きなのか分からなかったり、自信を持って好きだと言えなかったりする場合がほとんどです。
自分で答えを出せない人が、好きなことを仕事にできるでしょうか。
一方で「得意なことを仕事にする」の場合は、求人に対して名乗りを上げればいいだけなので誰にでもできます。
つまり「好きなことを仕事にする」より「得意なことを仕事にする」方が難易度が低い、ということです。
今すぐできて、金銭面にもストレス面にも即効性があるので、人生に悩んでいる人こそ「得意なことを仕事にする」とよいと思います。
まずは得意なことを仕事にして、人生の難易度を下げよう

今回は【得意なことを仕事にすることは、社会にとっても自分にとっても有益です。
ストレスの減少や自己肯定感アップに即効性があるので、まずは得意なことを仕事にして人生の難易度を下げましょう。】というお話でした。
仕事ができない、自分が嫌い。
人生がつらい、毎日しんどい。
こんな風に悩んでいる人こそ、得意なことを仕事にするべきだと思います。
幸福度はある程度までしか上がりませんが、死にたいと願う毎日よりはるかにマシです。
やりたいことや好きなことで人生を明るくしたり未来を夢見たりするのは、絶望感をゼロにしてからでも遅くありません。