
ミニマリストのカーリーです。
先日、Kindle Unlimitedに再登録しました【早く濃く読める読書術のおかげ】 という記事を書きました。
勝間和代さんの「勝間和代の超コントロール思考」という本が Kindle Unlimited の対象になっていたので、サクッと読んでみました。
勝間さんの本を読むのは初めてだったのですが「こういう深い思考で生きていきたい」と思わざるを得なかったです。
勝間さんが HSP で菜食をしていた過去があるなど、考え方だけでなくライフスタイルにも共通点がありました。
ということで「勝間和代の超コントロール思考」の感想をまとめていきます。
ボリューム満載ではありますが、重要な部分だけ抽出すれば2~3時間で読める内容です。
興味がある方はぜひ手にとってみて下さい。
「勝間和代の超コントロール思考」は人生の攻略本

「勝間和代の超コントロール思考」は、わたしがこうありたいと願っていた生き方をしっかりと言語化してくれた本でした。
超コントロール思考は、人生の選択肢を広げて主体的に生きることです。
主体的に生きることは「自分軸で生きる」とも言い換えられると思います。
主体的になれないと、世の中に流されたりやらされ仕事になったり他人の目を気にしてばかりいたりして、生きるのがしんどいですからね。
そういう生きづらさから逃れる方法が「超コントロール思考」です。
「勝間和代の超コントロール思考」は、仕事で成果を上げたい人向けのノウハウ本に留まらず、よりよい人生を生きたい人の助けになる自己啓発本でもあります。
【勝間和代の超コントロール思考】大事なポイント3つ

「勝間和代の超コントロール思考」には、超コントロール思考とは具体的にどう考えて行動するか、という実践法も詳しく書かれています。
しかし、わたしが最も大切だと感じたのは、下記の3点です。
- 超コントロール思考になるべき理由
- 超コントロール思考になるメリット
- 超コントロール思考になる方法
ぶっちゃけ、ここに「勝間和代の超コントロール思考」のエッセンスがすべて詰まっているといっても過言ではありません。
そして、わたしがずっとこう生きたいと思っていた願いを言語化したのが、この3つのポイントでした。
1.超コントロール思考になると人生が楽しくなる
超コントロール思考は、選択肢を増やして自分にとってベストな選択をすることで、生きづらさから逃れる生き方です。
そもそも、生きづらさの理由のひとつとして「やらされ」があります。
「やらされ」は依存です。すがる場所がそこしかないから、仕方なくやる。
こういう思考は非主体的であり、ほぼ奴隷なので、生きるのがしんどくなります。
自分の意志も個性も必要とされないのですから、普通にしんどいですよね。
しかし、そこで選択肢がいくつかあれば「嫌なことを断る」という選択ができます。
このように、自分に向いていないことやしんどいことから逃げるために選択肢を増やす、というのが「超コントロール思考」です。
嫌なことを避けるだけで、人生はグッと生きやすくなります。
2.超コントロール思考になるために大切な3つのこと
勝間和代さんの超コントロール思考において大切なのは、下記の3点です。
- 気づく
- 知識を得る
- 選択肢を広げる
超コントロール思考における大前提は、選択肢を増やすことです。
選択肢を増やすには、知識を得て知ったり気づいたりする必要があります。
知ることや気づくことの引き金となるのが、好奇心やネガティブです。
- どういうこと?
- なんでそうなの?
- だるい
- 面倒くさい
- 傷ついた
- イライラした
- やりたくない
感情の変化にはとくに気を配るべきだと思います。生きやすい道を選ぶには、自分を知ることが必要ですからね。
自分の感情に気を配り、どんなことで幸せを感じたり落ち込んだりするのかを知っておけば、常に自分らしく生きるための選択ができます。
「知る」ことで世界を広げて選択肢を増やすことが、自分らしく生きる方法です。
3.超コントロール思考を邪魔する「学習性無力感」
勝間和代さんの超コントロール思考は、わりと当たり前のことだなと感じます。
ですが、その当たり前をできないから、人間は生きづらくなっていくんですよね。
その生きづらさを作るひとつの原因が「学習性無力感」です。
心理学の研究で、犬に電気ショックを与える有名な実験があります。
詳しくは割愛しますが、要はつらいことから逃れられないと学習すると、いくら目の前に解決策があっても行動できなくなってしまう、ということです。
「自分はなにをやってもダメだ」「もう逃れられない」と思ってしまうと、行動することすら止めてしまう。
いわゆる「思考停止」というヤツです。
自分もまさにコレでしたし、現代人にニートが増える大きな理由なのではと思いますね。
だから、好奇心やネガティブな感情に、目をつぶってはいけないんです。
知ることや気づくことを止めなければ、自分の人生の舵はいくらでも握り直せます。
「学習性無力感」について掘り下げたい方には、下記の本がおすすめです。
「勝間和代の超コントロール思考」はこんな人におすすめ

「勝間和代の超コントロール思考」は仕事術にジャンル分けされる本だと思います。
仕事は人生の多くを占めますから、超コントロール思考で仕事をするだけで格段に生きやすくなるのは間違いありません。
ですが「勝間和代の超コントロール思考」は、単なるビジネス書で終わってほしくないと思いました。
- 生きるのがつらい
- 自分らしく生きたい
- もっと楽しく生きたい
こんな風に傷ついている人にこそ、本書を読んで生きる力を取り戻してほしいです。
というのも「超コントロール思考」の根底には、他人は変えられないけど自分のことなら自由に変えられる、という考え方があります。
このように「自分を主体に考える」ことで、人生はかなり生きやすくなるんですよね。
わたしのように生き方や働き方に悩んでいる人、人生がつらくて絶望している人を救ってくれる一冊です。
「勝間和代の超コントロール思考」は生きづらい人の救済書

今回は「勝間和代の超コントロール思考」を読んだ感想をまとめました。
勝間さんの本を読むのは初ですが、流石はとても深い思考を持っている方なんですね。
勝間さんも HSP だそうで、だから生きづらさから逃れようと試行錯誤してきたんだなと。
深く共感できる考え方で、まさに理想とする生き方です。
前述のとおり、本書の重要ポイントは序章でほぼ述べられています。
後の章は具体的な実践アイデアが細かく紹介されているので、気になったところから読めばオッケーです。
難しい印象がありましたが、2時間くらいで読破できました。
生きづらい人ほど共感できるので、読書の習慣がない人でもサクッと読めますよ。