【ナイトロ コールドブリュー コーヒーとは?】夏限定スタバの水出し

夏に飲む水出しコーヒーの新しいカタチである「ナイトロ コールドブリュー コーヒー」はいつもよりお洒落なスタバで味わう贅沢なコーヒー。

イギリス住みのフリーライターcarlyです。

ひょんなキッカケで絡ませてもらったバリスタのKAZUさん@N0C0ffeeN0lifeに「スタバでおもしろい体験ができるよ!」と教えてもらったので、さっそく行ってきました。

けっこうコーヒー好きなわたしですが、スターバックスコーヒーで人生初体験を。

その名も、ナイトロ コールドブリュー コーヒー!

横文字で忙しいですが「ナイトロ コールドブリュー コーヒー」はコーヒー好きはもちろん、興味がない人でも思わずコーヒー通になったような気持ちを味わえるおもしろいドリンクでした。

ここでは、

  • 人生ではじめてナイトロ コールドブリュー コーヒーを飲んだ感想
  • いつもと違う特別なスタバの紹介
  • ナイトロ コールドブリュー コーヒーとはなに?
  • より楽しく味わう方法

などの点についてがっつりまとめていきます。

今年の夏はいつもとは一味違った水出しアイスコーヒーを味わってみませんか?

GINZA SIX 蔦屋書店はいつものスタバと違う

大人気コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」の新しい夏の味、ナイトロ コールドブリュー コーヒーを味わうために、2017年4月にオープンしたGINZA SIXに行ってきました。

GINZA SIXといえば、日本を代表するアーティストである草間彌生さんの…

かぼちゃ?ですよね。GINZA SIXに行けばいつでもこの作品を拝めます。

こんな感じで、今回紹介するナイトロ コールドブリュー コーヒーを味わえるスタバは、GINZA SIXに入っている蔦屋書店の中にあるんです。

そこらへんにあるスタバとはちょっと違うので、まずはGINZA SIX蔦屋書店にあるスタバについて軽く紹介しておきます。

 

スタッフみんな「ブラックエプロン」

スタバ好きにはもちろん、テレビなどでも紹介されることも多いので知っている人も多いと思うのですが、GINZA SIX蔦屋書店のスタバは全員が「ブラックエプロン」の持ち主です。

スタバの一般的なバリスタさんが身につけているのは、緑のエプロンですよね。

ふつうの店舗にもブラックエプロンのバリスタさんがいることもありますが、GINZA SIX蔦屋書店のスタバでは全員がブラックエプロン。

 

ちなみにブラックエプロンとは、スタバ独自の試験制度みたいなものに合格したバリスタだけが身につけられる特別なエプロンのことです。

スタバって全国に店舗があるし、正社員もアルバイトも含めれば相当な数のバリスタさんがいますよね。

しかし、ブラックエプロンは全スタバ・バリスタの1割くらいしかいないらしいです。

しかも、1年に1回しか試験を受けられない上に、毎年試験に合格し続けなければいけないそう。

 

コーヒーの知識やスキルはもちろん、ホスピタリティや接客技術も求められるブラックエプロンのバリスタ。

スタバの中でも優れたスキルと知識を持ったブラックエプロンのバリスタさんだけが集められたGINZA SIX蔦屋書店は、スタバの中でも特別な店舗のひとつなんですね。

 

希少なコーヒー豆「スターバックス リザーブ」

GINZA SIX蔦屋書店のスタバの特徴は、選びぬかれたブラックエプロンのバリスタがいるというだけではありません。

大手コーヒーチェーン店ではありつつも、コーヒー豆にもこだわっているのがGINZA SIX蔦屋書店のスタバなのです。

今この瞬間も、
類いまれなコーヒーを探し続けています。

私たちは毎年、すばらしいコーヒーを求めて世界中を旅しています。
時として、すぐにでも持ち帰って、たくさんの人に味わっていただきたい希少で個性的なコーヒーに出会うことがあります。

私たちのコーヒーバイヤーやファーマーサポートセンターの農学者たちは世界中のコーヒー農家を訪れて信頼関係を築くことでそういったコーヒーの発見、そして調達にまでこぎつけたのです。

カッピングと呼ばれる風味テストを年間25万杯以上も繰り返すスターバックスの専門テイスターが厳選した、最も個性豊かなコーヒー。

それが、スターバックス リザーブ®コーヒーです。

引用:スターバックス リザーブ公式ページより

ココ数年、ブルーボトルコーヒーの上陸あたりから「スペシャルティコーヒー」という言葉が一般的になってきましたよね。

日常的なコーヒーで一世を風靡したスタバが

  • 市場になかなか出回らない生産量
  • 高品質で注目を浴びた

というコーヒー豆だけを扱うのが、スターバックスリザーブなんですね。

 

このようなコーヒーは個性が強く感じられるので好みが分かれることも多いですが、個人的にはめちゃくちゃ好きです!

大手のコーヒーチェーンがスペシャルティコーヒーを扱う時代がきたか…

と思うと同時に、スタバほどの実力があってこそだなとも感じますね~。

 

コーヒーの淹れ方(抽出方法)もたくさん

GINZA SIX蔦屋書店では、スターバックスリザーブという個性的で高品質な豆を使ったうえで、それぞれの豆をおいしく楽しめるように抽出方法にもこだわりが。

  • ハンドドリップ
  • サイフォン
  • 特殊なマシン「クローバー」
  • コーヒープレス(フレンチプレス)
  • ブラックイーグル(エスプレッソマシン)

この5種類にナイトロ コールドブリュー コーヒーも加われば、GINZA SIX蔦屋書店だけでも6種類の抽出方法が楽しめるということですね。

スタバではエスプレッソ系のコーヒーがメインかつ、人気商品でもあります。

しかし、

  • 牛乳やシロップでごまかさない
  • 人の手で淹れるのでブレる

など、淹れ手によって味の違いが目立ちやすいハンドドリップやサイフォンを採用しているあたり、チェーン店といえどもかなり攻めてますよね。

 

【店内のラグジュアリー感】良いレストランに来たみたい

コーヒーやバリスタさんに関する特徴もかなりなモノですが、お店の外観や内装についても同じようにかなりのこだわりがあります。

こちらは注文をするカウンター周辺の写真ですが、わかりますかね…

もうココからしてかなりの異空間。

いつものスタバもわりとシックな雰囲気がありますが、GINZA SIX蔦屋書店のスタバはもうめちゃくちゃラグジュアリーですよ。

カウンター周辺でうろうろしていると、美しいスタッフのお姉さんがにこやかに話しかけてきてくれます。

ちゃんと席まで案内してくれるし、商品説明や声がけなど「ここはレストランですか?」と勘違いしてしまうような佇まいと接客。

これでサービス料とられないのって、申し訳なさ過ぎです。

(日本でチップあげても売上に回されちゃうのでなし!スタバはどうか分かりませんが。)

 

わたしが行ったときはオープンしてすぐだったので、店内はわりと混んでいました。

しかし、もしこの空間がゴミゴミしていないとしたら、超絶セレブになった気分が味わえますね。

それほどまでに高級感、オトナの落ち着き感がある店内になっています。



ナイトロ コールドブリュー コーヒーとは?

さて、GINZA SIX蔦屋書店のスタバについて知ったところで、今回の本題「ナイトロ コールドブリュー コーヒー」についてのお話に移りましょう。

念のためではありますが、簡単にナイトロ コールドブリュー コーヒーって一体なんなの?という部分から。

ナイトロ コールドブリュー コーヒーとは

  • ナイトロ・・・窒素
  • コールドブリュー・コーヒー・・・水出しコーヒー

という2つの単語からできている言葉です。

つまり「窒素入りの水出しコーヒー」ということなんですね。

 

水出しコーヒーとは、いつもならお湯で淹れるコーヒーを水で淹れたもの。

水でコーヒーを淹れると時間がかかるというデメリットがありますが、お湯で抽出されてしまう

  • 苦味
  • エグミ

などの雑味を抑えられます。

コーヒー豆を粗目に挽いて水に入れ、8~10時間ほど待つのが一般的でしょうか。

お湯で淹れるコーヒーをすぐさま氷で冷やすというアイスコーヒーもありますが、水出しは香りも味も繊細で、やさしくまろみのある味わいが特徴。

暑い日に酸味がばっちり効いた水出しアイスコーヒー、最高です…

 

話は逸れましたが、ナイトロ コールドブリュー コーヒーとは窒素が入った水出しコーヒーのことで、アメリカで最近広まった新しいコーヒーとのこと。

ブルーボトルコーヒーでおなじみ、アメリカのポートランドにあるサードウェーブ系カフェ「スタンプタウン・コーヒー」で2011年から販売をはじめ、現在は世界中に広まりつつあります。

日本の一部では「ドラフトコーヒー」とも呼ばれているみたいですね。

実際にビールのタップと同じような装置から抽出されていく様子は、まさに「ドラフト」を連想させるものでした。

ドラフトビールも「非加熱処理の樽生ビール」という意味なので、イメージにもぴったりなネーミング。

 

スタバ「ナイトロ コールドブリュー コーヒー」の値段

はじめに申しておくと、このナイトロ コールドブリュー コーヒー、めちゃくちゃ高いです。

庶民がカフェイン補給のためにがぶがぶ飲むコーヒーではありません。

そのお値段なんと、1杯1,004円(2017年8月時点)。

しかも、ナイトロ コールドブリュー コーヒーの価格には3段階あり、わたしが飲んだときには(幸いにも)一番低い値段でした。

一番高い価格帯を忘れてしまったのが申し訳ないのですが、少なくとも1杯につき1,000円以上払わなくてはならないのがナイトロ コールドブリュー コーヒーなのです。

 

ちなみにわたしが飲んだコーヒーの豆は、ニカラグアのマラカトゥーラ種というもの。

コーヒー豆だけを買うこともできるのでちょっと覗いてみると、250gで2,600円とかなり高価なお豆だという…

抽出方法にもお金はかかるのでしょうけれど、やはりコーヒー豆もかなりいいものを使っているということがわかりました。

 

スタバのナイトロ コールドブリュー コーヒーを飲んだ感想

人生ではじめてのナイトロ コールドブリュー コーヒーは、確かにおもしろい経験ができるコーヒーでした。

おいしい&楽しいポイントを

  1. 見て楽しい
  2. 一度に二度味わえて楽しい
  3. 味わって楽しい

の3つに分けて紹介しますね。

 

【1】見て楽しい「サージング」泡の対流

コーヒーには

  • エスプレッソ
  • ハンドドリップ
  • サイフォン

など、見ているだけでも楽しい抽出方法がありますが、ナイトロ コールドブリュー コーヒーもまた、見ているだけで楽しいコーヒーです。

まずは気になる抽出方法から。

いやいやもうコレはほとんどビール!

(ビールだと言って… )

色といい泡の具合といい、タップといい、すべてが「ギネスビール」にしか見えません。

 

それはさておき、グラスに注がれる液体を見ると白っぽくなっているのがわかりますね。

コーヒーなので液体そのものの色は黒ですが、細かな気泡(窒素)が混じり合うことで液体が白っぽく濁ってみえます。

そして時間が経つと液体と泡が完全に分離して、黒い液体の上に白い泡が乗っているという状態に。

事後報告&見えにくくて申し訳ないです。

これくらいになると泡とコーヒー液は完全に分かれているので、液体が真っ黒に見えますね。

このように、ナイトロ コールドブリュー コーヒーは(ギネス好きにはもちろん)見た目だけでも十分に楽しめるコーヒーでした。

 

【2】一度に二度おいしい!ナイトロの味わい方

席に通されて間もなく「抽出の様子をご覧になりますか?」とお声がけいただいたので、カウンターまで行ってみました。

写真スキルがなくて申し訳ない。

見づらいですが、注ぎたてはこのように液体全体が濁ってシュワシュワしたように見えます。

さあ、ここで美人バリスタさんに質問。

「これは泡が落ち着くのを待った方がいいですかね?」

見た目が完全にギネスビールなので、同じ感覚で質問してみました。

 

ギネスは缶なりタップなり、グラスに注ぐとナイトロと同じように泡の対流(サージング)が起こるので、泡と液体が完全に分離するまで待つのがお決まりの儀式。

一方のナイトロ コールドブリュー コーヒーはというと…

  • はじめの状態では、細かな泡と液体が混じり合ったまろやかな触感を楽しめる
  • 液体と泡が完全に分離した後では、コーヒー本来の味をしっかりと感じられる

という回答でした!

つまり、ナイトロ コールドブリュー コーヒーは一度で二度おいしいということに。

量もたっぷりあるので、時間をかけて味わうというラグジュアリー感があるコーヒーですね。

 

【3】水出しコーヒーとは思えない濃厚さ!

カウンターでは美しいバリスタのお姉さんに

  • コーヒー豆の産地
  • 味の特徴
  • ナイトロの抽出について

などを熱く語ってもらいました。

わたしが味わったニカラグアの豆を見せてもらったのですが、一般的なコーヒー豆よりかなり大ぶりな豆であることに驚き。

コーヒーを飲むだけでなく、見たり聞いたりして「体験」できるっていうのがいいですね~。

 

さてさて、待望のナイトロ コールドブリュー コーヒーを味わうお時間です!

一口飲んでまず驚くのが、その濃厚さ。

水出しコーヒーというと、かなりクリアでさっぱりした味だというイメージを持っていましたが、スタバのナイトロはまったく違った味でした。

あまりの濃厚さに、今までに味わってきた水出しコーヒーはすべて水だったのでは?とすら思えてきます。

酸味もしっかりありますが、

  • 甘み
  • 後味にほんのりと残るスパイスっぽさ
  • カカオっぽさ

がいいですね。

めちゃくちゃいい豆を大量に使っているな… というのをビシビシ感じます。

いや、控えめにいってもめちゃくちゃおいしいです。

 

スターバックスでコーヒー沼にハマれる時代がきた

正直、スターバックスリザーブやナイトロ コールドブリュー コーヒーがこれほどまでに素晴らしいとは予想外でした。

ぶっちゃけ

  • ゆうてもスタバでしょ?
  • 新しいモノ好きがターゲットなんじゃないの?

と思っていましたが、これは完全にわたしの間違い。

スターバックスコーヒー。

大手コーヒーチェーン店とは思えぬコーヒーのクオリティと接客でしたし、お店のコンセプトもコアでありながらお客さんのガッチリと心を掴んでいます。

しかも「コーヒー好き」というお客さんの心を。

 

  • 豆へのこだわり
  • 抽出方法

この2つに関してはとくに、コーヒー好きやマニアの心を鷲掴みに。

スタバというとコーヒーの好きキライに関わらず幅広い客層を持っているがゆえ、コーヒー好きからすると鼻で笑いたくなることもしばしば。

しかし、スターバックスリザーブのおかげで

  • コーヒーに詳しい人
  • もしくはプロ
  • コーヒーが本当に好きなマニア

のようなコアなお客さんからも支持されるようになりそう。

これからはどんなコーヒー好きを楽しませてくれるコーヒーが出てくるのか、楽しみで仕方がありませんね。

 

今回のナイトロ コールドブリュー コーヒーを教えてくださった、バリスタのKAZUさん@N0C0ffeeN0life

おっしゃる通り、本当に楽しくおもしろい経験ができましたよ~!

ありがとうございました!

コーヒー好きの方はぜひぜひKAZUさんのブログやツイッターをチェックしてくださいね。

KAZUさんのブログ「コーヒースタンドKAZU」

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