YMS帰国済みのカーリーです。
2018年3月にイギリスに入国の滞在5ヶ月目に起こった悲劇!
【財布とBRPカード盗難事件】
財布やらBRPカードやらが盗まれた、あるいは失くしたと分かったら、焦ったり日本に帰りたいと泣きたくなったりしますが、そうも言っていられないのが現実。
ここでは、財布をスられBRPカードを失った筆者が、当時の状況や再発行の手続きをしたときのことをシェアします。
ヤられた身としては心苦しく、もう泣きたい。
それでも、同じように被害に遭ってしまった人の役に立てればと思います。
BRPなしでフランス旅行しました【UKの入国審査問題なし】

ここに来てくれるのは『BRPカードを失くした後に旅行を控えている』方が多いようです。
わたしの経験では、BRPカードなしでEU圏の旅行からイギリスに帰国し、入国審査を通ってもなんの問題もなく、質問攻めされることも止められることもありませんでした。
わたしも当時は不安だったので、ネットでたくさん情報収集しましたが、結論「入国審査官による」としか言えない状態です。
【BRPカードなしNGのケース】入国審査官による
こちらは日本と違って、サービスの質がスタッフ個人によって大きく左右されますよね。
イギリス在住なら、あなたにも経験があるはずです。
「サービスの質=個人差」の公式は、入国審査官にも当てはまります。
きちっとした入国審査官なら、BRPカードなしでイギリスに入国しようとするあなたを引き止めて、別室にて尋問するでしょう。
最悪の場合は強制帰還。
まあ日本人ならほぼありえないでしょうけど…
一方、テキトーまたはフレンドリーな入国審査官だったら、あなたの説明を聞いて「それは大変だったね」とか「再発行の手続きしてね」とかでスルーだと思います。
わたしの場合は完全にこっち。
たまたまラッキーでしたが、再発行手続きを完了した旨のメールを印刷して、すぐ取り出せるようにはしておきました。
【個人の意見】YMSの日本人ならBRPカードなしの入国OK
完全な個人の意見なので、鵜呑みにしないでほしいのですが…
ワーホリで来ている日本人なら、BRPカードなしでイギリスに帰国&入国は問題ないと思います。
理由はいくつかあって…
- 日本人ブランド(従順)
- YMSは滞在期間が決まっている
- 日本人のパスポートパワーが強い
- YMSで個人が特定&審査されてる
という感じです。
パスポートにはYMS用の一時滞在許可証が貼ってありますし。
目を光らせるべき対象者はごまんといるので、日本人など構う暇ありません。良く言えば「日本人は信頼されてる」となるのでしょうけど…
なので、BRPカードなしの旅行からのイギリス帰国、入国はさほど問題ないと思います。
もちろん、何度も入出国を繰り返しているとか、あまりにも挙動不審だとか、イギリスにとって問題ありのイレギュラーがあれば止められますので。
BRPの紛失・盗難に気づいたらやること【再発行の手続き】

BRPの再発行をせずに放置すると、
- £1,000の罰金
- 強制退去
になります。違法滞在だとみなされるわけですね。なので、素早く再発行の手続きをしましょう!
ザッとやることをまとめると
- クレカやデビットカードを止める
- GOV.UKで紛失(盗難)したことを報告
- そのまま再発行の手続き
- 手数料の支払い
- 書類のダウンロード
という感じで、オンラインで完結します。
(このときほど自分の英語力の低さを思い知ったときはない)
英語圏に住んでいようが、英語は勉強しないと伸びませんね。
【手続きの前に】警察に被害届を提出するかどうか?
過去にBRPの紛失や盗難を経験された人のブログなどを参考にさせていただいたところ、警察署に届けを出さなければいけないという情報が。
警察署に届け出をしてレターやナンバーをもらわないといけないとのことでした。
しかし、わたしがオンラインで手続きしたところ「警察に届けを出したか?」という設問に
- イエス
- ノー
の2つ選択肢があり、ノーを選んでも問題なく手続きを進めることができました。
現段階ではまだ再発行したBRPが手元に届いていないのでなんとも言えませんが、選択できるということはこれで申請しても問題ないということなのではないかと。
【追記】
問題なく新しいBRPカードが届きました。
つまり、警察に被害届を提出しなくても新しいBRPカードは申請できる、ということです。
このような仕組みはコロコロ変わるので、しっかりと読み進めながら手続きしましょうね!以下で手順を説明していきます。
手順1.GOV.UK でBRPカードを紛失(盗難)したことを報告
以下のURLからGOV.UKのサイトにアクセスし、BRPが失くなったことを報告します。
◆https://www.gov.uk/biometric-residence-permits/lost-stolen-damaged
BRPをイギリス国内でなくした場合と国外でなくした場合とではやり方が違うので、リンク先をしっかりと読んで手続きしましょう。
わたしは家の近くでスられたので「わたしはイギリスにいますよ」枠での報告でした。
- どんな状況でなくしたか
- どこでなくしたか
を英語で記入するので、簡単な英文法を求められます。
手順2.そのままオンラインで再発行手続き
上記の流れでBRPカードを紛失したのか盗難されたのかを報告すると、そのまま再発行の手続きに移ります。
いろいろと設問に答えるのですが難しい英語もたくさん出てくるので、グーグル翻訳を使いながら15分くらい格闘しました。
手順3.再発行の手数料を支払う
BRPカードを再発行するには£56かかります。
めちゃくちゃ高い…
( こちとら被害者やぞ… )
カードや現金を根こそぎ失っていたら払えないですよね。支払いが完了したら、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
手順4.書類をダウンロードする
とてつもなく長い設問に答えて手数料の支払いが完了したら、書類をダウンロードして印刷します。
印刷した書類にはいくつかサインや住所などを書き込むスペースがあるので、チェック漏れのないように。
オンライン上で指示がありますが、BRPの再発行を申請するには、ここでダウンロードした書類を送付しなければなりません。
わたしは家にプリンターがないので、ロンドンではコンビニ的な位置づけのRymanのプリントサービスを利用しました。
印刷代は8枚?で£3.60でした。
手順5.書類と写真をそろえて郵送する
- 上記でそろえた書類
- パスポートサイズの写真2枚(裏に名前を書く)
- 住所を証明する書類
この3つをそろえて封筒に入れ、指示されたブリストルの住所まで送ります。
住所を証明する書類にはいくつかありますが、わたしはフラット入居時にもらった契約書を添えました。
ちなみにコピーではなく、原本を送る必要があります。
そのほかだと
- イギリスの免許証
- 公共料金の支払い
- 学校が出すレター
などが挙げられますね。郵便局に持っていくと、個人情報を送るなら書留にしなさいと勧められたので£6.50お支払い。
郵便も激高いですね、イギリス。
とりあえずここで手続きは一段落です。
申請書類を送ったあとにやること【郵便局で指紋採取】

わたしはひとまず、財布をスられた翌日の午後までに書類を送るところまで済ませました。
出回っている情報によれば、書類があちらに届いた後に郵便局で指紋をとるようです。
ここにもお金がかかりますし、そこらへんのミニポストオフィスでは受け付けてくれないようなので、めんどくさいですね。
最終的に新しいBRPカードが手元に届くまでには、2ヶ月くらいかかるとのこと。(わたし1ヶ月後に海外旅行するんだけどな~)
【教訓】安全対策は絶対に怠るな

これだけ痛い目にあったらもう二度と間違いはしません。
ここは日本と違うということを心に刻み込みました。
イギリス在住1年だろうが2年だろうが、防犯対策は絶対に怠ってはいけません。
海外での安全対策まとめ記事を書いたので、ぜひ一読してみてください。旅行版として書きましたが、在住者でも役立つことがあるはずです👍
どれだけ対策をしても100%の安全は存在しません。
紹介した安全対策を万全に行い、警戒心をキープしたまま行動することは大前提です。
とはいえ、一番大切なのは「万全の対策をしたから大丈夫」と思わないこと。
適度な緊張感を持たないと、海外ではすぐスキをつかれて被害者になります。
だからといって「海外は危険だから一人で行くのは止めよう」とは思わないでほしいです。
それだけを理由にやりたいことを諦めるのはもったいない。だったらできる限りの対策をしてやりたいことをやる。
これがわたしの選択肢であり、あなたにも実践してほしいことです。
- 同じYMSの友達
- 海外旅行する友達
- 海外出張する家族
などの身近な人にこの記事をシェアして、みんなで防犯意識を高めましょう!
【イギリスワーホリYMS】5ヶ月目にしてスリに遭う

わたしの体験談をお伝えします。
ワーホリがはじまって、イギリスやロンドンに慣れてきた頃。
完全に油断ですね。わたしは背負っていたリュックのポケットを開けられ、財布をとられてしまったのです。
財布の中には
- BRPカード
- オイスターカード
- 現金 £50くらい
- デビットカード2枚
- テスコカード
- パスポートのコピー
が入っていました。
幸いにも、デビットカードはどちらもスマホによる操作ですぐに凍結できたので、カードに入っていた多額のお金は使われずに済みました。
これは本当によかったです。
先日まとめて数十万円を入金したばかりだったので、これを失ったらガチの文無しになっているところだったので。
現金やパスポートコピーは諦められても、問題はBRPカードです。
わたしは渡航から5ヶ月が経っており、万が一にも滞在許可証の提示を求められた場合にはBRPカードで示すしか方法はありません。
パスポートに貼られている滞在許可証は一時的なもので、入国予定日から3ヶ月しか有効じゃないですからね。
BRPカードがなければ不法滞在だとみなされてしまう、とても危険な状況。
もう、このときはとにかくパニックです。といいつつも、冷静に日本語で「BRP 盗難」とか検索しているあたり…
悲しい悔しい泣きたいけど、BRPの再発行は必須

わたしはこれまでに何回かは海外旅行を経験してきましたが、盗難に遭ったのはこれがはじめてです。
とはいっても、プロのスリに巧みにヤられたというわけではないので、完全に注意不足でしかありません。
誰も責められない。自分が悪いです。
しかし、財布が盗まれたことで
- 心のダメージ
- お気に入りの財布がなくなった
- お金が取られた
- 再発行の手数料
- 印刷代や写真代、送料
- 手間と時間
が一気にのしかかってきます。
労力がかかるうえに時間もお金ももったいないし、スられたことで外に出るのが怖くらいです。でも、時間もイギリス移民局も待ってはくれません。
ひとまずは落ち着いてBRPカードの再発行をしましょう。
わたしはまだ書類の送付が済んだところなので、情報がアップされるまでしばらくお待ち下さい。
【追記】
新しいBRPカードを受け取りました!
申請からちょうど2ヶ月のタイミング。
イギリスなので、2ヶ月より早まることはないでしょう。BRPカードを紛失したら何よりも早く再発行の手続きをしてください。