海外へ行くのが好きな carly です。
ワーホリや海外留学で一度はブチ当たる壁が「どのクレジットカードがお得なのか?」という課題。
日本のクレジットカードを海外で使うと、手数料やらで余計なお金を払う必要があり、大きな出費になってしまいますよね。
手数料を安く抑えるのが節約だと分かっていても、いったいどれが安いのか…
クレジットカードの種類が多すぎて、調べるだけで途方に暮れてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、海外へ行くのが好きなわたしが調べ続けて分かった『海外で一番おトクに使えるクレジットカード』を2枚ご紹介します。
ここで紹介する2枚を押さえておけば、手数料などでムダなお金を取られる必要がありません。
- 長期の海外滞在、ちょっとでも日本円を節約したい
- 海外ショッピングを少しでも安くしたい
という方は必見ですよ!
クレジットカードの海外ショッピングは損

結論からいうと、日本のクレジットカード全般で海外ショッピングを行った場合、ほとんどのクレジットカードで損します。
銀行のクレジット機能付きのキャッシュカードでも、キャッシュバックやポイントでお得だといわれている楽天カードなどでも海外ショッピングでは損するのです。
海外ショッピングをクレジットカードで行うと、買い物した金額に換算レートが上乗せされるため、余計なお金を払っていることになります。
かといって、海外で日本のクレジットカードを使う場合にはこの「換算レート」を払わずに済む方法はありません。
しかし、換算レートを安く抑える方法ならあります。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] それを今回の記事で紹介しよう、というわけです。[/speech_bubble]その前に、海外でクレジットカードを使ったときに発生する『換算レート』について知っておきましょう。
換算レート = 基準レート + 外貨取扱事務手数料
換算レートというのは、
- 基準レート・・・クレジットカードブランドによる為替レート
- 外貨取扱事務手数料・・・カード会社によって異なる事務手数料
から算出されます。
基準レートはテレビや街頭などで目にする「100円 = 101ドル」とかいうアレのことで、日によって変動します。
両替したときや利用明細をみたときに「あれ?思ったより高くついたな」と感じるのは、基準レートに外貨取扱事務手数料が加わった「換算レート」で支払金額が決まるからです。
この基準レートは公開されていて、
- VISA
- MasterCard
- JCB
- American Express
などのクレジットカードブランドによっても変わります。
公開されているレートを調べたところMasterCardが一番レートがいいことが多いので、悩んだらMasterCardのクレジットカードを発行するといいでしょう。
続いての外貨取引事務手数料ですが、これはカード会社によって呼び名が変わることもあり、為替手数料とか事務手数料とかいう場合もあります。
有名どころのクレカで比べてみましょう。
VISA | MasterCard | JCB | |
楽天カード | 1.63% | 1.63% | 1.60% |
三菱UFJ | 2.16% | 2.16% | 2.03% |
セディナカード | 1.60% | 1.60% | 1.60% |
三井住友 | 1.63% | 1.63% | ー |
エポスカード | 1.63% | ー | ー |
自分が持っているカードばかりで申し訳ないですが…
カード会社とクレジットカードブランドによってかかる外貨取扱事務手数料が変わる、ということです。
こう見ると「JCBが一番安くておトクなのでは?」思うかもしれませんね。
しかし、海外でJCBカードが使えるところは少なく基準レートがよくないケースが多いので、結果的にあまりおトクにはなりません。
ここで分かることは、クレジットカードブランドとカード会社を選べば、海外でクレジットカードを使ってショッピングするときの支払額を抑えられるということです。
わたしは社会人になってから開設した口座がUFJだったので、平気でそのまま海外へ行っていました。
上の表を見返すだけでゾッとするのですが、UFJの海外ショッピング手数料の高いこと高いこと…
穴があったら入りたいとはこのことです。
海外ショッピングは「ソニーバンクウォレット」

自分が持っているクレジットカードを使って海外ショッピングを安く済ませる方法を調べまくりましたが、残念ながら新しいカードを作るしか方法はありませんでした。
ということでわたしが選んだのは『ソニーバンクウォレット』。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] ソニー銀行が発行するデビットカードです。[/speech_bubble]ソニーバンクウォレットの最大の特徴は、ショッピングの支払い手数料が無料だということ。
また、ソニー銀行はイギリスYMSの申請に必要な残高証明の条件を満たしているので、
- 新しい銀行口座を開くのに抵抗がない人
- ワーホリのために口座を開設しよう
という人はソニー銀行を選ぶとよいでしょう。
両替手数料が最安値!ショッピング手数料は無料
かかるのは日本円を外貨に両替するときに発生する両替手数料だけなので、クレジットカードを使う場合に比べてかなり節約できるます。
両替手数料も、
- 米ドル・・・0.15円
- ユーロ・・・0.15円
- 英ポンド・・・0.45円
- 豪ドル・・・0.45円
- カナダドル・・・0.45円
と激安です。
- ソニー銀行独自のレートで両替した場合
- VISAのレートで両替した場合
とを比べると2ドルほど、英国では4ポンドくらい安くなります。
このようにソニー銀行の為替レートそのものが安いですし、外貨に両替しておけば手数料が一切かからずにクレジットカードのように買い物できるんです。
海外ショッピングの手数料が無料なので、ふつうにクレジットカードを使った場合と比べると通貨や買い物の金額によっては2倍ほどの差が出ることもあります。
あらかじめ外貨預金しておかないと高くつく
上記のように激安でソニーバンクウォレットを使うには、外貨預金口座を開設してあらかじめ外貨に両替しておく必要があります。
万が一、残高がなくなった場合には普通預金の口座から自動で引かれますが、
- VISAレートで両替
- 1.76%の手数料
で支払う金額が決まるため、他のデビットカードやクレジットカードを使うよりも高くついてしまいます。
ソニーバンクウォレットを安く使うには、外貨預金口座を開いて十分な額の外貨を両替しておくことが前提なので注意しましょう。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] 実際の使い心地は以下の記事に![/speech_bubble]
ワーホリに人気の「マネパカード」との比較

イギリスだけでなく、ワーホリにおすすめのクレジットカードを調べると「マネパカード」をよく見かけます。
たしかに、これまでに紹介したカード会社のクレジットカードを使うよりは、マネパーカードを使う方がかなりお得にショッピングできます。
マネパカードはクレジットカードやデビットカードではなく、FXで有名な「マネーパートナーズ」が発行するプリペイドカードです。
こう聞いただけでもおトクな感じがしますね。
空港で現金を1回500円均一で受けとれるので、外貨で現金を大量にほしいという方にはありがたいサービスです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] 安全のためには現金を持ち歩かない方がいいのでしょうけど… [/speech_bubble]マネパカードはプリペイド式なので、チャージした金額しか使えません。
これをメリットと捉えれば、クレジットカードと違って使いすぎることがないので安心ですね。
マネパカードにチャージする際に日本円を外貨に両替する必要がありますが、マネパカードで両替を行った場合、
- 米ドル・・・0.8円
- ユーロ・・・1円
- 英ポンド・・・1.3円
- 豪ドル・・・0.7円
このようになります。
FX両替レートを使うことで0.2円均一にすることも可能ですが
- 口座開設
- 入金
- 両替
- チャージ
と手間がけっこうかかります。
上記のマネパカードの両替手数料とソニーバンクウォレットの手数料を比べると、圧倒的に「ソニーバンクウォレットの手数料が安い」ことが分かります。
- ソニーバンクウォレットの基準レート
- マネーパートナーズのFX為替レート
には大きな差がないので、両替手数料が安いソニーバンクウォレットの方が海外ショッピングに有利だということです。
マネパカードのメリット
海外ショッピングの際には「ソニーバンクウォレット」が有利だとお話しましたが、マネパカードには以下のようなメリットがあります。
- クレジットカードではないので、審査がない
- 発行、年会費が無料
- チャージした分しか使えないので、使いすぎを防げる
- 安いレートを見計らって両替できる
- 24時間365日サポートで、落としたときに止めやすい
- 不正使用などの保険に対応している
入金して両替さらにチャージするという手間がかかりますが、手間がかかっても海外ショッピングが安く済ませられるというのは大きなメリットですよね。
あくまでプリペイドカードなので落としてもとんでもない金額を使われるリスクも少ないです。
もし使われてしまったとしても、停止の手続きをした時点での金額保証をしてもらえます。
海外キャッシングには「セディナカード」

現地のATMで現金を引き下ろすときは、ソニーバンクウォレットやマネパカードではなく、『セディナカード』を使いましょう。
ふつうに海外のATMで海外キャッシングを行うと、
- 現地のATM運営会社に支払う手数料
- 発行したクレジットカード会社に支払う手数料
これらの手数料がかかってしまい、結局大きな出費となってしまいます。しかしセディナカードは、海外のATMを無料で使えるのです。
マネパカード・ソニーバンクウォレットでATMを使ったときにかかる手数料が、セディナカードを使った場合には一切かからないのです。
場所によって異なりますが、海外でATMを使うと1回500円も取られるケースも!
セディナカードは、それだけおトクに現金を手に入れられるということです。
ネットで繰り上げ返済できるのはセディナだけ
海外キャッシングはいわば借金なので、返済までに時間がかかればかかるほど金利が高くなり、返済額が大きくなります。
そこでセディナカードの繰り上げ返済を使うと、金利を最小限に抑えられるんです。
「ネットで繰り上げ返済ができる」というポイントが大きく、他のクレジットカードでは電話対応のみという場合が多いので、通話料の方が高くついてしまうことも。
できるだけ早くお金をかけずに繰り上げ返済ができるのは、ネットで繰り上げ返済ができるセディナカードだけ。
以上のことから、海外で現金が必要になったときはセディナカードで現金を引き出すのが最安値の方法なんです!
◇関連記事>>>>海外キャッシングの繰り上げ返済に必要なPay-easyは時間が節約できる!
カードは使い分けでおトクになる

今回はイギリスの長期滞在を控える筆者が、海外でよりおトクにショッピング・現金引き出しができるカードを調べ上げ、おすすめの2枚を紹介しました。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] 完結にまとめましょう。[/speech_bubble]- 現金引き出しは「セディナカード」
- ショッピングは「ソニーバンクウォレット」
もちろん、紛失や盗難に備えてほかのクレジットカードを一緒に持っていくのがおすすめです。
しかし、メインのカードは以上の2枚で十分!
手数料を最小限に抑えながら現金を手に入れたりショッピングしたりできます。
- 両替
- 入金
- チャージ
などいくつか段階をふむ必要がありますが、その手間で節約できる金額は大きいです。
少しでも日本円を節約したいのであれば、
- セディナカード
- ソニーバンクウォレット
を標準装備にしましょう!
どちらも発行手数料・年会費が無料なので、使わなくなったとしても心配ありません。
長期滞在に限らず、短期の旅行でもマイナー通貨であればあるほどおトクになります。