【イギリスYMS準備】ワーホリ出発前にかかった費用を公開

ワーホリで海外に行くときは現地での生活費はもちろん、出発までにかかるお金も要チェック。今回はわたしがイギリス移住までに使った費用を大公開します。

YMSビザでイギリスに住んでいるcarlyです。

以前↓こちらの記事で、ロンドンで暮らすわたしの1ヶ月の生活費について詳しく紹介しました。

きちんと統計をとったのが6月ひと月だけなのでなんとも言えないところはありますが、おおよそロンドンでの生活費は1ヶ月15万円を最低の目安にできるのではないかと。

引用:ワーホリの予算【イギリスYMS】1ヶ月のロンドン暮らしにいくらかかる?

今回お伝えするのは、ワーホリビザ(YMS)を使ってイギリス暮らしをはじめるまでにかかった費用についてです。

イギリスだけではなく、合法的に海外に暮らすには

  • ビザ
  • 航空券代
  • 生活用品
  • スマホ
  • パソコン

などその人によって違いはあるものの必ず必要なモノがありますし、それに伴ってお金もかかります。

この記事を参考にして、

  • ワーホリには出発前にどのくらいお金がかかるのか
  • どのくらいのお金を貯めればいいのか

というのをイメージしていただければと思います。

 

【1】ワーホリ出発前に100%必要なお金

まずは、ワーホリに行くなら誰でも確実に必要なモノから紹介していきます。

わたしの場合はイギリスですが、どこの国ににしてもワーホリへ行くなら絶対に節約できない費用です。

それは

  • ビザ代(申請代とそれにまつわる金額)
  • 航空券代

のふたつです。それぞれ詳しくみていきましょう。

 

❶《イギリスYMS》ワーホリ申請にかかったお金

ワーホリに行くためにはビザを申請しないことにはなにもはじまらないわけですが、イギリスのワーホリ(YMS)は申請料がめちゃくちゃ高いです。

  • 申請料・・・£235(およそ35,000円)
  • NHS代(現地の健康保険)・・・£300(およそ44,700円)

こうして改めてみると、ビザを取得するだけでエライ金額がかかっていますね…

合計で£535です。日本円にするとおよそ8万円。

国によっては申請料がかからないところや、イギリスほどは高くない国もありますね。

 

コチラで出会った日本人旅行者にほぼ聞かれるのが「ワーホリビザをとるのは難しいですか?」という質問なんですが、わたしはいつも「簡単です。」と答えます。

ある意味ではめちゃくちゃ難しいビザですよ、確かに。

イギリスのワーホリビザを申請するには、完全にランダムな抽選に選ばれて申請権をゲットしなくてはいけません。

当選するには完全に「運」がものをいいますからね。

 

わたしは3回目で当選しましたが、1回目で当選する人もいれば、5回応募しても当たらない人も。

しかし、イギリスの場合はこの一番難しくてどうしようもない「運」さえクリアできれば、それ以降は難しいことは一切ありません。

余談ですが、わたしの場合はビザを申請するときに預けたパスポートを自宅に返送してもらうために、さらに郵送代として1,260円かかっています。

 

❷イギリスまでの航空券代

海外に行くために欠かせないのが航空券ですよね。

シーズンによって価格の変動が激しく、4万円以上も差が出ることも珍しくありません。

とにかく航空券を安く済ませるには

  • オフシーズンに渡航できる
  • チケットが安い時期を狙って渡航

というのがベストですが、なかなか難しいのが現実ですよね。

ただ、一般的にオンシーズン(夏休み・年末年始など)には旅行やワーホリ関わらず渡航先に「外国人」がわんさか増えるので、できるだけこの時期は避けるべきです。

 

わたしは渡航の時期を3週間ほど早めたおかげで、だいぶ安い航空券をゲットできました。

エティハド航空を使って、成田空港からアブダビを経由してヒースロー空港に入るというルートで、片道のみの購入で73,000円ほど。

人によっては1年オープンの航空券を買ったり、あらかじめ往復チケットを買ったりなど。

ちなみに、旅行代理店の「H.I.S.」はけっこう使えますよ。

ハイシーズンに渡航するなど、周りの人と同じ動きをすると

  • 語学学校が高くなる
  • 航空券が高くなる
  • シェアハウスの競争が激しくなる
  • 仕事探しの競争が激しくなる

など、わずかではありますがデメリットが増えるのではないかと思います。

 

【2】人によっては重要度が高いお金

以上で解説した

  • ビザ申請代
  • 航空券代

のふたつはどんな人でも避けられない出費です。

それに加えて、人によっては必要だよ!というお金は以下の通り。

  • パスポート取得代
  • エージェント利用料
  • 海外旅行保険
  • 語学学校の授業料
  • ホームステイ代

では、こちらもそれぞれ詳しく解説していきますね。

 

❶パスポート取得代

ワーホリビザ申請代と航空券代と同じくらい大切なのが、パスポート。

ワーホリに行く前からパスポートを取得していて、

  • 帰ってくるまでに期限が残っている
  • 決められた期間以上の有効期限がある

といった条件を満たしていれば、ワーホリに合わせて行う特別な手続きはありません。

ワーホリに行く年齢の人であれば有効期限を5年か10年か選べますが、せっかくだったら10年を選びたいところ。

 

まったくのゼロからパスポート取得する場合も更新の場合も金額は同じで

  • 10年・・・16,000円
  • 5年・・・11,000円

かかります。

パスポートに関しても、オンシーズンに申請すると時間がかかって間に合わない!なんてトンデモナイので、早めの手続きをするかオフシーズンに渡航しましょう。

わたしは数年前に10年分の更新をしていたので、今回ワーホリにはパスポート取得代がかかっていません。

 

❷エージェント利用代

人によっては

  • ビザの申請
  • 語学学校の申込み

などを留学エージェントにお願いする人もいると思います。

仕事で死ぬほど忙しくて自分で手続きできない!という人ならエージェントに頼るのもアリかと。

しかし、自力で英語(その他の言語)と向き合って申請するというのも貴重な体験です。

ビザ申請だけでも神経を使うし不安だしで大変ですが、実際には渡航してからの方が申請よりも何十倍も大変なことがありますからね。

 

わたしはエージェントにはお世話になっていないので分かりませんが、相談は無料でも

  • 申請の代行をお願いしたり
  • 書類のチェックを頼んだり
  • 翻訳をお願いしたり

するとなればお金がかかるでしょう。

知り合いに聞いた話ですが、ある国のワーホリでエージェントを使ったら5万円ほどかかったとのことです。

 

❸海外旅行保険

わたしは

  • 貯金額が少なく、生活費が不安だった
  • イギリスは現地保険に加入する必要があった

という理由から、日本の「海外旅行保険」には入りませんでした。

持病があったり虫歯になりやすかったりする人はもちろん入るべきですが、入っておくことに損はないです。

海外と日本を比べると

  • 食べ物の違い
  • 気温や湿度、日差しなどの天候の違い
  • 空気の違い
  • 野草や野鳥獣などの違い

など、違いをあげればキリがありません。

ある程度の期間住んでみないと分からないことも多いですし、体への変化はジワジワとやってきますからね。

 

どんなに自己管理能力に優れている人やカラダが丈夫な人でも、海外という遺伝子にない環境に適応することは大変です。

なので、できる限りワーホリ保険や海外旅行保険といったもので、いざというときに

  • すぐに
  • 日本語で
  • 高いクオリティの

治療を受けられる体制を整えておくべきです。

金額は保険会社や加入する期間によっても異なりますが、1年で15~20万円が相場ではないでしょうか。

 

❹語学学校の授業料

わたしは大した英語力があるわけではないのですが、語学学校には通っていません。

というのも、海外旅行保険に加入するお金をケチるくらいですから、当然ながら語学学校に通う余裕はなかったんですね。

学校で習うような文法は数年かけて独学していましたし、一人旅のおかげで生きていくために必要なミニマムな英語力は持っていました。

それだけで楽しく現地人レベルで暮らしていけるかどうかは別としても、語学学校に通う必要はないかなと。

 

ワーホリでは最初の3ヶ月を語学学校に通うというケースが一般的で、

  • 地域
  • 通う学校
  • 通うクラス(時間帯)
  • 通う期間

などによっても語学学校にかかる費用は変わります。

ロンドンで3ヶ月も語学学校に通うとなれば本当にピンからキリで、授業料だけで10~30万円とかでしょうかね。

ロンドンのような大都市よりも地方都市の方が、語学学校の費用も安くなります。

 

❺ホームステイ代

語学学校に通う人の多くは、一緒にホームステイを申し込むのではないでしょうか。

その国の一般家庭の様子をのぞき見できるのって、すごく楽しそう。

  • 朝食と夕食
  • ランチのお弁当
  • 洗濯と乾燥

がついている(または選べる)かわり、フラットシェアよりも割高になります。

経済的な理由からホストをしているという人も多く、当たり外れが激しいとのこと。

 

運悪くビジネスライクな家族に当たってしまうと、温かな家族の一員のように接してもらうことは難しいです。

食事の好きキライや宗教的な理由から好みが合わなかったり、冷凍食品や電子レンジで温めるものばかりだったりするという話はよく聞きます。

こちらも

  • 中心地からの距離
  • 地域
  • 家庭

などによって値段が変わりますが、ロンドンだと月に15万円くらいはかかるのかな?

英語環境につかれるというのはメリットですが、デメリットが多いこともあってくじ運が問われますね。

わたしはイギリスに到着してからホームステイではなくホステルに滞在していたので、1週間で£190ほどかかっています。

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【3】生活用品やストック系

ここまで紹介したのは、日本で事前に用意するべき

  • 生活環境を整える
  • 海外で暮らしていくためのスターター

となる大型の出費についてです。

渡航してからすぐの環境を整えることに加えて、生活するための身の回り品に関する出費もけっこうあります。

わたしは語学学校に通ったりエージェントを通したりしなかったこともあり、このストック系の出費が多かったです。

わたしが出発前にどんなものを準備したかというと

  • 漢方と飲み慣れた薬
  • 歯ブラシ
  • 化粧品
  • 洗濯ネット
  • ペンなどの筆記用具
  • SIMロックフリーのiPhone

といった生活用品ですね。

薬類や化粧品などは、今の使いかけに加えてワンセットずつ予備を持っていきました。

歯ブラシや筆記用具にはこだわりがあるので、2年間もたせるために大量に購入。

SIMロックフリーのiPhoneを買ったのはお財布的にかなり厳しかったですが、これがないと生きてけないので仕方ない…

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iPhoneが10万円近くしたのと、そのほかの日用品やらなんやらで3万円くらいは使ったかなぁ。

あれやこれやと色々詰め込みたくなりますが、荷物は少ないに越したことはありません。

 

 

イギリスワーホリ出発前にかかった費用〈30万円〉

これまでに紹介した金額をまとめると、わたしがイギリスでワーホリを開始するまでに使った金額はだいたい30万円といったところ。

内訳は

  • ビザ申請代
  • 現地保険料
  • パスポート返送代
  • 航空券代
  • 渡航直後のホステル代
  • iPhone代
  • 日用品などのストック

です。

iPhoneが要らなければ20万円ほどに収まったということですね。

しかし、ここからさらに

  • エージェントを通す
  • 語学学校に行く
  • ホームステイをする

となると話は変わってきます。

 

3ヶ月間ホームステイしながら語学学校に通う場合には、

  • 語学学校3ヶ月・・・30万円
  • ホームステイ・・・45万円
  • エージェント・・・5万円

だと仮定して計算すると、プラス80万円です。

イギリスでワーホリをはじめる前からすでに100万円以上の出費が!!

ここに海外保険を加えると、イギリスワーホリは2年間の保険で30~40万円はくだらないでしょう。

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いやぁ… お金がかかるなとは思っていましたが、ワーホリは本当に出費が激しいですね。

 

ワーホリしたい人は計画的な貯金を!

わたしの場合はワーホリに出発するまでに、最低限必要である

  • ビザ取得にかかったお金
  • 航空券代
  • 生活に必要なもろもろ

を合わせただけでも30万円ほどかかっています。

ここに

  • 語学学校
  • ホームステイ
  • 海外旅行保険
  • エージェント
  • パスポート取得代

などを加えると、100~150万円くらいになります。

  • 大学を卒業してからすぐに出発するという人
  • または休学して出発するという人
  • 仕事を一旦やめてワーホリに行くという人

が多いと思いますが、かなり計画的に貯金をしないと厳しい金額なのではないでしょうか。

出発だけでもこれだけの金額がかかりますし、実際に渡航した後には月々の生活費がプラスされていきます。

 

ネット上では「ワーホリに必要な予算は200万円以上、300万円あると安心!」とも言われていますが、こうしてきちんと計算してみるとまさにその通りだと。

世の中はお金がすべてではありませんが、貯金は多いに越したことはありません。

いざというときにお金が自分の命を救ってくれることは多いですし、お金の余裕は心の余裕につながります。

今ワーホリを真剣に考えている人は、お金の準備もしっかり計画的に進めていきましょう。

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