元イギリス在住のcarlyです。
今回は海外移住に伴って、日本で使っていた長財布をミニマルに変えたという話です。
わたしの場合はイギリスですが、海外はデビットカードやクレジットカードでの生活が当たり前。
日本と違って、つねに数万円もの現金をお財布に入れているなんていう人は少数派だといいますよね。
そこでわたしは渡英を機に長財布をやめ、名刺入れをお財布として使ってみることにしました。
選んだのは、日本らしさ溢れるデザインが特徴の「印傳屋(いんでんや)」。
- 名刺入れを財布として使ってみるとどうなのか?
- 印傳屋のアイテムは使いやすいか?
- 海外では財布は小さい方がよいのか?
などのポイントをまとめてレビューしていきます。
海外移住に長財布を持っていく?

日本にいたときに使っていたポール・スミスの長財布は、もう5年近く愛用した思い入れのある品。
当然ながら財布は毎日持ち歩くし、毎日触るものなのでけっこうボロボロになっていて、近々買い替えたいな~と思っていたタイミングに海外移住だったのです。
長財布はお札が折れないので気に入っていたのですが、カバンの中を占領しますよね。
肩こりのためにできるだけ荷物を減らしたい派のわたしとしては、長財布はその大きさがネックでした。
イギリスは十分にキャッシュレス社会ですし、安全や節約のためにも現金はできるだけ持ち歩かない方向で生活することに。
つまり、自動的に長財布は必要ない生活スタイルになるのではないか?と思ったのですね。
長財布はどこか「お金持ち」なイメージもあるし、いちいちカバンから出し入れするのも面倒だし、ひと目が気になります。
だったら財布を小さくして、上着のポケットに入れて持ち歩いた方が安全ではないか?と考えました。
印傳屋(いんでんや)のデザインは日本らしさがありつつもモダン

わたしが印傳屋に惹きつけられたのは、そのデザインです。東京駅のグランスタにショップがあって、何気なくチラ見したら、その装飾の美しさにノックアウトされました。
シンプルでスタイリッシュなものが好きなわたしには、印傳屋のデザインはぴったり。
日本を感じさせるこのデザインは、江戸時代にインドから伝わったものだそう。
インド(印度)伝来が「印伝(印傳)」になったのですね。
インド由来の装飾ですが、1900年代後半には経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されており、日本の伝統的な工芸品として受け継がれています。
そして面白いのが、さまざまな模様にはきちんと意味合いがあるということです。
- 波うろこ・・・武士の装束に使われたことから、厄除けの意
- 葉唐草・・・長寿や繁栄
- ひょうたん・・・出世や繁栄
などなど。見た目で選ぶのももちろんですが、模様に意味を込めるところも日本らしいなと思いました。
模様がぷっくりと浮かびツヤツヤとしていて、シンプル際立つところがとにかく好きです。
印傳屋の名刺入れを財布代わりに選んだ理由

印傳屋のデザインに一目惚れしたわたしは、さっそく「とにかくコンパクトにまとまる財布を」と思いながら商品を眺めました。
もちろん、印傳屋は
- 長財布
- コインケース
- 札入れ
- 二つ折り財布
- がま口
など、きちんと財布としての商品も取り扱っています。
長財布や二つ折り財布などはかさばるので却下し、小さなコインケースや名刺入れをチェック。
コインケースは内側に仕切りもあってよさそうでしたが、当然ながら硬貨の収納がメインで自分には合わないと感じました。
- 仕切りが2~3つほしい
- 硬貨を何枚か入れておけるマチがほしい
- 見た目が財布っぽくない
これらを条件に商品を見ていったところ、名刺入れに行きつきました。
印傳屋の名刺入れを財布として使ってみた感想

では、いよいよ本題ですね。
わたしが選んだ名刺入れはこちら↓
こちらを財布代わりに使ってみたレビューをしていきます!
①クレジットカード2~3枚は余裕で収納できる
わたしはイギリス生活するために、以下のようなカードを持ち歩いています。
- ソニーバンクウォレット(デビットカード)
- セディナカード(現金引き出し用)
- エポスカード(万が一の決済用)
- オイスターカード(ロンドン版Suica)
一箇所にまとめるのは怖いのでバラしていますが、オイスターカードとデビットカードは使用頻度が高いので、財布に入れておきます。
海外へ行くのにおすすめのカード類は、↓こちらの記事で詳しく紹介しています。
ワーホリや海外留学で一度はブチ当たる壁が「どのクレジットカードがお得なのか?」という課題。
日本のクレジットカードを海外で使うと、手数料やらで余計なお金を払わなきゃならずチリも積もれば山となる、で大きな出費になってしまいますよね。
手数料を安く抑えるのが節約だと分かっていても、いったいどれが安いのか・・・クレジットカードの種類が多すぎて、調べるだけで途方に暮れてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ワーホリを控えているわたしが調べ続けて分かった「海外で一番おトクに使えるクレジットカード」を2枚、紹介します。
印傳屋の名刺入れには、フタを開けたところのフロント部分に仕切りがひとつついているので、ここにカードを2枚入れています。

②必要最低限のお札と硬貨が入る
カード類を入れていた仕切りの後ろのメインポケットはマチがついているので、お札と硬貨を数枚。
お札は5枚くらい、こちらのコインは1ポンドが分厚いので5枚くらいがベストでしょうか。
日本円なら、もうちょっと入れてもよさそう。

こちらで現金を使うと慣れてないこともあり、うっかりコインばかり溜めてしまうので「財布に入らないから硬貨を消費する」という前提で生活するとよさそうだなと思いました。
③パスポートのコピーとIDも入れておく
印傳屋の名刺入れには、ポケットが3つついているので、
- カード類
- コインとお札
- パスポートのコピーとID
というように分けることにしました。

上部のフタ部分にはマチがないものの、カード1枚くらいならスルッと入りますよ。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] わたしはここにパスポートのコピーとID(BRPカード)を入れています。[/speech_bubble]完成形はこんな感じで収まりました ↓

オイスターカードは日本のSuicaと違って感度がよくないので、いちいち取り出さないといけないのが難点です。
でも日本のSuicaなら間違いなく財布からカードを取り出すことなくピッとできるでしょう。
大満足!必要なものが全部入る
とにかく、印傳屋の名刺入れを財布代わりにして正解でした!
中身を全部とり出してみると、これくらいのものなら余裕で収納してくれました。

普通に生活する分には、これくらいの持ち物で十分です。
今まで長財布で、どれだけ要らないものを毎日持ち歩いていたのか・・・。
- 入れたいものをきっちりと収納できる
- 上着のポケットに収まる
- デザイン良し
- 軽い、かさばらない
- 財布っぽくない
見事にこれらの条件を満たしてくれました。ありがとう、印傳屋!
印傳屋の名刺入れはこんな人におすすめ

いかがでしたか? わたしは名刺入れを財布として使ってみた結果、非常に満足しています。
荷物が軽くなったので、小さなショルダーバックだけで出かけられるし、財布の取り出しもスムーズ。
夏はどうなるか分かりませんが、冬はコートのポケットに入れておけばスリ対策にもなります。もちろん、コートのポケットにフタやジッパーがついていることが前提ですが。
ということで「印傳屋の名刺入れはこんな人におすすめだよ」というのを挙げてみましょう。
- 長財布を卒業して、ミニマルにいきたい
- 名刺入れを財布として使うのはどう?
- できるだけコンパクトな財布に変えたい
- 荷物を減らしたい
- 持ち物はデザインにもこだわりたい
- デザインも機能もよくないとイヤだ
- ポケットに入るサイズの財布がいい
- さりげない日本らしさが好き
- 「伝統工芸にをモダンに」って美の極み
印傳屋はデザインや色の展開が豊富なので、女性にも男性にもピッタリです。
印傳屋のアイテムはプレゼントにもおすすめ

印傳屋の商品は機能性はもちろんのこと、そのデザインがとても魅力的です。
プレゼントにすると「センスいいね」と言われること間違いなしですよね。自分用にもいいですが、大切な人への贈り物にもおすすめ。
とくにお母さん世代に喜ばれそうだな、と思いました。
わたし自身、名刺入れはメンズライクなものを選んだので、女子っぽさを吸収したいと思い、鏡も一緒に購入してしまいました。

鏡も名刺入れと同様にコンパクトで、小さなカバンの中でもかさばることがありません。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1carly.jpg” name=”carly”] さすが女性用のアイテム。[/speech_bubble]デザインもピンクや赤などのかわいらしいものが多く、この小ささが女性に好まれるだろうなという感じです。
小さな収納グッズのほかにも、
- カバン
- ブックカバー
- ポーチ
- パスケース
- 小銭入れ
- 手提げ
- 印鑑ケース
- メガネケース
などの商品があり、メンズにもレディースにも幅広く対応しています。
同じ商品でも模様がさまざまなので、自分のお気に入りの一点を見つけてみましょう。
お洒落でコンパクトな財布は印傳屋の名刺入れで

わたしはコンパクトな財布を探しながら「海外へ行くから日本を思い出せるものがいいな~」なんていうところに、印傳屋と出会いました。
しかし、日本らしい伝統工芸の技術を使っているからといって「ザ・日本!フジヤマ!」みたいなことは一切ありません。
「別に日本とかどうでもいいし」みたいに思っている人でも、まったく気後れ・恥ずかしさなく使えるデザインのアイテムが揃っているのが印傳屋です。
デザインと機能性に優れながらも、さりげなく「日本を持ち歩ける」というのはとてもうれしいですね。
長財布を持ち歩かないことで身軽になって肩こりも楽になりますし、海外でお金を持っていると思われるリスクが減ったのではないでしょうか。
まだ使って1ヶ月ほどですが、これからも愛用してどのように経年変化していくのか、とても楽しみです。
- 長財布よりコンパクトな財布がほしい
- 名刺入れくらいがちょうどいいのでは?使い心地は?
- 必要最低限の収納がある
- デザインもよい
このような条件で新しい財布を探している人は、ぜひ印傳屋をのぞいてみてください。