こんな声に答えます。
ミニマリストのカーリーです。
HSP は「生きづらい人、敏感な人」。あまりにも暴力的な言葉に、とても驚きました。
生きづらい人なんてレッテルを貼られたら、人生 無理ゲー感ありまくりですよね。
HSP の人は、生まれてきた時点で終わってるのでしょうか? 生まれつきだから、なにをしても無理なのでしょうか?
そんなワケないので、救済の記事を書きます。
ということで、今回の内容は
- 「HSP=生きづらい」には要注意
- 生きづらい HSP の人がすべきこと
についてです。
HSP であるわたしの体験を交えながら、少しでも楽に生きるための思考法を紹介します。
自分が HSP だと知ってショックを受けた方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
「 HSP は生きづらい」という思考は刷り込み【要注意】

世間では「HSP=生きづらい」です。しかし、HSP であるわたしは、そうは思いません。
もはや「HSP=生きづらい」は、ほとんど刷り込みだと思います。
専門家のような人も、HSP である本人たちも自ら「HSP=生きづらい」という。 だから、自分も HSP なので生きづらい、と思ってしまう。
なんとなく、HSP 界隈の人が自ら “ 生きづらいレッテル ” を貼ってるように 思うんですよね…
それって、あまり衛生的でないというか…
ネガティブに思い込まないよう、注意した方がいいかなと思います。
【HSP=生きづらい】という思考は人生の幅を狭める
「HSP=生きづらい」と思った瞬間から、人生の可能性は小さくなります。 要注意です。
そんな考え方で、自らの首を締める必要なんて、どこにもありません。
考えてみましょうよ。
「望んで身につけたわけでもなく、努力しても治せない生まれつきの気質を持っているから、わたしは生きづらいんだ。」
「生まれてきた時点でアウト。」
ネガティブは、ネガティブを大量生産します。
生まれつきのせいにしているので、努力もできない。チャレンジを諦める。 努力できなければ、成長もありません。
できる範囲のことにしか手を出さない人生 。 振り幅のない人生が楽しいでしょうか…
誰だって安心や安定を好みますが、小さくても波があった方が、人生は楽しいですよ。
「HSPは生きづらい」という思考は「逃げ」です
HSP の人こそ「HSP=生きづらい」といってはいけないと思います。
なぜなら「HSP=生きづらい」は「逃げ」だからです。
だって「HSP=生きづらい」にしておけば、自分を責めずに済むじゃないですか。
HSP は生まれつきだから、自分で望んだわけじゃないし、努力で治せるものでもないし…
「生まれつきなんだから仕方ない。自分じゃなくて社会が悪い」と思っておいた方が、生きるの楽じゃないですか。
こういう思考は「逃げ」なんですよ…
だからこそ、当事者こそ「HSP=生きづらい」と思ってはいけないと思います。
【HSP が生きづらい理由】どちらを選んでも生きづらい

HSP が生きづらい本当の理由は
- HSP らしく生きる
- 世間一般に合わせて生きる
どちらの生き方を選んでも苦しいところです。
もちろん、HSP を生きづらさの理由にしてはいけない、というのが大前提ですが…
普通にもなれず、HSP を突き通すにも限界があるのが、HSP の生きづらさの本質かなと思います。
普通や常識に当てはまる生き方もつらい
HSP の人が、“ 普通 ” に合わせて生きるのは、めちゃくちゃシンドイです。
HSP の人は普通の人よりも、色々なことにエネルギーを使うので、とにかく疲れます。
でも、残念ながら、こちらが正規ルート。
この世は “ 普通 ” の人が多数派なので、社会は “ 普通 ” であることを HSP の人にも求めてきます。
そりゃあ、HSP は生きづらくても当然です。
普通や常識に当てはまらない生き方もつらい
“ 普通 ” に染まらない生き方も、実はけっこう辛いです。
もちろん、“ 普通 ” に染まらず生きると、楽な面がたくさんあります。 好きなときに引きこもれたり、しんどいときは無理せず休めたりするのは、超いいですね。
でも、そういう “ 普通 ” でない生き方は、社会から認めてもらえません。
家族や友達の声はスルーできるとしても、社会の声はなかなかスルーできないんですよね…
例えば、収入が低いとか、会社で働いてないから身元不明とか、生産性がないとか。
心にグサグサきます。
わたしはフリーランスですが、クレカの審査は落ちたし、賃貸の契約も難しいでしょう。
“ 普通 ” から外れつつ社会の信用を得る生き方も、自由なようでまあまあシンドイです。
【HSP は生きづらい】を解消する2つの方法

「HSP=生きづらい」と悲観するだけでは試合終了なので、解決方法を考えましょう。
今回は、下記の2つを紹介します。
- 仲間を見つける
- 正しく逃げる
この順に説明していきますね。
1.理解し合える仲間を見つける|SNS は最強
SNS などを使って、HSP の人と繋がるとよいです。
HSP は人口の 15~20% の割合なので、身近にいなくても、ネット上にはたくさんいます。 ツイッターで HSP と検索するだけでオッケー。
HSP の感覚は普通の人にはまったく理解できないので、同じ HSP の人とコミュニケーションするだけで、とても心が軽くなります。
2.正しく逃げる
ときには逃げることも大切です。
疲れたらきちんと休んで、引きこもりたいときは、無理して外出しない。
生まれ持った気質であり、治せない気質だからこそ、うまく付き合っていきましょう。
ただ、逃げるなら、戦略的に正しく逃げるとよきです。
一時的に逃げるだけだと、同じ苦しさがまたやってきます。 苦しさの原因をはっきりさせ、避けて通れるような選択をするのがベスト。
分かりやすいのは、会社員を辞めてフリーランスになる、とか。
フリーは万人向けではないので、おすすめしませんが、選択肢としてはアリだと思います。
いい意味で普通から外れた生き方を参考にするなら、下記の本がおすすめです。
この作者の本は、難しい言葉などなくサラッと読めるので、ぜひ。
【筆者の経験】自分が HSP だと知ってからの方が生きやすくなりました

HSP であるわたしは、自分が HSP だと知る前の方が、生きづらかったです。 自分が HSP だと知ってからは、心がとても軽くなりました。
「腑に落ちた」という感じでしょうか。
なので、わたしは「HSP=生きづらい」とは思っていません。
実際、今までに関わったことのある HSP の方々は、みんなやりたいことをやっていて、生きづらさとは無縁の人ばかりでした。
色んな HSP の方と会った経験も「HSP=生きづらい」は刷り込みでしかない、と思う理由です。
「自分は HSP 」ラベリングによって安心感が生まれた
自分が HSP だと知ってから生きやすくなった理由は「ラベリング」です。
「自分は HSP なんだ」と認識する=ラベリングすることで、この生きづらさには理由があると分かったので、安心できたんですよね。
この安心感は、生きづらさや敏感な人というレッテルを、はるかに上回りました。
同じ「苦しい」でも、
- 理由はわからないのに、なぜか苦しい
- 苦しい理由がはっきりと分かっている
場合で比べると、後者のほうが苦しいレベルは低いです。
理由が分かっていれば、どうすれば解決できるか分かるので、苦しさが和らぐんですね。
そう考えると、医者へ行くのも、わりとラベリング目的です。
例えば、お腹を下して熱が出たとき。原因が分からないと、なにかヤバい病気なんじゃないかと、不安になりますよね。
そこで医者へ行き「ノロウイルスですね」と診断されれば、オッケー。 出すもの出せばよくなると分かるので、安心です。
HSP に関しても同じで、自分の生き苦しさが HSP 由来だと知るだけで、だいぶラクになれます。
もし、まだ自分が HSP と確定していない方は、ぜひ下記ツールを試してみてください。
自分が HSP だと分かったことで、事前に対策ができる
自分が HSP だと分かったら、事前に対策できるようになりました。
外に用があるときも、外はとにかく疲れるから、休憩する時間もキープするとか。 人と会うときは翌日がしんどいから、仕事を前倒しでやっておくとか。
こんな感じで、備えておけるので、肉体的にも精神的にもだいぶラクですね。
こういうのが「 HSP と上手く付き合う」という感じだと思います。
【HSP=生きづらい】は事実だが、ネガティブに考える必要なし

今回は【 HSP は生きづらいといわれるけど、そんなことないよ】というお話でした。
- 色んなことに敏感
- 体力と精神力の消耗が大きい
こういう理由から、HSP には生きづらさがあります。 少数派というだけで、十分に生きづらいです。
ただ、生きづらさの原因は 100% HSP にあるとは限りません。
なので「HSP=生きづらい」とネガティブに思い込むのは、人生がもったいないです。
楽しくラクに生きている HSP の人は、たくさんいます。わたしも比較的、その中のひとりです。
「HSP=生きづらい」と思えば思うほど、ドツボにハマるだけ。
生きづらさを解決するには「HSP=生きづらい」という思い込みを切り離すことです。
【 ✓ ぜひ読んでみてほしい本】