HSPを治したい人へ【病気じゃないので治りません】楽に生きるコツ

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苦しくて生きづらいので、HSP を治したいです。生まれつきだけど、治りますか? 治らないのだとしたら、諦めるしかないのかな…  もっと気楽に生きる方法があるなら、教えてほしいです。

こんな声に答えます。

ミニマリストのカーリーです。

「 HSP = 人一倍 敏感な人、生きづらい人 」

こんな言われ方したら、なにがなんでも治さなきゃと思いますよね。

周りに合わせるのが苦しくて、かといって、自分らしくすると爪弾きにされる。どうにもこうにも八方塞がりなのが、HSP の本当の苦しみです。

 

今回は、HSP 歴30年のわたしが、HSP の治し方についてお伝えします。

HSP は治せないので、正しくいうと「 HSP と共存する方法」という感じです。 わたしも、HSP である自分を受け入れられず、普通になろうとして苦しみました。

間違ったことをしても、生きづらいままです。

「 HSP を治したい」と思うほどツラい方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

HSPを治したい人へ「HSPは病気じゃないので治りません」

HSP は病気ではないので、治せません。

HSP は生まれ持った気質であり、望んで身につけたものではないですよね。

「人間であること」を治せないのと同じです。生まれてきた以上、人間はイヌにもネコにもなれない。ヒトとしていきるしかありません。

 

そもそも、人間であることそのものを悪だと考えてしまったら、悲観しすぎですよね。「HSP を治したい」と願うことも、それと同じです。

HSP であることは、病気でも悪いことでもありません。 だから、HSP を治そうとする必要なんて、ないんです。

 

HSP を治そうとすると苦しい

HSP でいることより、HSP を治そうとすることの方が、何十倍も苦しいです。 だって、HSP を治そうとすることは、自分を根っこから否定することですから…

人は、自分を否定したら、簡単に壊れます。

わたしも自分が HSP であると知るまでは、生きることが苦しくて苦しくて、仕方なかったです。

みんなのようになれない自分、人より劣っている自分が、大嫌いでした。 そんな自分を正そうとするほど、うまくいかなくてしんどくて、苦しかったです。

 

あなたも実際、苦しいですよね?

生まれもった性質を無視し、みんなと同じになろうとすることは、自己否定そのもの。 本来の自分をなくしたいなどという完全な自己否定が、苦しくないわけありません。

すでに苦しいんですから、これ以上、泥沼に突き進む必要はないですよ。

 

HSPを治したい人が考えるべき「楽に生きるコツ」

HSP は、治せません。治せないし、治そうとする必要もないです。 HSP とうまく付き合いつつ、生きる方法があります。

自分を受け入れることが、人生を今よりもっと楽に生きるコツです。

 

時間を気にせず、生きたいように生きてみる

時間を気にせず、気の向くままに過ごしてみると、生きる本質に気づく瞬間がきます。

生きることは、本来ならそんなに難しくありません。寝て、食べて、死なないようにすることが、生きることです。

生きる本質に気づくと、もっと素直に生きよう、という気持ちが湧いてきます。 自分を大切にする気持ちが、楽に生きる源です。

 

自分のことをよく知る

楽に生きるには、自分のことをよく知る必要があります。

なにをしたら心が豊かになるのか、なにをしたらしんどいのか、どういう状態を幸せと感じるのか。

こういう波の動きを知っておくと、苦手なことには近づかないとか、ネガティブなときは心がプラスに動くことをするとか、バランスを崩す前に対処できます。

 

とくに、下記の本がおすすめです。

SHOWROOM の前田さんの著書で、当時とても話題になったので、知っている方も多いと思います。

「メモの魔力」のおすすめポイントは、巻末の「自分を知るための自己分析100問」です。質問に答えることで、自分だけの人生軸をゲットできます。

自分のことってかなりぼんやりしているので、ノートに書くことできちんと言語化できるのがよかったです。

ぜひ時間をかけて、トライしてみてください。

 

HSPは5人に1人のレアな人材

HSP は、人口の15~20%しかいない、レアな人です。

ネガティブに捉えれば「少数派なので生きづらい」となりますが、ポジティブに捉えれば「レアなので市場価値がある」となります。

見方を変えるだけで、ワクワクしません?

普通の人よりレアなのだから、HSP であることを気に病む必要なんてないです。むしろ、喜んでもいいくらい。

生まれながらにしてレアだなんて、なんだか申し訳ないな~!

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心の境界線を引く(バウンダリー)

自分と他人とのあいだに境界線を引くことで、気持ちが楽になります。

心の境界線を引き、自分のテリトリーを確保できると、安心ですからね。

心の境界線を引けないでいると、他人の問題を自分ごととして捉えたり、他人の責任を自分の責任のように感じたり、本来やらなくていいことまで抱え込んだりしがち。

その結果、過剰なストレスを感じたり、本音を殺して自己犠牲したり、キャパオーバーで爆発したりします。

HSP の人は、もっと自分勝手になっていい。

もっと自己中にならないと、生きづらくなる一方です。

 

他人を突き放して自己中に生きることは、身勝手でも、冷徹でもありません。

誰だって自分の人生を生きたいし、他人に対して冷たいくらいの方が、いい具合ですよ。

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休息をとる|知らぬ間に心は疲れる

HSP の人は、意識的に休息をとることを心がけましょう。

肉体的な疲れは気づきやすいですが、心の疲れは、自分でも気づきにくいです。 なので、HSP の人は、疲れていなくても意識的に休むくらいでちょうどいい。

「心が疲れている」と気づいたときには、回復までにかなり時間がかかるくらい、消耗しているので…

 

そういう意味では、自分のタイミングで休めるような環境づくりも大切です。

アルバイトや派遣でフレキシブルに働くとか、フリーランスになるとか、副業するとか、労働環境を変えるとかなり楽になります。

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優先順位を決め、大切なものに集中する

人生においてなにが大切かを明確にし、必要なものだけを選びとること。これを【エッセンシャル思考】といいます。

自分らしく、もっと楽に生きるために、不要なものを削ぎ落とす、というイメージです。

人生において自分が大切にしたいものを決めることは、人生のルートマップを作ること。

ゴールが定まっていないと、普通に迷いますからね。

ゴールを決めたら、ひたすら突き進むのみ。

どこへ行けばいいかが分かっていれば、進むのは簡単です。 道を妨げるものはなるべく削ぎ落とし、最短ルートをいきます。

 

大切なものに集中し、理想とする自分になろう、というのがエッセンシャル思考です。

エッセンシャル思考はミニマリズムに通じるので、とても気に入っています。

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文章のみの本は難しいので、マンガが分かりやすくておすすめです。

 

HSP を治したい人こそ、ありのままの自分を受け入れよう

今回は【 HSP は生まれ持った気質で、治せないから、きちんと向き合って受け入れよう】というお話でした。

HSP は生きづらいかもしれません。

治したくたって治せないのだから、苦しくて当然です。 けど、どうせ生きるのなら、HSP を味方につけて、ポジティブに生きた方がいい。

HSP の人だって、楽に生きられます。

まずは自分ときちんと向き合い、ありのままの自分を受け入れられるよう、時間をつくってみましょう。

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