英語の文法はどこまで勉強すればいい?【結論】中学レベル以上は不要

英語の文法はどこまで勉強すればいい?【結論】中学レベル以上は不要
英語の文法ってどこまでやればいいのかな?やればやるほど勉強内容が増えていくんだけど…

こんな声に答えます。

 

結論からいうと、英語の文法は中学レベルだけやれば十分です。

もちろん、中学レベルの英語が完ぺきだからといって、ペラペラになれるとは限りません。

とはいえ、実際の会話で使われるのは中学レベルの単語や文法ばかりなので、やみくもにハイレベルな勉強をしていては時間がムダになるだけです…!

 

中学レベルの英語をマスターすれば、英語ペラペラへの道が切り開かれますよ。

この記事で知れること
  • 中学レベルの英語とは?
  • 英会話に必要な能力
  • 中学英語で日常会話を目指す勉強法
この記事の信憑性

学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。

海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。

【結論】英語の文法は中学レベル以上はいりません

【結論】英語の文法は中学レベル以上はいりません

下記が結論です。

英会話を目的とする人は、中学レベルの文法だけで十分

理由は、英語の日常会話は中学レベルの英語で成り立っているからです。

英語が話せるようになりたい人は、ひとまず中学レベルの英語をざっくり学びましょう。

 

中学レベルの英語とは?語数と文法

文部科学省によると、中学卒業までに習う英語数は約1,200語。

中学卒業レベルである英検3級でも、約1,200~2,000語となっています。

文部科学省より:中学卒業までに学ぶ英単語は1,200語、高校卒業までに学ぶ英単語は1,800語

 

中学レベルの英語に必要な文法

中学レベルのおもな文法は下記のとおり。

be動詞、一般動詞 動詞の活用形
可算名詞、不可算名詞 名詞の複数形
形容詞 副詞
動名詞 助動詞
不定詞 否定文
疑問文 命令文
現在進行形 過去形
未来形 接続詞
過去進行形 比較級、最上級
受動態 関係代名詞
現在完了 間接疑問文

 

中学レベルの英語力とは、約1,200語と上記のような英文法のこと。

カーリー
カーリー
中学の3年間で学んだ英語で日常会話ができるとなれば、かなり夢がありますよね。

 

BBC「800語で日常の75%が理解できる」

イギリスの国営放送であるBBCのニュースには、こんな記事がありました。

Typically native speakers know 15,000 to 20,000 word families – or lemmas – in their first language.

(中略)

So which words should we learn? Prof Webb says the most effective way to be able to speak a language quickly is to pick the 800 to 1,000 lemmas which appear most frequently in a language, and learn those.

If you learn only 800 of the most frequently-used lemmas in English, you’ll be able to understand 75% of the language as it is spoken in normal life.

(中略)

Eight hundred lemmas will help you speak a language in a day-to-day setting, but to understand dialogue in film or TV you’ll need to know the 3,000 most common lemmas.

And if you want to get your head around the written word – so novels, newspapers, excellently-written BBC articles – you need to learn 8,000 to 9,000 lemmas.

引用:BBC NEWS「How many words do you need to speak a language?」

 

ざっくり訳すと、次のとおり。

  • ネイティブが話すのは15,000~20,000語
  • 効率を重視するなら800~1,000語
  • 800語でも一般生活の75%は理解できる
  • 映画やテレビを観るには3,000語
  • 新聞やニュースは8,000~9,000語

800語でも日常生活の75%が理解できるのなら、中学英語は十分すぎるほどです。

 

もちろん、覚えるのはテキトーに選んだ800語ではなく「よく使う単語から優先的に厳選した800語」じゃないと意味がありませんが…

それでも、800語という数字はかなり現実的だし、すでに勉強し終えてますよね。

 

【日常会話は中学レベルで成り立つ】フワちゃんが証明

YouTuberのフワちゃんを見て、日常会話は中学レベルの英語で十分だと思いました。

先日「メレンゲの気持ち」という番組にフワちゃんが出演していたときのこと。

オンライン英会話で英語を勉強しているフワちゃんは「明後日」という単語を英語でなんというか知らなかったんです。

 

英語力は低くても英会話はできる

単語力はさておき、すごいのはフワちゃんの英会話力!

流暢な英語で「明日の明日って、英語でなんて言うの?」と講師に質問していたんです。

「明後日」という単語が分からなくても、フワちゃんは英語を使って「会話」していました。これはちょっとした衝撃でしたね。

 

英語を話せる:知識量より会話力

英語が話せるからといって、英語力が高いとも限らないんですね。

わたしたちは「明後日」という英単語を知っていても、会話はできない。

フワちゃんは中学レベルの英単語を知らなくても、ペラペラと英語を操れる。

カーリー
カーリー
「英語が話せる」というのは、英語を操る力があるかどうかです。わたしはフワちゃんのような「英会話力」を目指したいなと思っています。

 

まずは中学レベルの英語を習得しよう

英語を話せるようになりたい人は、中学レベルの英語をざっくりとマスターしましょう。

中学英語ができれば、日常の簡単な会話ならほとんど理解できます。

 

  • 外国人旅行者を助ける
  • 海外旅行を楽しむ
  • 外国人と友だちになる

このような目的を達成するなら、中学レベルの英語で十分です。

単語やフレーズをやみくもに暗記するより、確実で明確な目標ができましたね。

 

中学レベルの英語ができても話せるとは限らない

中学レベルの英語ができても話せるとは限らない

とはいえ、中学英語が分かるだけでは話せるようにはなりません。

言葉を話すことは、脳の習慣だからです。

頭で分かっていても脳が使うことを覚えていなければ、話すことはできないんです。

 

話す能力は脳が覚えているかどうかに左右される

英語が話せる人は、脳(からだ)が英語を話すことを覚えている人です。

わたしたちの場合、日本語を話すことは脳が覚えているので、日本語を話すときに「さあ日本語を使うぞ」と気合を入れる必要がありません。

つまり、わたしたちは脳(からだ)が覚えていることしか話せないってこと。

 

例えば、次のフレーズは外国人を相手にしたとしてもスラスラ言えますよね。

How are you?

I’m fine,thank you.

なぜなら、この受け答えをバカのように何度も練習したから

カーリー
カーリー
繰り返し練習することで脳が覚え、反射的に出てくるようになったんです。つまり、脳(からだ)が覚えていないことは、どんなに強い気持ちがあろうと、口から出てくることはありません。

 

日本人が英語を話せるようになる方法

わたしたちが英語を話せない理由は「英語を使える状態にしていないから」です。

知識ばかり集めても、出力する方法を知らなければ話せるようにはなりません。

 

中学と高校でそこそこの知識を学んできたわたしたちに必要なのは、

  • 知識を使える状態にする
  • その知識を自由自在に操れるようになる

ことです。

この2つの条件を満たすと「英語が話せる」という状態になれますね。

カーリー
カーリー
英語が話せるという状態になるには、正しい方法で正しく努力することが必要です。

 

【注意点】中学レベルの英語のデメリット

中学レベルの英語でカバーできるのは、日常のかんたんな会話のみです。

先ほど触れたBBCの記事を思い出してみましょう。

  • 中学レベルの英語・・・1,200語
  • 高卒レベルの英語・・・3,000語
  • 映画やテレビ・・・3,000語
  • 新聞やニュース・・8,000~9,000語
  • ネイティブ・・15,000~20,000語
英語の習得レベルと必須語数のイメージ図

 

つまり、中学レベルの英語では、テレビの内容が半分くらいしか理解できません。

そう考えると、中学英語でカバーできる日常会話ってわりと低レベルですよね…

とはいえ、

  • 海外旅行を楽しむ
  • 外国人旅行者を助ける
  • 外国人旅行者と楽しく会話する

というレベルであれば、中学レベルの英語で本当に十分です。

カーリー
カーリー
わたしも中学レベルの英語を使えるようにして、ひとり海外旅行やワーホリを経験しました。その経験からも「英会話は中学レベルで十分だ」と実感しています。

 

中学レベルの英語で日常会話:勉強法

中学レベルの英語で日常会話:勉強法

英語で会話する力を高めるための勉強方法を紹介します。次の4つを一連の流れで、毎日コツコツと続けてみてください。

  1. 英語日記
  2. 独り言
  3. 音声入力
  4. オンライン英会話

「中学英語もよく分からん」という方は「Grammar In Use」という参考書を使い、基本的な文法と単語を押さえておきましょう。

 

1.英語でひとこと日記を書く

  • 今日の出来事
  • 感動したこと
  • 悲しかったこと
  • 怒ったこと
  • 伝えたい意見

このような内容を、ひとこと日記に書きましょう。

自分の意見や気持ちを伝えることが会話のキホンなので、まずは英作文を。

カーリー
カーリー
できるだけ自力がおすすめですが、辞書や翻訳アプリなどを使ってもオッケーです。

 

2.書いた内容を繰り返し言う

ひとこと日記に書いた内容を、自分の口でいってみましょう。

心の中で唱えるのではなく、音に出して言うのがポイント。これを繰り返しトレーニングすることで筋肉が鍛えられ、英語を話しやすい口になります。

 

まずはゆっくりと発音し、だんだんと見ないでいえるように練習しましょう。

 

3.音声入力で発音チェック

ひとこと日記のフレーズを見ないで言えるようになったら、発音チェックです。

iPhoneもAndroidも、英語のキーボードからマイクのマークを押すと音声入力になります。

siriやグーグル翻訳よりも、メモアプリを使うのがおすすめですね。

カーリー
カーリー
正しく発音できていれば、日記に書いた文章がそのまま打ち込まれます。発音が正しくないときは違う単語が入力されるので、練習あるのみです!

 

発音が苦手でも問題なし

ここでは発音を矯正しません。

  • 自分が苦手な発音はなにか
  • どうやっても発音できない音は?
  • ネイティブにはどう聞こえている?

このようなことに注目しながら、自分の発音をありのまま受け止めるのが目的です。

 

4.オンライン英会話でブラッシュアップ

上記までの手順を毎日繰り返し、

  • 英作文
  • 発音

にも慣れてきたなと思ったら、実際に話す練習をしましょう。

会話は予測不能なキャッチボールなので、人間を相手にトレーニングする必要があります。

 

会話の練習におすすめなのは、オンライン英会話です。

英語が話せる外国人を道ばたでナンパするという匠の技を持っている人は別ですよ!

カーリー
カーリー
オンライン英会話なら家でレッスンが受けられて、外に出なくていいのが最高。陰キャにはもってこいですよ。

 

英語の日常会話は中学レベルで攻略できる

英語の日常会話は中学レベルで攻略できる

最後に記事の内容をまとめます。

Q.英語の文法はどこまで勉強すればいい?

A.中学レベルの文法で十分です

かんたんな日常会話は中学レベルの英文法で成り立っているから

【結論】かんたんな日常会話を目指す人は、中学レベルの文法を勉強せよ

 

かんたんな英会話をできるようにするための第一歩は、中学レベルの英文法を勉強すること。

英語を話せるようになるには、その過程で

  • 英語学習が習慣化される
  • 基本的な英単語が身につく
  • 基本的な英文法が身につく

ことが重要です。

基本が身につけば上達も早いので、まずは基本を押さえましょう。

 

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