イギリス在住のフリーライターcarlyです。
- 英語が話せたらカッコいい
- 旅行を楽しむために英語を身に着けたい
- 話せて損はないだろう
このように、英語を話したい!英語を話せれば〇〇できるのに… と思っている人は多いのではないでしょうか。
わたしも英語に興味があるタイプの人間なので、このような願望を長年抱いてここまできました。
今でこそイギリスに住んでいるわたしですが、語学学校へも行かずになんとか暮らしていけています。
それは間違いなく、日本に住みながらやってきた独学のおかげです。
ということで今回は、日本にいながらでもできる初心者向けの英語力アップの方法を3つ紹介します。
スキマ時間でちょこちょこできるので続けやすいし、英会話を習うような大金はかかりません。
日本にいながらでも、海外で暮らしていく最低限の英語を身につけることは難しくありません。
では、さっそくみていきましょう。
【1】文法をインプットする最強の参考書「Grammar In Use」

英語を勉強したい!ということで試行錯誤してきた人は知っているかもしれないのですが、世の中には「英語学習者のためにつくられた英語の参考書」があるんです。
その世界的に有名な1冊が「Grammar In Use」。
出版から30年以上、合計1,500万部以上発行されている、世界的ベストセラーで、世界中の英語教育シーンで使われています。
英語学習書なのにベストセラーですよ、すごくないですか?
この参考書の特徴は
- 初級者でも英語を英語のまま理解できる
- 日常で使える英語が身につく
- 自分で使えるレベルにまで落とし込める
- 細かなニュアンスの違いを学べる
という点です。
Grammar In Useは日本語版もありますが、英語を本気で身につけたいのであれば英語版を買いますよね…?
レベルは初級~上級にわかれており、すべて英語で書かれています。
え!英語で書かれていたら理解できるわけないじゃん!?と思ったかもしれませんが、日本人は文法に強いので心配はいりません。
中学英語のみで中級までは問題なくクリアできます。
日本の英語教育でふつうに点数をとれていた人であれば、中級編の「Intermidiate」がおすすめ。
Grammar In Useは文法書ではありますが、文法を身につけるというよりも日常の会話の中で使える表現から文法を学んでいきます。
なので、いわゆる「使える英語」を身につけられるんです。
具体的にいうと、「~するよ」と未来のことを話すとき、
- be going to do
- be doing
- will
の3種類を思い浮かべると思います。
どれも未来のことを話しているのですが、ニュアンスが若干異なります。
ナチュラルな「使える英語」を身につけるためには、この微妙なニュアンスの違いを使い分ける必要がありますよね。
Grammar In Useで学ぶことで、このような似ている表現の使い分けができるようになるので理解が深まるのはもちろん、自分が言いたいことを思ったままに伝えることができるように。
さらに、英語で英語を理解することで、モチベーションがめっちゃ上がります。
なにかを続けたり上達させたりするためには、小さくてもいいから「成功体験」を積み重ねることが大切です。
Grammar In Useでは、英語を英語で理解するというかなりハードルの高いことを自分でやり遂げるので、
- これってこういう意味だったのか!
- 英語読めてるじゃん、自分!
- 問題もスラスラ解ける!自分すごいぞ!
という成功体験を、参考書を開くたびに感じることができます。
決して安くはない参考書ですが、これ1冊あれば一生分の英語力をこれでカバーできます。
ネイティブの英語の先生でも愛用しているくらいですから、英語を身に着けたいと思っている人はこの1冊をマスターしましょう。
【2】集中リスニング強化「Luke’s English Podcast」

日本人は文法はできるのに… と残念がられることもしばしば。
わたしたちが受ける教育では文法のインプットが90%を占めており、リスニングやスピーキングの能力がほとんど身についていません。
だから、
- 頭では分かっていても口から出てこなかったり
- なにを言っているか聞き取れないから会話にならなかったり
という「話せない日本人」ができあがってしまうんですよね。
わたしはとくにリスニングが大切だと思っています。
なぜなら、なにを言っているかがわからないと、yesもnoも言えないから。
- 自分が言いたいことを言うにも
- 会話を広げるためにも
まずは聞きとる能力が先。
その後にコミュニケーション能力だったり語彙力だったり、慣れだったりが必要になるのではないでしょうか。
ということで、耳からリスニングを鍛えるのにおすすめなのが、ネイティブのイギリス人であり英語教師でもあるルーク先生の「Luke’s English Podcast」です。
6年以上も配信を続けており、2018年の時点で530以上のエピソード、独身だったルークは結婚して娘さんが生まれました。
初期はかなりビギナー向けにつくられているので、はじめの20話くらいは順番に聞いて、後は気になるエピソードを選んで聞くのがおすすめ。
ルークのポッドキャストのいいところは、
- ネイティブが使う表現
- ネイティブスピーカーの自然なスピード
- ネイティブスピーカー同士による自然な会話
などを学べることです。ポッドキャストを聞くだけで、ネイティブが当たり前に使う表現をいつの間にかすんなりと飲み込めます。
ネイティブが当たり前に使う表現って、学校の英語教育ではまったく学べませんからね。
わたしのお気に入りは、ルークの家族や友だちが出演するナチュラルカンバセーションの回です。
ルークも言っている通り、友だちのアンバーの声がとても”ラブリー”なのでぜひ聞いてみてくださいね。
もちろん、最初はまったくといっていいほどなにを言っているのか分かりません。
ルークは英語教師で日本にも住んでいた経験があるので、英語学習者のことはよく分かっています。
にも関わらず、はじめの頃は耳が慣れていないのでほとんど聞き取れません。
しかし、そこで諦めないでください。
続ければ必ず聞き取れるようになります。
わたしは半年くらい毎日聞き続けたら、おおよそスラスラと聞きながら理解できるようになっているのを実感しました。
やっぱり、リスニングは「慣れ」なんです。
ルークのPodcastは一回のエピソードが1時間オーバーとめっちゃ長いので、区切りつつ聞く必要があります。
朝の身支度の時間や通勤しながらもいいですが、わたしのおすすめは夜寝る前にPodcastだけを集中して聞くことです。
もちろん「ながら」でもいいんですよ。
いいんですけど、やっぱりそれだけに集中するシングルタスクの方が効果が高いです。
わたしは毎晩ベッドに入って電気を消し、ルークのPodcastだけを集中して聞きます。
聞きながら理解するって、英語はとくに慣れないと難しいので、それだけに集中すると聞き取りやすくなるし上達も早いです。
いやはや、無料でこれだけのコンテンツをつくっているルークには感謝しっぱなし。
超絶おすすめなPodcastなので、ぜひぜひ聞いてくださいね!ダウンロードはこちらのリンクから↓
◇Luke’s ENGLISH Podcast – Learn British English with Luke Thompson – Luke Thompson
【3】短時間でボキャ増「6 minutes English」

こちらもPodcastのひとつ、BBCによる「6 minutes English」です。
ルークのPodcastよりも一回が短いので、区切りよく聞けていいですね。
こちらは主に時事ネタで、イギリス標準英語の発音「RP」を使う2~3人のスピーカーの会話を中心に進んでいきます。
最後にはクイズがあるので、自分の理解度を確認しながら聞けますよ。
英語教師であるルークの発音もかなり聞き取りやすいですが、こちらはさすがのBBC(英国国営放送)だけあって、みんな発音がとてもクリア。
どちらかといえば、日本人的な発音はアメリカ英語よりもイギリス英語に近いので、このBBCのPodcastはかなり聞き取りやすいのではないでしょうか。
こちらも無料でダウンロードできるというありがたみなので、とりあえずスマホに入れておいて損はありません。
- 通勤中に
- タバコ、コーヒー休憩に1エピソード
- ランチタイムに1エピソード
これだけでも、1日にかなりの英語に触れられますよね。
時間がないから英語が勉強できない… なんて言い訳は通用しない時代になってきていますね…
こちらのリンクから↓ダウンロードできます。
今すぐスキマ時間で英語を脱初心者しよう

今回は
- 文法の確認用の参考書「Grammar In Use」
- リスニング「Luke’s English Podcast」
- ボキャブラリー「6 minutes English」
の3つを紹介しました。
文法書は売られている書店が限られていますが、Amazonや楽天市場を使えば明日にでも勉強をはじめられます。
ふたつのPodcastは無料で今すぐにはじめられます。
忘れない内に、こちらから↓ダウンロードしていってくださいね!
- Luke’s ENGLISH Podcast – Learn British English with Luke Thompson – Luke Thompson
- 6 Minute English – BBC Radio
なにはともあれ、継続は力なりです。
どんな方法を使ったって、今すぐに英語が聞き取れるようになるわけでも、しゃべれるようになれるわけでもありません。
継続が力になって、いつか
- 聞き取れている自分
- しゃべれている自分
- 当たり前に英語を使いこなしている自分
に気づくんです。
今回紹介した3つの方法は、それの第一歩にはぴったり。
日本にいても英語は話せるようになりますし、方法はいくらでもあります。
まずは無料でできることからはじめてみませんか?