ミニマリストの carly です。
自宅でおいしいコーヒーを入れるのって、難しいと思いませんか?
なんとなくの感覚でやっても美味しくない。かといって、こだわり出すとキリがない…
まさに《お家コーヒーは沼》です。
そこで今回は、自宅でおいしいコーヒーを飲みたいと思っている人に向けて
- 美味しく入れるコツ
- コーヒーを入れるときに必要な道具
について紹介します。
わたしは飲食店で働きつつ、2年かけてハンドドリップを習得しました。
今では自宅で毎日コーヒーを入れ続けて5年になります。
そんなわたしがお伝えする方法を参考にして、お家カフェを楽しんでくださいね✨
家でコーヒーを入れる|初心者にはハンドドリップがおすすめ

コーヒーの入れ方にはフレンチプレスやネルドリップなどもありますが
- 簡単
- お手入れが楽
- 気分によって味を変えられる
などのメリットがある《ペーパードリップ》がおすすめです。
ペーパードリップとは、ドリッパーに紙のフィルターをセットして入れる方法のこと。
コーヒーメーカーを除けば、家でコーヒーを入れる最も一般的な方法ですね。
フィルターが要らない金属製のドリッパーもありますが、紙のフィルターはゴミをすぐに捨てられるので、片付けがストレスになりません。
フレンチプレスは入れるのが楽な反面、味がいつも同じですし、ネルはお手入れが面倒です。
ペーパードリップ(ハンドドリップ)はおいしく入れられるようになるまで慣れが必要ですが、その過程も楽しめます。
入れ方で味をコントロールできるようになるところも面白いですよ。
自宅でおいしいコーヒーを入れる手順

おいしいコーヒーを入れるコツの前に、基本の手順をチェックしましょう。
「コーヒーの入れ方は知ってる」という人は、読み飛ばしてください💡
おおまかな手順は以下の通りです。
- 道具をすべて用意して、お湯を沸かす
- 人数に合わせてコーヒー豆のグラムを計る
- ケトルやドリッパー、カップは温めておく
- お湯を注ぐ直前にコーヒー豆を挽く
- 豆をドリッパーにセットし、お湯を少しだけ注いで蒸らす
- 20~30秒したら「の」の字にお湯を注ぐ
- お湯を注ぎきったら、コーヒーが落ちきる前にドリッパーを外す
手順が多くて難しく感じるかもしれませんが、慣れれば考えなくてもできるようになります。
文字で説明するには限界があるので、YouTubeを参考にするのも手です。
ブログでもYouTubeでも、すべてを鵜呑みにする必要はありません。
トライ&エラーで、入れ方を含めた自分なりの《レシピ》を探すのが面白いですからね。
自宅で美味しいコーヒーを入れるコツは3つだけ

コーヒーを美味しく入れるコツは、手順の《ルーティン化》です。
同じパーツを同じ手順とリズムで組み立てる。
それだけで老舗の喫茶店のような美味しいコーヒーが入れられ、暮らしの質が向上します!
コーヒーを入れるときのルーティン作業でとくに注意すべきなのは以下の3つです。
- 豆の量とお湯の量を計る
- お湯の温度は80~90℃くらい
- お湯を一定の動きでやさしく注ぐ
それぞれ詳しく補足していきます。
コーヒーを美味しく入れるコツ 1.豆とお湯の量を計る
コーヒーを入れるときは、豆に対するお湯の量を決めます。
わたしの場合は
- コーヒー豆 27g → お湯 300ml
- コーヒー豆 29g → お湯 330ml
というのが黄金レシピです。
同じおいしさにするために、スケールを使って正確に計りましょう。
計った豆は、カリタのナイスカットミルの《メモリ3》で、お湯を注ぐ直前に挽きます。
初めは色々なレシピを試しつつ、自分の好みに合う具合を見つけましょう。
ミルで豆を挽くときの香りはなによりの至福!
これを嗅がずにコーヒー好きは名乗れません。
わたしはもはやこの香りを嗅ぐためだけにコーヒーを入れていますね。
コーヒーを美味しく入れるコツ 2.お湯の温度は80~90℃
コーヒーを入れるときのお湯の温度は、80~90℃くらいがベストです。
豆の焙煎具合によっておいしく入れられるお湯の温度は変わりますが
- 浅煎り~中煎り→ 95~85℃
- 中煎り~深煎り→90~80℃
というイメージで、焙煎が浅いとお湯は高温に、焙煎が深いとお湯は低温にします。
その理由は「コーヒー豆は焙煎が強いほど苦味が強く、お湯の温度が高いほど成分が抽出されやすい」からです。
ここで言う《成分》には旨味だけでなく、苦味や雑味などの《要らない味》も含まれます。
お湯の温度が高いほど要らない味も一緒に出てしまうので、
- 豆の量
- 抽出時間
- お湯の温度
- 豆の挽き目
などを変えてコントロールするのが《プロの技》ですね。
とにかく、沸かしたてのお湯は熱すぎるため、少し時間をおいて冷ましましょう。
わたしはいつも沸いたお湯で
- カリタのケトル
- ドリッパー(ハリオV60)
を温め、そのお湯を再びやかんに入れて火にかけて、20秒ほど沸かしたものを使います。
ケトルに挿して使う温度計があると便利です。
コーヒーを美味しく入れるコツ 3.お湯は一定の動きでやさしく
コーヒーの味を一番大きく左右するのは《お湯の注ぎ方》です。
人によってお湯の注ぎ方が違うため
- 同じ量の豆
- 同じ量のお湯
- 同じ抽出時間
で入れたドリップコーヒーでも、全く同じ味にはなりません。
たとえ同じ人が入れる場合でも、毎回100%同じ注ぎ方をするのはムリだからです。
ドリップするときは、注ぐお湯が
- 一定の量
- 一定の速さ
になることを心がけます。
ドリップ用のケトルが細い象の鼻のような形になっているのは、この形が一番お湯をコントロールしやすいからです。
コーヒーは「の」の字を書くようにドリップしますが、ケトルの操作に慣れないうちは
- グルグルと早く回してしまったり
- お湯が細くなったり太くなったり
- はずみがついてお湯を投げてしまったり
するなど、お湯を一定の量とリズムで注ぐのが難しく感じます。
これは回数を重ねれば上達する《慣れ》です。
日に日においしいコーヒーが入れられるようになるのも嬉しいですよ。
初心者が揃えたいコーヒー道具|最低限ほしい三種の神器

お家でドリップコーヒーを入れるために最低限そろえたい道具は
- ケトル
- ドリッパー
- コーヒーミル
の3つです。
わたしが毎日使っているものと、おすすめポイントを紹介しますね。
お家コーヒーで揃えたい道具 1.ケトル|先端が細いもの
ハンドドリップのときには、先端が細くなっている専用のケトルを使いましょう。
専用ケトルの独特の形状によって、お湯を一定の量とリズムで入れられます。
これはヤカンや電気ケトルにはできない技なので、ドリップ専用のケトルを使いましょう。
わたしはカリタのステンレス製ポットを使っていますが、ドリップ専用の形をした電気ケトルもあります。
頻繁にコーヒーを飲むなら、電気ケトルでサッとお湯が沸くと便利ですね。
お家コーヒーで揃えたい道具 2.ドリッパー|沼に注意
自宅でコーヒーを入れるなら、ドリッパーは必需品です。
ただ、厄介なことにドリッパーにはたくさんの種類があり、ハマるとキリがありません。
わたしは、海外でもよく愛用されている日本製の《ハリオV60》を使っています。
- カリタの三つ穴
- メリタの一つ穴
なども使ったことがありますが、入れ方によって味にバリエーションを持たせやすい《ハリオV60》が好きですね。
ちなみに、ドリッパーは陶器製のものが一番おすすめです。
プラスチック製は安価で管理しやすいですが、お湯の温度が下がりやすいのでナシ。
コーヒーを抽出している最中にお湯の温度が下がると、おいしさが台無しですからね。
お家コーヒーで揃えたい道具 3.コーヒーミル|こだわりが炸裂
自宅でコーヒーを入れるときのハイライトと言えば《豆を挽く》ときの香りです。
コンビニやスタバなどでもコーヒーの香りは嗅げますが、挽きたてお豆の香りは家でしか嗅げません!
その香りだけで気分がリフレッシュされ、幸せな気持ちになれます。
挽きたてコーヒー豆がもらたす《幸福感》だけは、何度味わっても新鮮です。
わたしは《カリタのナイスカットミル》を使っています。
悩みに悩んで大奮発しましたが、大大大正解!
電動ミルのいいところは以下の通りです。
- 均一に挽ける
- 一瞬で豆が粉になる
- 8つのメモリで挽目が調節できる
ハンドミルでごりごりするのもいいですが、ワンタッチで豆が挽けるのが快感です。
一台で細かくも荒くも挽けるので、ドリップやフレンチプレス、水出しなど、一種類の豆で色々な味を楽しめるのもいいですね。
豆は挽いた瞬間から劣化していくので、電動で一気に挽くと旨味を逃しません。
お家コーヒーは最高の贅沢|暮らしの質が上がる

今回はお家コーヒー初心者の人に向けて
- おいしいコーヒーを入れるコツ
- お家コーヒーに必要な三種の神器
を紹介しました。
「けっこうお金と手間がかかる」と思った人も多いはずです。
しかし、お家コーヒーはそれ以上の《幸福感》をもたらしてくれます。
- 豆を挽いたときの香り
- ドリップ中に漂ういい香り
- 美味しく入れられたときの満足感
は毎日コーヒーを入れても色褪せず、何度でも幸せを再確認できるから不思議です。
あなたの暮らしの質を上げてくれる《お家コーヒー》をぜひ試してみてくださいね✨