エシカルを心がけるカーリーです。
今回は「プラスチック・フリー生活」という本を読んだ感想をお伝えします。
この本は、地球環境に関心がない人こそ読むべき、現代生活のバイブルです。
丁寧な暮らしやシンプルライフに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
【プラスチック・フリー生活】現代生活のバイブル

「プラスチック・フリー生活」は、現代生活のバイブルです。
すべての現代人が読むべきだ、と思うくらいに衝撃を受けました。
というのも、わたしたちはプラスチックについて、なにも知らないんですよ…
これだけ身の回りはプラスチックだらけなのに、危険性も安全性も、見えないところでなにが起こっているのかも。
プラスチックが何からできているのかすら、わたしたちは知らない。
それって、めちゃくちゃ怖くないですか?
【プラスチック・フリー生活】を読むと、
- プラスチックの正体
- プラスチックの危険性
- プラスチックを避ける方法
について知れます。
どう行動するかは人それぞれですが、まずは知るべきだと思います。知ったら、プラスチックに対する目が変わるはずです。
身の回りにはプラスチックが溢れているのに、わたしたちはプラスチックのことを何にも知らない。
知らないのに使うことがこんなにも恐ろしいなんて。
いい暮らし、とかじゃなく、普通に健康に暮らすために #プラスチック・フリー生活 は一度でいいから読むべき。
暮らしのバイブルよ。
— カーリー|ミニマルウェイスト (@_car__rie_) September 1, 2019
【プラスチック・フリー生活】読んだ感想|プラスチックは怖い

プラスチックがこんなに恐ろしいなんて、知りませんでした。
控えめにいっても、プラスチックは怖いです。
なぜ、怖いのか。シンプルに、わたしたちがプラスチックについて、なにも知らないから。
知らないと、なにも見えません。
危険が起こっていても、目に見えないから取り除きようがないですよね。
そうして、知らぬ間に暮らしが破壊されます。 これが【プラスチックを使う】ということ。
プラスチックの危険性|有害物質がしみ出て体内に入る
プラスチックは、正しく使わないと怖いです。
プラスチックを製品化するときに使う化学成分が、油や酸、熱によってしみ出します。
プラスチック容器に、ピクルスや南蛮漬けなどを入れる。 プラスチック容器に入れたまま、冷凍ご飯やカレーなどを温める。
当たり前にやっていることが、自分の首を絞めているなんて…
とくに【内分泌撹乱物質 BPA】は、かなりの割合で人体に取り込まれているそう。
各国政府の調査は、以下の通り。
ほとんどの人の体内から、内分泌撹乱物質が検出されています。
●カナダ・・・6~79歳の人口の91%
●アメリカ・・・6歳以上の人口の93%
●ドイツ・・・3~14歳の人口の99%
一部引用:プラスチック・フリー生活
より
内分泌撹乱物質は、めちゃくちゃ身近にあります。例えば、レシートや食品容器、缶コーヒー、缶ビール、缶ジュース、トマト缶などなど…
どれもこれも、日常生活には欠かせないものばかりです。
当たり前に暮らしながら、有害物質を食べているなんて、悲しすぎて恐ろしすぎて…
フタル酸エステルも避けたい
内分泌撹乱物質(BPA)と同じく【フタル酸エステル】にも要注意です。
フタル酸エステルに触れた母親から生まれた男児に「脱男性化」あるいは「女性化」とも言うべきショッキングな現象が観察されたという。
一部引用:プラスチック・フリー生活
より
フタル酸エステルは、ラップや食品のパッケージ、洗面用具、化粧品などに多く含まれます。
問題は、フタル酸エステルは自由に動き回り、食品に移ったり揮発したりして、簡単に体内に入ってしまうところ。
しかも、内分泌撹乱物質と同じく、ほとんどの人の体内に存在するのだとか。
有害物質とはいえ、今すぐどうこうなるレベルではありません。でも、有害物質をとりこんで気持ちよくはないですし、できることなら避けた方がいいです。
ダメージを受けるのは、自分より自分の子ども、孫たちですから…
「マイクロプラスチックを食べる魚」を食べるわたしたち
海に流れたマイクロプラスチックは、たくさんの有害物質を吸着しています。
重金属や農薬、放射性物質、ダイオキシンなどは、海に漂う有害物質の一部にすぎません。
マイクロプラスチックはこういう有害物質を吸着しながら、魚の体内に入り、わたしたちの体内へとたどり着きます。
人間は、自分たちが生み出した発明によって、自らの健康を脅かしているんですね。
自業自得ですけど、怖すぎます…
暮らしを【プラスチック・フリー】にする方法

【プラスチック・フリー生活】には、プラスチックの危険を避ける方法も紹介されています。
1番の近道は「知識をつける」ですね。
書籍内では、プラスチックの種類別に安全性が一覧表示されていて、とても参考になります。
プラスチック製品を買うときは、この表を参考にすれば一安心です。
【キッチン】プラスチック製品との関係が深く、要注意
キッチンは、熱や酸、油と密接にも関わらず、プラスチック製品だらけです。
プラスチック製の保存容器を、ガラス製やホーロー製に変える。 ラップを使わず、蜜蝋ラップやサラシなどで代用する。
これだけでも、かなりのプラスチックを追い出せますし、ゴミも減りますね。
【バスルーム】シャンプーや歯磨き粉、生理用品、コスメ…
洗面用具や化粧品、掃除用具のほとんどは、プラスチック入り。中身にも、大量の有害物質が含まれています。
バスルームからプラスチックを追い出すには、量り売りや DIY が有効です。日本は量り売りが少ないため難しいので、できる範囲で手作りしてみるとよさそう。
わたしは第一歩として【お掃除クリーナー】を作ってみました。
ボディーソープやシャンプー、歯磨き粉、洗顔料などの手作りレシピが、参考になります。
洋服や寝具にもプラスチック
盲点でしたが、洋服やマットレス、枕、布団なども、プラスチック製が多いです。
大量生産される洋服のほとんどは化繊、防シワや形状記憶などは化学物質のおかげ。
わたしは最近 枕を新しくしたのですが、寝心地を優先してプラ製の詰め物を選びました。 よく眠れるかもしれないけど、長期的な健康を失っているかもしれないんですね…
こういう感じで、利便性や機能性を選ぶと、プラスチック漬けになります。
暮らしが豊かになっている一方、なにかを失っていることを、忘れてはいけませんね。
【プラスチック・フリー生活】こんな人はぜひ読んでみて

「プラスチック・フリー生活」は、こんな人におすすめです。
- 健康になりたい
- シンプルに暮らしたい
- 丁寧な暮らしをしたい
- 子どもの安全を守りたい
脱プラスチックは、見えない恐怖を追い出して、心穏やかに暮らす方法です。
今の暮らしに満足できない場合は「日常の当たり前」に無頓着なせいかもしれない。日常の細かいところに目を配ると、安心して心豊かに暮らせます。
【プラスチック・フリー生活】で日常を見直し、心から安心して暮らすヒントを得ましょう。
➡プラスチック・フリー生活 の詳細
【プラスチック・フリー生活】細部から日常を豊かにする

今回は【プラスチック・フリー生活】を読んだ感想をお伝えしました。
「プラスチック・フリー生活」は、丁寧で心豊かに暮らしたい人に、ぜひ読んでみてほしいです。
プラスチックがいかに身の回りに溢れているか、恩恵、恩恵の代償について知るだけで、現代の暮らしを攻略しやすくなります。
脱プラスチックは、初めは難しいです。
でも、無理じゃない。 100%ではなく、一歩を踏み出すことが大切かなと思います。