こんな声に答えます!
結論からいうと、英語学習にセンスは関係ありません。
センスは後から身につけるものだし、努力する過程で培われるものだからです。
今、自分には英語のセンスがないと自信を失っているあなた。本記事を読んで、その間違った思い込みを捨て去りましょう。
この記事を参考にすると、英語学習が三日坊主になったり意味のない努力をしたりすることがなくなります。
努力を味方につけて効率よく英語をマスターしましょう。
- 英語にセンスは関係ない【断言】
- センスとはどんなものか
- 英語学習を有利にする〇〇
学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。
海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。
英語にセンスは関係ない:センスとは後天的に身につけるもの

英語が話せるようになるかどうかに、センスは関係ありません。
センスとは生まれ持つものではなく、育てるものだからです。
センスは誰にでも身につけられるので、あなたも必ず英語が話せるようになります。
センスとは知識と経験に基づく能力
センスとは、知識や経験によって磨かれる能力です。
目には見えませんが、限られた人だけが生まれ持つ特別な才能でも、超能力でもありません。
人々が「センス」と呼ぶものの多くは知識なので、きちんと言語化できます。
センスをつくるのは知識です
センスとは知識であり、なにかを言語化または具現化する能力です。
ミロのヴィーナスで考えてみましょう。
もしかしたらあなたも「ミロのヴィーナスの美しさを理解できるのは、芸術のセンスを生まれ持った人だけだ」と思っているかもしれません。

知識のない人がミロのヴィーナスを見ても「よく分からんけど美しい」で終わる。
でも「黄金比」という知識がある人は、ミロのヴィーナスの美しさを理解できます。
センスがある人の正体:知識がある人
知識のある人がセンスのある人です。
ミロのヴィーナスなら美術や歴史に関する知識がある人、ファッションなら服や人体のつくり、色相環などの知識が豊富な人のこと。
この人たちにかかれば、ミロのヴィーナスの美しさも、なぜそのコーディネイトがその人に合うのかも、すべて言語化されます。
- よく分からないけど美しい
- なんとなくすばらしいと感じる
- 説明できないけど理にかなっている
あなたがこのように感じたものをきちんと言語化できる人が、センスのある人です。
天才に見えるセンスのある人
センスのある人が特別に見えるのは、その人たちが言葉足らずだからです。
- なんとなく
- 感覚的にそう思った
という感覚の裏にある知識の裏づけを説明しない人。説明がめんどうなのか、理解してもらえないから説明しないのかは、その人に聞かないと分かりませんが…
そういう人は、たくさんの知識を組み合わせたりこれまでの経験を用いてシミュレートしたりすることを、無意識レベルで反射的に行える人です。
人の頭の中は見えないので、周りから見れば感覚的にすばらしいものを生み出す天才に思えてしまいます。
でも、実はたくさんの知識と経験から導き出されるのがセンスなんですよね。

センスは生きる過程で磨くもの
センスとは、後天的に身につけられる能力。
知識や経験は生きながら身につけるものであり、増えるたびにセンスも磨かれます。
なので「自分にはなんのセンスもない」と嘆く必要はありません。大の大人になってからでもセンスは身につけられます。
もしかしたら、世の中にはセンスの種を持って生まれた人もいるかもしれません。
でも、種は手をかけないと芽が出ないので、持って生まれただけでは役立たずです。
そもそも、センスを持って生まれる人なんて、世の中にどれくらいいるでしょうか。

英語のセンスを身につけるたったひとつの方法

- センスとは後天的な能力
- 知識と経験によって磨かれる
以上のことを踏まえると、英語のセンスを身につける方法はひとつ。
文法や単語をインプットし、どんどん実践することです。

まずは中学レベルの英語を習得する
しばらく英語に触れていないなら、まずは中学英語をざっくり習得しましょう。
学力には自信があっても、細かなニュアンスまで理解しきれていないことが多いので「Grammar In Use」という参考書で勉強するのがおすすめ。
中学レベルの英語がかんたんな会話の基礎になるため、しっかり学ぶことが大切ですよ。
英語を使って話す機会を設ける
身につけた知識は、実践することで自分の血肉にしましょう。
知識を武器に技を使いこなし、理解することも使うことも感覚的にできるようになった状態が「センスがある」状態だと思います。
- 英会話カフェ
- オンライン英会話
- ネットで英語話者を探す
このような方法を使えば、わざわざ海外に行かずとも英語を話すチャンスをつくれます。
要注意:センス信者に先生は務まらない

英語に限らず、なにかを習得するのにセンスは関係ありません。
なので、センスを信じている人になにかを教わることは地獄です。根性論を叩きつけられて終わるのがオチな気がしますので…
教わる前に、その先生のセンスに対する認識を確認するといいかもしれませんね。
先生の役目:センスを因数分解すること
センスを分かりやすく言葉で伝え、再現性のあるものにするのが先生の役目です。
人になにかを教えるってそういうことだと思います。

分かりやすく教えるなら、こんな感じで説明すると思います。
- おはじきを3つ並べて1組とする
- これを3組分つくる
- すべてのおはじきの数を数える
⇨ 「×」とは、何組あるかという意味だと説明する
これを理解し、感覚的に使えるようになった状態が「センスのある」状態です。
なぜそうなるのかを教えることで知識は身になり、使えるようになります。
センスは知識から生まれるものなので、先生の役目はセンスを教えることです。
センス信者は教えを放棄している人
繰り返しですが、センスとは生まれ持つ才能や超能力ではありません。
生きる過程で磨かれるべきものであり、大人になってからでも磨ける能力です。
なにかを習得するのにはセンスが必要か?
そうではなく、なにかを習得することそのものがセンスを得ることだと思います。
いないことを願いますが、英語が話せるようになるにはセンスが必要だと考えている先生は、教えることを放棄している人ですね。
センスという名の知識を教えるのが先生の役割なんですから。

英語の習得に有利なもの:強み

英語が話せるようになるために有利なものがあるとしたら、強みですね。
強みは生まれ持つものであり、ほかの誰にも真似できません。
強みをうまく活かすと、努力を努力と思わずに英語が話せるようになります。
強みとセンスの違い
強みとセンスの違いは、次のとおりです。
【センス】
- 努力で磨くもの
- 知識と経験によって磨かれる
- 後から身につけられる
【強み】
- 生まれ持つもの
- 他人より優れているもの
- 後からは身につけられない

強みを英語学習に活かす
強みは生まれ持つものなので、うまく活用すると英語学習に有利になります。
強みは「好き」とも言い換えられますね。
あなたには時間や人目を気にせず、いつまでも没頭できるものがありますか?
- 音楽
- 漫画
- ゲーム
- サッカー
- 料理
- 編み物
- 映画
どんなことでもオッケーです。方法を知っていれば、どんなものでも英語学習になります。
例えば、ゲームが好きだったら、お気に入りの作品を英語でプレイする。料理が好きだったら、英語で発信されているレシピや動画を探してみる。
わたしは中学生の頃から映画や海外ドラマ、洋楽を用いて英語を勉強してきました。
今では料理のレシピを英語で検索したり、ゲームを英語でプレイしたり。英語学習なのにめちゃくちゃ楽しいなんて最高すぎです。

英語学習にセンスは関係なし:強みを活かそう

今回は、英語の習得とセンスの関係について掘り下げました。
英語が話せるようになるかどうかにセンスは関係ありません。
センスは知識と経験によって磨かれるものであり、英語を学ぶ過程で磨くものだから。
「強み」は生まれ持ったあなただけの価値観なので、英語の習得しやすさを左右します。
センスにこだわるより、強みをうまく活かしたほうが英語は習得しやすいです。