ウィンブルドンは最高でした。
carlyです。
テニス好きにとっては聖地であり、テニスファンでなくても機会があれば行ってみたいのが「ウィンブルドンのセンターコート」ですよね。
しかし、これだけ世界的に有名な場所ですから
- チケットなんて取れるわけない
- 1枚にウン十万円とか払えない
- 貧乏人の行くところじゃない
と思って諦めている人も多いのでは?
たしかに、日本からの観戦ツアーは安くても50万円くらいかかりますし、決勝戦ともなればチケットが1枚100万円を超えることも…
いくらテニスが好きでも、そこまでのお金をかけられないのが現実ですよね。
そこで今回は、お金がない人でも熱狂的なテニスファンでない人でも、誰でもウィンブルドンのセンターコートで試合を観れる方法を紹介します。
この方法であれば、何ヶ月も前に抽選に応募する必要がありませんし
- 抽選にハズレた
- 気がついたときには抽選が終わっていた
- 当日急に予定が空いた
という場合でもセンターコートで試合を観戦できますよ。
テニスが好きじゃない人でも、ウィンブルドン選手権のセンターコートで試合を観たといったらそれはもうかなりの自慢になります!
それではさっそくチェックしていきましょう。
ウィンブルドンのセンターコートで試合を観戦する方法

テニスの全英大会「ウィンブルドン選手権」のセンターコートは一番の花形であり、テニスファンの永遠の憧れです。
そんなウィンブルドンのセンターコートで試合を観戦するには、大きく分けて
- 当日券の列に並ぶ(キューイング)
- 抽選に応募し、当選する
- リセールチケットを狙う
という3つの方法があります。
もう少し詳しく解説していきますね。
①当日券の列に並ぶ(キューイング)
こちらの記事でも述べましたが、ウィンブルドン選手権はほかのグランドスラム大会と違って、枚数限定で当日券が発売されます。
ウィンブルドンがほかの大会と違うのは、
- 当日券が発売される
- 当日券は抽選よりもいい席が用意される
- 当日券は抽選よりも安い
という点です。
(中略)
時間をかけて列に並んだ人が抽選よりもいい席で観れるとあって「キューイング」という名前でウィンブルドン名物となっています。
センターコートのチケットは当日券として500枚ほど売り出されますが、かなりの競争率。
翌日や翌々日のためにテントを張るのが定番になっているくらいで、遅くとも日付が変わる頃には列に並び始める必要があります。
そのため、当日券でセンターコートを狙う方法は
- ウィンブルドンの近くに住んでいる人
- ウィンブルドンの近くに宿をとれる人
- テントで夜を明かす覚悟のある人
向けになってしまいます。
ただ、キャンプするのは定例でほかのファンもたくさんいますし、スチュワードさんが24時間いるのでとても安全です。
②抽選に応募し、当選する
もうひとつはウィンブルドン公式の抽選に応募する方法です。
こちらの公式サイトを使えば、日本からでも抽選に応募できます。
しかし、会場で出会った日本人に話を聞くと当選確率はかなり低いよう。
10人以上に協力してもらっても当たらなかった、という人もいました。
当たったら当たったで、チケット代がかなり高いのがネックとのことです。
③リセールチケットを狙う
わたしがおすすめするのがリセールチケットを狙う方法です。
わたしはこの方法を使って、憧れのセンターコートで試合を観戦しました。
リセールチケットとは帰ってしまった人の分の再販チケットのことで、売上はすべてチャリティに回されます。
リセールチケットは
- センターコート・・・£15
- No.1コート・・・£10
- No.2コート・・・£10
- No.3コート・・・£10
という破格で売り出されるので、お金がない人にはうれしい限り!
当日券の通常価格はコチラの記事にまとめていますので参考にしてください。
比べるとよく分かると思いますが、ビッッックリするくらい安くチケットが買えるんです。
お金を節約したい人はもちろんキューイングに失敗してしまった人でも、リセールチケットを狙えばセンターコートで試合を観れます。
【リセールチケット】メリットとデメリット

- テニス好きでも高いお金を払えない
- テント泊はハードルが高い
- 到着が遅くなってキューイングに失敗した
という人でも、リセールチケットを狙えばまだチャンスがあります。
しかし、そこで押さえておきたいポイントがいくつかあるので、チェックしましょう。
リセールチケットのメリット|チケットが破格
先ほど述べたように、
- 通常で買うよりもかなり安い
- 列に並んだ時点でセンターのチケットが売り切れていてもチャンスあり
- テント泊をする時間が必要ない
という点がリセールチケットのメリットです。
センターコートのチケットは安くても£60からなので、£15で買えるリセールチケットはかなりおトク。
キューイングに失敗しても(当日券が売り切れ)チャンスがありますし、キャンプをするよりも短い時間でチケットを購入できます。
リセールチケットのデメリット|めちゃくちゃ並ぶ
言うことなし!のように思えるリセールチケットですが、もちろんデメリットもあります。
それは
- 販売開始が15時から
- いつ、何枚買えるかが分からない
- 第一試合と第二試合はほぼ観れない
という点です。
先ほど述べたように、リセールチケットとは再販チケットのことなので、極端にいえば帰る人がいなければ販売されないということ。
15時にならないと売り出されないので、それ以前に行われている試合は観れません。
センターコートの第一試合は13時開始なので、先頭でリセールチケットを購入できればギリギリ第二試合が観れるかな…?といった具合です。
もちろん、リセールチケットを買うためにも再び列に並ぶ必要があります。
なので、15時に販売開始とはいっても「それまでほかの試合を観ていよう~」とのんきなことはいっていられないので注意しましょう。
リセールチケットでセンターコートを狙うなら

以上のような注意点をまとめると、センターコートで試合を観るためにリセールチケットを買うときは、
- 会場入りしてまた列に並ぶ
- 15時までひたすら待つ
- 第一試合は観れない
- 第二試合はほぼ観れない
- 第三試合以降であればほぼ確実に観れる
ということを覚えておいてください。
ちなみに、リセールチケットの売り場は入り口の反対側にある、小高い丘の先にあります。

ということで、ここでわたしの経験をシェアしておきます。
会場入りしたらすぐにリセールチケットの列に並ぶ
わたしが11時に会場入りしてすぐにリセールチケットの列に向かうと、すでに10人くらいの人が列に。
この日はかなり頑張って、明け方の3時半頃に列に並びはじめました。
そのときはセンターコート狙いではなかったので、15時半くらいにはチケットを購入。
すぐにコートに向かうと、11時半から試合を行っているNo.1コートの第二試合が丁度はじまったところでした。
またあるときは第三試合にお気に入り選手が組み込まれていたので、センターコート狙いでリセールの列に並びました。
このときは朝7時半過ぎと到着が遅くなってしまったこともあり、会場に入ったのが14時近くでしたね。
すぐに列に並びはじめ、チケットをゲットしたのが16時を過ぎた頃。
コートに直行すると、お目当ての試合の第1セット目が中盤にさしかかったところでした。
リセールチケット狙いでも早く行くべし
ここまで言っておいてなんですが、やはり確実にセンターコートの当日券を手に入れるにはテントを張ってキャンプするのが一番です。
キャンプすれば第一試合から試合を観れますし、テントを張っている間はのんびりと時間を過ごせます。
テントは、以下のようにスキルがなくても簡単に設営&撤去できる、コンパクトなものがおすすめです。
リセールチケットを狙う場合は
- 入場前の列
- 会場入りした後のリセールの列
という2段階のキューイングが待っています。
日本よりはいくらかマシですが、イギリスの炎天下もなかなか厳しいです。
それでもリセールチケットを狙う場合は、とにかく朝早く行くのがポイント。
とくに運命が分かれるのが「始発」で、電車が動き出してしまうと人がドカッと一気に増えます。
- ウィンブルドンの近くに宿をとる
- 夜中にタクシーで乗り付ける
- ナイトバスを乗り継ぐ
といった方法で、朝3~4時には到着しておけば早めにリセールチケットをゲットできます。
それでも列に並びますし、待ち時間も長くなることだけは覚悟しておいてください。
明け方はかなり冷え込むので、ピクニックシートに加えて薄いブランケットやウルトラライトダウンがあるといいですね。
覚悟は必要だがセンターコートで試合を観れる

上流階級の嗜みというイメージがあって敷居が高いと思われがちなウィンブルドンのセンターコートですが、庶民でも立ち入れるやさしさがあります。
- 朝早く到着すること
- 長時間、炎天下で列に並ぶこと
この2つの覚悟があればフェデラーやジョコヴィッチ、ハレプやウィリアムズといった超有名選手の試合をセンターコートで観ることも。
とはいっても、そこにたどり着くまでの道のりは簡単ではありません。
わたしは1日に5~8時間をキューイングに費やし、憧れのセンターコートでの試合観戦にこぎつけました。
お金のかわりに「時間」を存分に投資することになりますが、お祭り気分を楽しんだりテニスファンと交流したりと、とても楽しいですよ。
- テニスが好きでウィンブルドン目当てにロンドンを訪れる人
- たまたまウィンブルドンに行けることになった人
わたしの経験を元にテニスファン憧れのセンターコートで試合を観戦し、一生の思い出にしていただければうれしいです。
旅行の計画をしっかりと立て、夏のロンドンを目一杯楽しんでくださいね。
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