こんな声に応えます。
ぶっちゃけ、目標を達成できるかどうかは、目標の立て方にかかっています。
目標の立て方がなってないないと、
- しんどい
- 楽しくない
- よく分からない
という“ないない尽くし”になり、挫折の道へまっしぐらです…

挫折せず成長を感じつつ確実に未来を叶えるため、正しい目標の立て方についてチェックしましょう。
- 目標の立て方「SMARTの法則」
- 目標を達成するための行動のコツ
- 目標の立て方で重視すべきこと
学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。
海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。
【英語の独学】目標の立て方:SMARTの法則

行動する前に、立てた目標が次の5つに当てはまっているかを確認しましょう。
- Specific:具体的か
- Measurable:測定可能か
- Achievable:達成可能か
- Relevant:自分に関係があるか
- Time – bound:期限があるか
それぞれの頭文字をとって「SMARTの法則」と呼ばれることも。

1.Specific:具体的か
抽象的な目標だとゴールがあいまいで、
- ゴールに到達したことに気づかない
- そもそもどこがゴールか分からない
という事態を招きます。
これでは成長が感じられず、挫折への道へまっしぐらです。
例えば「英語ペラペラになりたい」という目標は、ちょっと抽象的すぎます。「英語ペラペラ」がどういう状態を指しているかが分からないからです。
自分がどういう状態目指しているのかを具体化しておかないと、
- すでにペラペラなのに必要以上の努力をしようとして時間を浪費したり
- なにを目指していたのかを見失い、モチベーションが失われたり
するなど、本来の目的からどんどんズレていってしまいます。

2.Measurable:測定可能か
一番分かりやすいのは、試験や資格ですね。
- TOEICで900点とる
- ビジネス通訳検定2級に合格
一定のラインをクリアする必要があるので、努力もしやすく結果も分かりやすいです。
あなたの目標が資格や数字などに落とし込めない場合は、次のように目標達成の基準をよりハッキリと具体的に決めておく必要があります。
ガイドやツアーに頼らずアメリカへ。スポーツバーへ行き、アメリカンフットボールとプロバスケの試合を観戦しつつ現地の人と交流し、一緒にお酒を飲む

3.Achievable:達成可能か
どうがんばっても達成できないような目標は、残念ながら立てるべきではありません。
仮にそのような目標を立てたとしても
- 成長が感じられない
- 先がまったく見えない
- それによりモチベーションが下がる
ので達成できるはずもなく、行動に移す前から破綻しています。

4.Relevant:自分に関係があるか
立てる目標はいつも自分目線であるべき。
誰かのためではなく、自分の人生を豊かにするためにお金や時間を投資しましょう。
悩み【HARMの法則】から逆算する
HARMの法則とは、人間の悩みは次の4つに分類できるという考え方。
- Health・・・健康
- Ambition・・・野望
- Relation・・・人間関係
- Money・・・お金
あなたが英語を話せるようになることで叶えたい夢、または解決したい悩みはどれに当てはまりますか?
悩みを克服したいという気持ちは誰もが持っている強力な感情。
その気持ちが強ければ強いほど、目標は達成しやすくなります。
例えばですが、このように分類できますね。
- キャリアアップなら「Ambition」
- 収入を高めるためなら「Money」
- 気になる人と親しくなりたいなら「Relation」
いずれの目標も自分に関係があり、自分の人生をよりよくするものですよね。

5.Time – bound:期限があるか
長すぎず短すぎない期限を決めることで適度な緊張感が生まれ、やる気も生まれます。
ずっと追い込まれ続けるのもしんどいですが、期限がないと先延ばしにしがち。
人間は放っておくと楽な方に流れるので、期限を決めてやるときはやりましょう。YouTube鑑賞を我慢して目標を達成したという成功体験は自信につながりますよ。
立てた目標を確実に達成するための行動計画

適切な目標を立てたら、その目標をどうやって達成するかを考えます。
そのヒントとなるのが
- マンダラチャート
- スモールステップ
という考え方です。
やるべきことの洗い出し:マンダラチャート
マンダラチャートは、目標や計画を立てるときに使われるフレームワークです。
高校生だった大谷翔平選手が使っていたことで広く知られるようになりましたね。
マンダラチャートに当てはめることで、最大64個のタスクが抽出できます。
挫折しない行動計画:スモールステップ
スモールステップは「ちりも積もれば山となる」という考え方です。
目標をあえて細かく分割することで負担を減らしつつ、確実に目標を達成していきます。
スモールステップの利点は、成功体験をたくさん積めること。
例えば「今月はこの参考書を1冊やる」という計画だと、成功体験はひとつだけです。
しかし、行動計画を次のように細かく分ければ、成功体験は何倍にも増えますよね。
- まずは参考書を買う
- 次は内容をざっと眺めてみる
- その次は1ページやってみる

人間の心理をうまく利用すると、努力も継続もそれほど苦にはなりません。
楽をしつつ確実に目標を達成するためにも、行動計画は細かく設定しましょう。
目標の立て方において重視すべきこと:自分本位

SMARTに当てはめつつ重視すべきなのは、自分の意志で目標を決めること。
「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、今の時代けっこう難しいです。
誰かの価値観や社会の多数派に左右されることなく立てた目標でないと、あなたの人生は変わりません。
注意:いつの間にか価値観が植えつけられる
ネットのおかげでたくさんの価値観に触れられるようになりました。
その反面、誰かの価値観を自分の価値観だと勘違いしやすくなったように感じます。

英語においては
- 駐在員
- TOEIC 満点
- アメリカの大学院
といった一流だけが正義であり、それ以外はクズだと思い込んでしまうようなもの。
自分の本心がそうであれば問題ないですが、そうでなければ要注意です。
自分にウソをつかない目標を立てる
- 憧れのあの人がそうだから
- 周りのみんながそういっているから
という気持ちで立てた目標には意味がありません。

あの人とあなたでは
- 生まれ育ちも
- 好きなことも
- がんばってきたことも
- 苦しんできたことも
- これから叶えたいことも
まるっきり違いますよね。そんな人と自分を比べて落ち込む必要もありませんし、その人を目指すことが正解とも限りません。
自分を偽らず本心に正面から向き合って立てた目標でないと
- やる気も出ず
- いざというときにがんばれず
- 自分はやっぱりダメだと落ち込む
ことになり、黒歴史が繰り返されるだけ。
自分の人生を生きるためには自分の本心で決めた目標を立てる必要があります。
英語学習:目標の立て方次第で失敗は防げる

今回は英語学習に役立つ目標の立て方について説明しました。
目標を立てるときのフレームワーク「SMART」は次のとおりです。
- Specific:具体的か
- Measurable:測定可能か
- Achievable:達成可能か
- Relevant:自分に関係があるか
- Time – bound:期限があるか
以上の条件を満たした目標は「適切な目標」といって問題ありません。
「SMART」を踏まえた上で大切なのが、自分の本心で決めた目標であるかどうか。
今度こそ自分を変えたいなら、今度こそ決めたことをやり切るなら、他人の目を気にせず自分の本音にしっかりと向き合う必要があります。