料理人はきついです【辞めることは悪じゃない】失敗を繰り返さない方法

料理人って、きつくないですか…? 悩んでいるのは自分だけ? どうしてこんなにきついんだろう… どうしたらいいですか? 人生を失敗しないコツがあったら知りたいです… 

こんな声に答えます。

元料理人のカーリーです。

料理人の仕事、きついですよね。控えめにいっても、かなりきついと思います。

「好きで始めたはずなのにこんなにつらいの、なんかおかしくない?」って感じですよね。

ということで、この記事では

  • 料理人は本当にきついのか
  • 苦しみから上手く抜け出す方法
  • 同じ苦しみを繰り返さない方法

について掘り下げていきます。

わたしもこの方法で転職に成功し、心穏やかな日々を手に入れました。

人生をよりよく生きたいとお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

【料理人はきつい】辞めることは悪じゃない

料理人の仕事はきついです。

体や心を壊すくらいなら、さっさと辞めましょう。辞めることは悪ではありません。

そもそも、厳しい修行は、すべての料理人に必要ではないです。

このご時世、どんなに料理が美味しいお店でもすぐ潰れます。

なので、新卒や脱サラなどで経験がない人がお店を開いても、お客さんが付かず経営難に陥って店が潰れて…

開業にかけたお金や時間、エネルギーすべてが無駄になります。

借金を背負ってしまえば、その後の人生かなりシンドイです…

なので「こういう無駄足をなくすために、すでにうまくやってるお店で働いてお店の運営ノウハウ、料理や接客のスキルを吸収しよう」というのが修行です。

引用:料理人の修行は辛い【でも必須じゃない】苦しいときの対処法と考え方

あなたの今の苦しさが、未来への投資でないなら、修行は必要ありません。

心と体を正常に保ち、これから来る未来へ備える方が、100万倍も大切です。

 

日本の「途中で辞めるのは悪」という風潮は、洗脳です。そこそこ使える人材をキープしておきたい、会社の都合でしかありません。

洗脳して、使い物にならなくなったら、ポイッと捨てる。会社ってかなり悪質ですよね。

そんな悪に振り回されて壊れる前に、辞めたいときは素直になって大丈夫です。

注意

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【関連記事】

料理人の暴力はあるある【許すまじ】さっさと辞めるのが正解です

 

【料理人はきつい】好きでも向いててもきつい

控えめに言っても、料理人はきついです。

いくら料理が好きでも、料理人の仕事が向いていても、きついものはきつい。

料理人きつい “あるある” です。

  1. 長時間労働
  2. 休みがない
  3. 待遇の悪さ
  4. 人間関係の悪さ
  5. ストレスフルな営業中

こんなんじゃ、いくら仕事が楽しかろうが、結構きついです。

なので、料理人がきついと悩んでいるのは、あなただけではありません!

 

【料理人はきつい】1.長時間労働

料理人の労働時間は長いです。

1日15時間 労働は、わりと普通。

とはいっても、料理人と同じくらい長時間労働の仕事なんて、ザラにありますよね…

スーツを着るサラリーマンにも、料理人並の長時間労働をしている人がいることを、料理人を辞めた後に知りました…

 

でも、気温 50℃ 近くなる厨房で、立ちっぱなしで働く料理人の方がきついと思ってしまうのは、自分が料理人だったからでしょうか…

とにかく、長時間労働はきつい!

人間の集中力なんて、15分が限界なのに!

 

【料理人はきつい】2.休みない

料理人は週1休みが普通です。

1日15時間 × 6日 働いた疲れとストレスを、たった24時間で癒やせと…?

かなり無理ゲーです。

  • お盆
  • 年末年始
  • ゴールデンウィーク
  • クリスマス

こういった【一般人が喜ぶ休日】こそ、料理人は悲鳴をあげます。

もちろん、有給もなし。わたしは危うく、兄の結婚式にも行かせてもらえないところでした。

 

まあ、休日に関しては、きちんとした「会社」に勤めれば、ある程度は保証されます。

契約書もないようなお店の場合、休日はなしです。 週1日の休みも、仕込みで潰れます。

 

【料理人はきつい】3.待遇の悪さ

料理人は待遇も悪いので、きついです。

最悪のパターンはこれ。

  • 給料が悪い
  • 国保や年金は自腹

少し前にツイッターで「#手取り15万」が流行りましたね。料理人の場合、手取り15万から国保と年金が自腹です…

わたしは社会人6年目でこれだったので、かなりきつかった。

 

ちなみに、料理人には「残業手当」の前に「残業」という概念がありません。

「定時」という概念もないです。

仕込みに間に合うように出社して、お客さんがハケて片付けが終わるまでが 1日の業務。

定時は毎日 変わるし、先読みできません。

 

【料理人はきつい】4.人間関係の悪さ

料理人は人間関係の悪さにも定評があります。

昔ながらの縦社会と、ストレスフルな環境が原因です。人間関係がいい職場は入ってみないと分からないので、かなり無理ゲー感がありますね…

大体は、料理長がやたらと威張っていて、職場全体がギスギスしていくパターンです。

 

当時、わたしのいたホールはみんな仲が良かったですが、キッチンは暴君 料理長の独壇場でした。

偏見なつもりはありませんけど、料理人ってやっぱりな… と思ってしまいます。

 

【料理人はきつい】5.ストレスフルな営業中

営業時間がとにかくストレスフルです。

次々とやることが増えるストレス、時間に追われるストレス、常に完ぺきに仕上げないといけないプレッシャー…

働く人それぞれが大量のストレスとプレッシャーを抱えているので、営業中は地獄です。

 

強いストレスの中で働くから、タバコ好きやお酒好きの料理人が多いのかなと。

わたしも当時は、コンビニ弁当を夜中1時に食べて、ストレス解消する毎日でした。それでも太らなかったのは、若さゆえ…

 

「料理人はきつい」から抜け出す方法|5つの選択肢

今の苦しさから抜け出すには【行動あるのみ】です。

具体的には5つの選択肢があります。

  1. 今の店を続ける
  2. 違う店で料理人をする
  3. 飲食業界内で違う職種に就く
  4. 異業種に転職する(未経験)
  5. 独立する

1.は今の職場を続ける選択肢です。

学べることや貴重な人脈、優れた待遇があるのなら、今のまま続けるのもアリかと思います。

2.は、違うお店で料理人を続ける方法。

3.は、料理人からホールや商品開発など、違うジャンルで働くこと。 4.は、簡単にいえば「毎日スーツを着る会社員」になること。

5.は、独立してお店を持つ方法です。

資金とノウハウがあり、自分がやりたいと思うのなら、やってもいいと思います。

成功するかどうかは別問題ですが。

引用:料理人を辞めたい【けど辞められない】今すぐ知るべき人生の挽回法

 

わたしは料理人からホールに転職したことで、自分の得意を活かしながら楽しく働けました。

「好き」と「得意」は違うんですよね。

この違いをしっかり理解したからこそ、今はフリーライターの仕事で食べています。

ストレスフリーに働きたい人は、以下の記事も読んでみてください。

 

【料理人の転職】自己流の転職は失敗の原因

転職は、自己流でやると失敗します。わたしも10年で6回ほど転職しましたが、成功したのは1回だけです。

転職を成功させる秘訣は、他人に頼ること。

わたしも他人に頼ったおかげで、料理人からホールへの転職、飲食業からライターへの転職が成功しました。

 

【自己流で失敗】目の前の苦痛から逃げるだけじゃダメ

料理人はきついですが、目の前の苦痛から逃げるだけではダメです。

過剰な苦痛からは逃げるべきですが、何も考えず逃げたのでは、また同じことを繰り返します。よく考えて、戦略的に逃げましょう。

「なにが辛いのか」

「なにに不満なのか」

「自分はどうしたいのか」

じっくりと考えることが大切です。紙に書き出して、論理的に整理してみましょう。

 

わたしの場合

● 人との関わりを少なく → 在宅

● 働くなら短時間 → バイト?

● 追われない仕事がいい → 飲食店以外?

●休みたいときは休む → フリー

ネタを絞り出して、とことん自分に問います。こんな感じで考えた「理想の自分」が、今の「フリーライター」に最も近いです。

より良く生きるなら、まず「理想の自分」を明確にする。

その次に、理想像から逆算して、仕事や生活スタイルを当てはめていく。

これが「成功のフロー」です。

仕事ありきで物事を決めると、必ず失敗します。なので、目の前の苦痛から逃げるときは、理想の自分から逆算し、戦略的に辞めるとよいです。

 

【料理人の失敗しない転職】転職エージェントがおすすめ

転職には、転職エージェントがおすすめです。

そもそも、転職に失敗する原因は、経験の少なさが原因。経験不足の状態で良い悪いを判断するなんて、マジ無理です。

しかも、自分になにが向いてるのか、何が得意なのかすら分かっていません。

だから、失敗するんです。

本来なら、時間をかけないと経験は積めませんが、他人の視点を取り入れると、ある程度はカバーできます。

料理人の場合、より他人(客観的)であり、飲食に詳しい転職の専門家である【転職エージェント】に頼るのがベストです。

 

辞めるのは悪じゃない。戦略的に成功ルートで辞めよう

今回は【料理人きついんだけど。どうしたらいい?】という話でした。

正解は、心と体を壊すくらいならさっさと辞める、です。ただし、戦略的に成功ルートを通るのが鉄則! さもないと、同じ苦しみが何度でもやってきます。

一度 勇気を出せばいい。

そうすれば、この苦しみから永遠に解放されます。誰もあなたを責めはしません。今度こそ、本当の明るい人生を切り拓きましょう。

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2 件のコメント

  • 始めまして。私も15年前まで料理人していました。
    ものすごい親方からのパワハラで逃げてしまいました。
    毎日誰かがターゲットになる職場で、暴言暴力無視で苦しみました
    自分で自分の心を守るしかないと思って・・
    なぜか涙がとまらなくなり辛かった経験しましたが、今は会社員で幸せに暮らせています。
    休日はプロの料理人として働いています。基本土日なので気が楽で楽しく高日当でありがたいです。
    過去の事思い出すこともよくありますが、助っ人で色々な店で働いていますがいまだにパワハラや暴力暴言が残っています。
    料理の世界ももっと楽しくワーク出来る環境が必要ですね。
    カーリーさんの記事を見て共感しました。
    ありがとうございます。

    • 栄ちゃんさん、コメントありがとうございます!
      もしかして、Twitterでリプをくださった方ですか?もし違っていたらすみません。
      Twitterで返信しようとしたらできなかったものですから…

      栄ちゃんさんは現在、週末だけ板前さんをやっているのですね。
      そういう働き方ができる環境はとても素晴らしいですね。
      とはいえ、飲食業界全体のパワハラなどには、本当に腹が立ちます。
      栄ちゃんさんのような本当に料理が好きな人まで、業界の仕組みに潰されてしまうのですから。

      栄ちゃんさんが今は幸せに暮らしていると仰っていることが、せめてもの救いです。
      どうかこれからも、自分を愛して幸せな人生を選択し続けていってほしいと思います。

      ブログを読んでくださり、コメントありがとうございました。