こんな声に答えます。
元料理人のカーリーです。
好きなことが分からないって、シンプルなようで、地味に苦しい問題ですよね。 最近はとくに「好きなことで生きていく」というのが、みんなの憧れですし…
意識高い系はともかく、好きなことで稼げたら、もうとんでもなく最高ですよね!
ということで、今回は
- 好きなことが分からない理由
- 好きなことで稼がないとダメなのか
という疑問を解決しましょう。
ぶっちゃけ、好きなことがないのも、好きなことで稼がなきゃという思い込みも、幻です。
「好きなことが分からない」を解決する方法は、別記事に詳しくまとめました。
まずはここで「好きなことが分からない」心理を読み解き、解決に役立てましょう!
ちなみに、わたしは10年 料理人でヒイヒイしながら、自分らしく生きる方法を考えまくってきたので、わりと的を得たことをお伝えできると思います。
10年かけてたどり着いた答えに興味がある方は、必読です。
好きなことが分からないのはウソ【自信を持って好きだといえないだけ】

「好きなことが分からない」はほぼウソです。
誰にでも好きなことはあります。
マンガやスポーツ、読書、ゲーム、ファッション、食べ歩き… なんでもいいです。お金と時間を度外視してもやりたいこと。
あなたにもありますよね?
「好きなことが分からない」は、正しくは「自信を持って好きだといえない」です。
なにか理由があり、自信を持って好きだといえないので「分からない」で 誤魔化しているだけ。
本当は誰にだって好きなことはあるはずです。
好きなことが分からない【自信を持てない】5つの理由

好きなことが分からない理由は5つです。
- バカにされた、否定された
- まだ好きなことに出会っていない
- 好きなことで稼がなきゃという思い込み
- 失敗したくない、恥をかきたくない
- ひとつに集中しないとダメだと思ってる
以上の順で説明します。
好きなことが分からない理由1.好きなことをバカにされた、否定された
好きなことをバカにされたり否定されたりしたら、好きなことを隠そうとします。
他人が否定するものを好きになる自分が恥ずかしくて、人より劣っていると思うからです。
好きなことを好きじゃないと思う内に、情熱が失われていきます。
マンガやアニメ、ゲームなどがいい例です。
いくら熱中できても、将来の役に立たないと思われていることは、簡単に否定されます。
自分を否定されるのが怖いから、好きなことを素直に好きといえなくなる。
好きなことを遠ざけ続けた結果、なにかを好きになる熱意を失った状態が「好きなことが分からない」です。
好きなことが分からない理由2.本気で好きなことに出会ってない
まだ本気で好きになれることに出会っていない可能性もあります。
大人になってさえも、この世は知らないことだらけです。なにかを好きになるには、まずその存在を知ることから始まります。
パソコンを知らない小学生が、プログラミングに夢中になれるはずありません。
大人にも同じことがいえると思います。会社員になってから新しく勉強や未知の体験をする人は、かなり珍しいです。
ありきたりな毎日の中では、好きなことに出会う可能性も減っていきます。
好きなことが分からない理由3.好きなことで稼がなきゃという思い込み
好きなことで稼がなきゃという思い込みが、好きなことを分からなくさせます。
最近こんな言葉をよく見かけますよね。
「好きなことで生きていく」
「好きを仕事にする」
「好きなことで食っていく」
パッと見は魅力的ですが、人々に「好きなこと = 稼げないとダメ」と思い込ませるだけで、あまり意味はありません。
ぶっちゃけ「好き」って、そんなに深刻に考えるものじゃないです。
こんな考えに染まって、好きへのハードルが上がった結果、好きなことが分からなくなります。
好きなこと = 稼げること
↓
自分の好きなことはお金になってない
↓
これは好きなことではない
↓
好きなことが分からない
「好きなことで稼がないといけない」はウソです。「好きなことで稼げたらベター」くらいの重要度しかありません。
好きなことが分からない理由4.失敗したくない、恥をかきたくない【やる前から諦める】
「失敗したくない」
「他人に笑われたくない」
こんな気持ちも、好きなことを分からなくさせます。
要は「諦め」です。
前述の通り、大人には「好きなこと = 稼げないとダメ」という思い込みがあります。
好きなことに熱中して稼ぎたい。
でも、誰にでもできることじゃないよな。失敗するかもしれないし… 「もう子供じゃないんだから」と笑われるに決まってる…
「だったら、始めからやらない方が、傷つかなくていい」という考えに至ります。
すると、行動することを諦め、好きなことへの情熱も消えていきます。その結果が「好きなことが分からない」です。
子供は周りに情熱を奪われるのに対し、大人になると自ら情熱を冷ましてしまう。
とても残念ですよね。
好きなことが分からない理由5.ひとつに集中しないとダメだと思ってる
「一度に手を出すのはひとつまで」という思い込みが、好きなことを分からなくします。
子供の頃、あれもこれもやるな、ひとつに集中しろ、といわれた経験はありませんか?
わたしもあります。
日本ではひとつのことに集中するのが美徳です。実際、社会に出たら、ひとつの会社で一生働くことが、高く評価されますしね。
「ひとつに集中しろ信仰」が、好きなことを分からなくします。
あなた「あれも好き、コレも好き」
↓
周り「ひとつに集中しなさい」
↓
あなた「どっちがより好きかって?分からん」
↓
結果「好きなことが分からない… 」
あれもコレも好きでいいんですよ。
ご飯が好きでも、パンも好きだしパスタも好き。 猫も犬も好きです。
好みはたくさんあって当然。
なのに「好きなこと」となると、突然ひとつに絞らないといけないって、めちゃくちゃ変です…
「ひとつに集中しなきゃ」という無意識な思い込みが、あなたを邪魔しています。
好きなことは活かす前に見つけるべし

好きなことで稼ぐことを考える前に、好きなことを見つけましょう。「見つける」より「自覚する」が近いです。
そもそも、稼ぐために好きなことを見つけるって、順番が逆ではないかと…
本来なら「好きなことに熱中し続けた結果、稼げた」が 王道だと思います。
ってことは「稼ぐ」より「好き」が先です。
稼げるからといって、嫌いなことを「好きになれ」といわれても、無理ですよね。好きなことは、始めからみんな持っているんです。
なにかが原因でキライになったり、情熱を燻ぶらせたりしているだけ。
好きなことはみんな持っているんだから、まずは好きなことを自覚しましょう。熱中するのも稼ぐのも、まずは好きを自覚してからですよ、という感じです。
【好きなことで稼げない】ごく普通のことです

好きなことで稼げないのは、普通のことです。
例えるなら「好きなこと」は、現代のスマホみたいだなと思います。
なくてもなんとか生きていけるけど、あると QOL が爆上がりで人生が加速する、みたいな。
好きなことも、なくてもいいけど、あると人生がより楽しくなると思います。
つまり、好きなことって「あると超いいよね」くらいの存在です。「好きなこと」って、あなたが思っているより難しくないし、偉大でもない。
なので、好きなことで稼げなくても当然だと思います。
「これからの時代、好きなことで稼がなきゃ」というのが、すでに思い込みですし…
かといって「好きなことで稼ぎたい」を否定してるわけではありません!(わたしも好きなことで稼ぎたい… )
ただ、あなたが「好きなことで稼ぐ」に囚われて、人生に迷っているのがもったいない。
好きなことが分からないと悩むより、自分に素直になる方が、人生は楽しいですから。
「好きなことで稼げないのは普通」
こう考える方が、お得だと思います。
好きなことは誰にでもある【心配しなくても大丈夫です】

今回は【好きなことが分からない… 自分にも好きなことあるかな?】という話でした。
好きなことは、誰にでもあります。
好きなことが分からない理由はシンプルです。
過去の体験や思い込み、不安などから自信を失い、素直に好きだといえないだけ。
好きなことで稼いでいる人が目立つだけで、好きなことが分からないのは、みんな同じです。
次の記事で、具体的な解決策をチェックしましょう。