こんな声に答えます。
ミニマリズムを愛するカーリーです。
第三の生理用品とよばれ、海外ではごく普通に使われている 月経カップ 。
エコで家計にも優しく、生理の不快さがなくなるとはいえ、安全面は気になりますよね。環境とお財布に優しくても、安全でなければ元も子もないですから…
ということで、今回は
- 月経カップって安全?
- そもそもタンポンはなぜ危険?
という疑問に答えていきます。
結論、月経カップはタンポンより安全と考えて、問題ありません。ナプキンより快適で、節約にもなるのが月経カップの魅力。
それでも、未知のモノを体に入れるのは… と抵抗感がある方は、ぜひ読んでください💡
月経カップは安全です|タンポンのような健康被害ほぼゼロ

月経カップはかなり安全です。
タンポンで心配な感染症のリスクも、ナプキンの不快感やかぶれもほぼありません。
大事なところに入れるので、安心して使えるかどうかは、かなり重要ですよね。
その点をしっかり調べた結果、月経カップはかなり安心して使える生理用品だと分かりました。
➡わたしの愛用品、日本初 純国産の月経カップ【ローズカップ】
タンポンで心配される感染症【TSS】トキシックショック症候群

タンポンで心配される健康被害が【TSS(トキシックショック症候群)】です。 月経カップは、TSS 発症のリスクがとても低い、とされています。
TSS(トキシックショック症候群)は、黄色ブドウ球菌が引き起こす感染症。
最悪の場合、死に至ります。
原因は、長時間のタンポン使用、使用するときの手指に菌がついていた、などです。
TSSとは、黄色ブドウ球菌の産生する毒素が原因で起こる急性疾患のことです。TSSの初期症状としては、突然の高熱を伴って発疹・発赤、倦怠感、嘔吐、下痢、粘膜充血などがあります。このような症状があらわれた場合には、直ちに医療機関で治療を受けないと血圧低下などのショック症状に至ることがあります。
TSS(トキシックショック症候群)は誰でも発症するリスクあり
TSS(トキシックショック症候群)の発症は、タンポン使用時だけに限りません。
原因となる黄色ブドウ球菌は、人の頭皮や鼻の中、のどなど、あらゆるところに生息しています。
膣内で発見されることも、珍しくないそう。
これだけ身近な菌ですから、男性や子どもも含め、すべての人に TSS(トキシックショック症候群)を発症するリスクがあります。
とくに、切り傷やささくれ、掻き傷、発疹などには要注意です。
TSS(トキシックショック症候群)対策には「手洗い」
TSS(トキシックショック症候群)を発症させないためには、手をよく洗いましょう。
しっかり手を洗うことで、黄色ブドウ球菌を持ち込まないようにします。
公衆衛生の授業でも、食品衛生責任者の講習会でも、口酸っぱくいわれました。
黄色ブドウ球菌は、食あたりの原因にもなりますから…
「顔や髪を触ったら必ず手を洗え」は、飲食業界の基本です。タンポンを使用するときも、まずは手を洗いましょう。
月経カップを使用するときも手をしっかり洗おう
月経カップを使うときも、まずは手洗いです。
月経カップはタンポンに比べて TSS(トキシックショック症候群)の発症リスクが少ないですが、ゼロではありません。
繁殖しにくいとはいえ、指に黄色ブドウ球菌がついていたら、どうしようもないです。
発症リスクをゼロに近づけるため、必ず手を洗いましょう。
それでも心配な場合は 月経カップ専用の洗浄装置 を使うと安心度が高まると思います!
ナプキンやタンポンによる健康被害【経皮毒】

ナプキンとタンポンに共通する健康被害は【経皮毒】です。
ナプキンもタンポンも、よく分からない化学物質をバンバン使って作られます。
肌触りがいい、通気性がいい、ニオイがない、スリムなのに大容量…
こういった生理用品の “ いいところ ” の多くは、ほぼ化学物質のおかげです。
化学物質は、デリケートゾーンの粘膜から、体内に取り込まれます。一度 体内に入った【経皮毒】は、簡単には取り除けません。
とはいえ、今すぐ健康被害があるわけでもないので、気にしなくていいかもしれませんが…
個人的には、あまり良い気はしません。
わたしは体に悪いものを取り込みたくないと思ったので、月経カップを選びました。
月経カップは安全|アレルギーの方は素材をしっかりチェック

月経カップは衛生的にかなり安全です。
しかし、アレルギー持ちの人は、月経カップの素材をしっかりチェックしましょう。
今 日本で人気な月経カップのほとんどは、アレルギーの少ない素材が使われています。
よく分からない安物や、海外製品を買うときは、要注意です。
【月経カップの素材】医療用シリコン
医療用のシリコンを使っている月経カップは、以下の3ブランドがよく知られています。
いずれも外国産ですが、初心者向けとのことで、日本でも人気です。
【月経カップの素材】医療用TPE(熱可塑性エストラマー)
医療用 TPE を使った月経カップは「メルーナ」です。
公式サイトでは、メルーナがなぜ医療用シリコンではなく、医療用 TPE を使うのか、しっかりと説明されています。
要約すると、医療用 TPE の方が低アレルギーでつかみやすく、壊れにくい、とのことです。
この説明で、メルーナはとても信頼できるブランドなのでは、と感じますね。
詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ✨
【月経カップ】FDAシリコン|日本初の国産 月経カップ「ローズカップ」
FDA(アメリカ食品医療品局)シリコンを使ったのは、日本初の国産 月経カップ「ローズカップ」です。
わたしは初めての月経カップとして、ローズカップを選びました。
FDA とは、日本の厚生労働省にあたる機関です。「国産の方が安全でしょ」と思うかもですが、ぶっちゃけ、日本だって信用できません…
欧米で当たり前に禁止されている食品添加物や農薬を、日本はバンバン使いますから。
基準だって、欧米と比べたら、日本はほぼザルです…
とまあ、意見はたくさんありますが、自分が納得できるものを選ぶのがベストだと思います!
月経カップは安全で安心な次世代の生理用品

今回は【月経カップの安全性ってどうなの?】という疑問を解決しました。
月経カップはタンポンのような感染症リスクが低く、ナプキンのような不快さがありません。
海外では当たり前に使われており、「第三の生理用品」として大注目されています。
月経カップって勇気がいるけど、得られるメリットはかなり大きいです!