こんな声に応えます。
結論は「まずはやるべきタスクを洗い出す」ことです。
やるべきことを洗い出せば、
- なにをやるべきか
- なにからやるべきか
がすぐに分かります。
逆にやるべきことを明確にしないまま走り出すと、不要なことにお金を使ってしまうなどのバカを見る羽目になります…
せっかくの決意で成功をつかむためには、タスクの洗い出しが欠かせません。
本記事で紹介するマンダラチャートを使い、失敗しない英語の独学をはじめましょう。
- タスク洗い出しのフレームワーク「マンダラチャート」
- マンダラチャートの書き方
- マンダラチャート活用のポイント
学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。
海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。
【英語の独学】やるべきことを洗い出す方法

やるべきことを洗い出す方法として「マンダラチャート」を紹介します。
マンダラチャートとは1979年 松村寧雄によって “人生とビジネスを豊かにする” ために開発された手法です。
具体的には、
1.ブッダの知恵を元に開発された思考法「マンダラ思考」
2.曼荼羅図を元に開発された “中心核を持つ3×3のフレーム” 「マンダラチャート」です。
マンダラチャートとは、人生を豊かにするツールだということですね。
若くして大活躍のメジャーリーガー:大谷翔平選手の原点
最近の日本でマンダラチャートを有名にしたのが、アメリカで活躍する大谷翔平選手。
マンダラチャートを使った大谷選手流の目標の立て方がニュースでとり上げられました。
マンダラチャートの概要
参照先を元に大谷選手のマンダラチャートを作成したので、見てみましょう。

- 表の中央に最終目標
- 最終目標を達成するために必要な要素が8つ
- 8つの要素を満たすために必要な行動がそれぞれ8つ(8×8=64)
以上のように構成されています。
大谷選手の場合「8球団からドラフト1位」というのが最終目標です。
その目標を達成するために
- コントロール
- キレ
- スピード 160km
- 変化球
- 運
- 人間性
- メンタル
- 体づくり
という8つの要素を設定。
さらにその要素を満たすために必要な行動が8つずつ各要素ごとに書き出してあります。
例えば「キレ」の場合は
- 上からボールをたたく
- リストの強化
- 下半身主導
- 可動域
- 回転数アップ
- ボールを前でリリース
- 力まない
- 角度をつける
という行動が必要だとしています。

マンダラチャートを最後まで書き進めると、最終目標を達成するために必要な行動が最大64個も洗い出せます。
以上の流れを英語学習に当てはめることで、なにをどれだけやったらよいかを明確化し、最短距離で英語を話せるようになりましょう。
【英語の独学】マンダラチャートの書き方を解説

英語の独学を想定し、マンダラチャートの書き方を説明します。
前述のとおり、手順はこちら。
- 表の中央に最終目標
- その周りに最終目標を達成するために必要な要素を8つ書く
- 外側のマスへ移動し、8つの要素を満たすために必要な行動を8つずつ書く
ご自身で使えるように、ダウンロードできるテンプレートも用意しました。
順を追って書き方を確認しましょう。
1.表の中央に最終目標を書く
まずは最終目標を決め、マンダラチャートの中央に書きます。

最終目標がまだ決まっていない場合は「【英語の独学】失敗しない目標の立て方を5ステップで解説【丸パクリOK】」という記事を参考にしてみてください。
最終目標は
- MBA 取得
- TOEIC 900点
- Mainichi Weekly を辞書なしで読破
のように具体的であればあるほど優秀。
最終目標が資格やテストの点数に落とし込めない場合は、
- いつ
- どんな状況で
- どのように
- 英語を使いたいか
について深堀りし、具体化しましょう。
2.最終目標を達成するために必要な要素を8つ書く
最終目標の周りに8つのマスがありますね。各マスにひとつずつ、最終目標を達成するために必要なことを書きましょう。


- 文法
- 語彙
- スピーキング
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- 健康
- コミュ力
どんな要素が必要かは人それぞれ異なるので、今の自分と相談しつつ考えましょう。
3.外側のマスへ移動し、8つの要素を満たすために必要な行動を8つずつ書く
外側の3×3のマスの中央に、先ほど決めた8つの要素をそれぞれ書き写します。
各要素を満たすためにはどんなことが必要かを考え、マスを8つずつ埋めましょう。

すべてのマスが埋まらなくても大丈夫です。
わたしの場合「リスニング」を満たすために
- 多聴
- 清聴
- 海外ドラマ
- ディクテーション
- Podcast
という行動をすると決めました。
このようにすべてのマスを埋めていくと、最大で64個の行動リストが洗い出せます。

マンダラチャートを活用することで、なんのためにどういう学習法をとり入れるのか、改めて確認することができますね。
作成したマンダラチャートは印刷して見えるところに貼る
目の前のことに集中しすぎると、小さな失敗や周りの人に影響されやすくなり、モチベーションが低下しがち。
マンダラチャートを目につきやすい場所に貼ることで、
- ゴールの確認
- ルートの確認
- モチベーションの維持
につなげ、最終目標を達成しやすくします。
マンダラチャートはつくって終わりじゃなく、きちんと行動に移せるかどうかが重要。

【英語の独学】マンダラチャートによる洗い出しのポイント

マンダラチャートをうまく使いこなすポイントは次のとおりです。
- マスはすべて埋めなくてもよい
- 本質を見失わないこと
詳しく説明しますね。
1.マスはすべて埋めなくてもよい
マンダラチャートの目的は、マスをすべて埋めることではありません。
やることばかり増やしても、ゴールと結びついていなければ無意味です。
時間をただ垂れ流すだけでは、いつまで経っても目標は達成できませんよね。

2.本質を見失わないこと
英語の独学に限らず、目標を達成しようとするとそれだけに気をとられ
- 睡眠時間を削る
- コンビニ飯ばかり食べる
- 休日返上で詰め込み学習する
など本質に逆らうことばかりしてしまいがち。新しい行動をプラスするなら、不要な習慣をひとつ捨てる必要があります。
ただでさえ日々忙しいですから、やることを足すだけでは自分がパンクしてしまいます。
心とからだの健康がなければ目標は達成できないので、本質を見失わないこと。

英語の独学:なにからやるか迷ったらタスクの洗い出しを

今回はなにからやるか迷ったときに使える「マンダラチャート」を紹介しました。
英語の独学には
- 目標を決めること
- やるべきことの洗い出し
- なにからやるか決める
というフローが必要。
行動の前にタスクを洗い出しておくことで、ペースを乱すことなく目標を達成できます。
マンダラチャートは英語の独学だけでなく、仕事や勉強、趣味、私生活など、さまざまな個人のレベルアップを助けてくれるフレームワーク。
