
ミニマリストのカーリーです。
親もどんな家に生まれるかも選べないですから「人生は選べない。なんて不平等なんだ」と嘆きたくなる気持ち、よく分かります。
わたしも小さい頃から生まれてこなければよかったと思いつつ生きてきたので、未だに「生」への苦痛や疑問はゼロではありません。
でも、最近は「人生は選べない」は間違いだと思っています。
人生とは、選択の連続です。
他人や社会に「自分」を明け渡さず、人生の舵を自分で握るようになったら、人生が大きく変わりました。
人生が選べないことに憤りを感じ、生きることがつらい方はぜひ最後まで読んで、生きる力をちょっとでも取り戻していってくださいね。
人生は選べないわけない【今の自分はすべて選択の結果】

「人生は選べない。なんて理不尽だ」と思う方は、一度立ち止まって考えてみましょう。
人生とは、選択の連続です。
選べない人生などありません。
みんな「人生は選べない」と言いますが、実はすべて選んできています。
無意識に選んでいるので、意識できていないだけです。
これを踏まえて、一度だけ言います。
みんな、自分の無意識を他人や社会のせいにしすぎなんですよ。
他人や社会のせいにしまくる人生が楽しいわけありません。
つくづく、20代前半の自分はなんとバカだったんだ、と呆れ返りますね。
人間の無意識は90%を占める
心理学の方面では、人間の行動の90%は無意識だといいます。
それもそうだな、という感じですね。
朝ベッドから出て顔を洗うのも、身支度して会社へ行くのも、帰ってきてビールを飲むのも、全部わたしたち自身が選んでいる行動です。
誰かがやれといったわけでも、電磁波で操られているわけでもありません。
でも、こういう何気ない行動を「意識する」ことって、そうそうないですよね。
いちいち気合を入れて、一世一代の決心のようにシャワーを浴びたり、スマホをいじったりしないですもん。
人生の90%は「無意識の積み重ね」なんです。
● ユング心理学入門
無意識に身を委ねることは、自分の人生を差し出すこと
とはいえ、無意識の選択をすることが悪い、というわけではありません。
無意識の選択をしないと、人間は生きていけないですからね。
人間の行動の90%以上を無意識が占める理由は、ザックリ言うと「意識ばかりしていると脳がパンクして終了」だからです。
といっても、やっぱり無意識の選択ばかりしていても、いい人生は送れません。
自分も痛感していますが、人間は放っておくと楽な方へ流れていく生き物ですから。
筋トレするより家でテレビを観ていたほうが楽だし、読書をするよりスマホを眺めていたほうが楽でお金もかかりません。
でも、楽な方へ流れていくと、社会に自分のお金や時間を差し出すことになります。
つまり、自分の人生を誰かに支配される、ということです。
他人や社会に支配されていては「人生は選べない。なんて理不尽だ」と卑屈になるのも無理はありません。
「人生は選べない」は思い込み|日本は圧倒的に自由です

もっと視野を広げてみましょう。
すると、日本が圧倒的に自由であることを学べると思います。
例えば、日本では恋愛結婚が普通です。
16歳で好きでもない人と結婚させられることも、ある日突然に誘拐されて見知らぬ人の嫁にさせられることもありません。
短いスカートもダメージジーンズも、何だって好きなように着れます。
まあ、弊害はありつつも、法律違反ではない限りある程度は自由です。
かなりの自由が許される日本で「人生は選べない」は、ワガママに過ぎません。
自分で自分の人生を決められる恵まれた環境に生まれたのだから、それを活かしたほうが楽しいし、素直にいいなと思います。
余談ですが、最近「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」という本を読みました。
著者の池上彰さんは、本書で「日本は他宗教を柔軟に受け入れてきた、すばらしい文化を持っている」という内容の文章を書いています。
もちろん、初めからすんなり受け入れてきたわけではないものの、世界的にとりわけ厳しい宗教に自由を持ち込んだ日本は、とても興味深い国だなと思いましたね。
日本で【人生は選べない】と感じる3つの理由

圧倒的な自由がある日本で人生が選べないと感じる理由は、主に下記の3つです。
- 考える力がない
- 他人と比べすぎ
- ネガティブな同調圧力文化
これらには結局「教育の問題」が絡んでくると思います。
かといって、教育のせいだけにもできません。前述のように、わたしたちには自由があります。
教育のせいにしてネガティブに生きるのも、これまでの洗脳から抜け出してポジティブに生きるのも、すべてはあなたの自由です。
理由1.考える力がない。考える力を奪う教育
日本の教育は「みんな同じ」をモットーとする「考える力を奪う教育」です。
みんなが右を向けば、自分も右を向けばいい。
みんながこぞって大学へ行くから、自分も大学へ行けばいい。
こういう大人の決め事に従っていると、自分で考える力はおろか、考える習慣さえ奪われていきます。
考える力がないと、障害に道を塞がれたときに対処できず、悩みや苦しみの中をグルグルと回り続けるしかありません。
その行き着く先が「人生は選べない。畜生」という状態です。
理由2.無駄に他人と比べすぎ「みんな同じ」な教育
「みんな同じ」を良しとする教育ですから、少しでもみんなと違うことをすると、いいか悪いかに関わらず排除されます。
だから、みんな他人と自分を比べ、ビクビクしながら生きるんです。
世界を知らない小さな子どもがそんな環境で十数年も生きてきたら、他人と同じように生きることに疑問すら抱かなくなります。
完全な洗脳ですね。
当たり前から外れることは色んな意味で恐怖ですから、それがどんなに自分に合わない選択肢でも選ばざるを得ません。
だから「人生は選べない。超しんどい」になります。
理由3.ネガティブな同調圧力文化が人を押さえつける
同調圧力文化にはポジティブな面もありますが、ネガティブな面はとくに闇が深いです。
同調圧力は、いいか悪いかは関係なしに、少数派が不幸になります。
その結果、理不尽なことがまかり通り、苦しむ人が出てくるんです。
今度は、潰されて苦しむ人が隅をつついて揚げ足を取ったり違う誰かを潰しにかかったりするなど、足の引っ張り合いになります。
本当によくないけど、これも教育のせい。
少数派は和を乱すと考えられ、多数派に合わせるように圧をかけられる。
違うと分かっていても、他人の目を気にしたり考える力が奪われたりしているから、みんなと同じになるしかありません。
その結果「人生は選べない。つらい」となり、生きる力を失っていきます。
【人生は選べない】という思考から抜け出す方法

これまでの過去は変えられなくても、これからは変えられます。
「人生は選べない」という思考から抜け出すには、基本は行動あるのみです。
みんなそれぞれの体と人生をコントロールに忙しいので、誰も助けてはくれません。
あなたを助けられるのは、あなただけです。
まずは、すでに抜け出した人に合ってみたり、読書をして知識をつけたりするといった「行動」をしてみましょう。
同時に、具体的に動くことも大切です。
知識だけつけまくると、頭でっかちになったり情報に振り回されたりして動けなくなるので、動きつつ自分に合う価値観をかき集めることをおすすめします。
自分の人生は自分しか選べない|自分の人生は自分でコントロールしろ

今回は【人生は選べないという感覚は思い込みですよ】というお話でした。
自分の人生は、自分しか選べません。
体裁のために選ばざるを得ない状況もありますが、それも含めてあなたの人生です。
かといって、過去を責める必要もないし、人生を悲観する必要もありません。
これから先のことは、いくらでも変えられます。もっと自分の選択に自信を持ち、堂々としましょう。
「人生は選べない、理不尽、不公平、終わった」などと考えていては普通にしんどいですから、早く抜け出したほうがいいです。
人生を他人に支配されていては、生きてて楽しいはずないですからね。
だから、人生の舵を自分で握り、自分の人生を守らないとダメです。