こんな声に応えます。
英語を活かす仕事は、収入が高めです。
将来を考えても、収入が高く誇れるような仕事に就きたいと思うのは当然のこと。
しかし、あなたは本当に“英語を活かす”ことを目的に、働くのでしょうか?
もし「そうだよ」と答えるつもりなら、ちょっと危険です。
そのまま突き進むと、なにも残せずつまらなく死んでいくだけかもしれませんよ…
本当の意味で「英語を活かす」のなら、今から3分だけお付き合いください。
- 「英語を活かす仕事がしたい」が危険な理由
- 仕事で人生を見失わない方法
- 人生を豊かにする仕事の選び方
学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。
海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。
「英語を活かす仕事に就きたい」は危険です

英語を使って仕事したいという夢そのものが悪いわけではありません。
問題なのは「手段が目的になっていないか?」という点です。
英語はあくまでも夢を叶えるための手段であり、夢そのものではないはず。
手段と夢をごっちゃにすると、仕事がしんどくなるので注意が必要です…
英語は手段である
英語はあくまでも人生を豊かにする手段のひとつ。
「英語を話せる」状態そのものが幸せなのではなく、英語を話せる状態で手に入る“なにか”があなたを幸せにするんです。
ジムに通っている人は、痩せることを目的としてジムに通っていますよね。
間違っても「ジムに通いたいから通っている」なんてド社畜な人はいないはず。
- 仕事で成果を出したい
- 旅行を楽しみたい
- 外国人旅行者を助けたい
- 気になる人にアプローチしたい
あなただって、このような明るい未来を手に入れるために英語を勉強するのであって、英語をただ発音することが真の目的ではありませんよね。

重要:仕事におけるビジョンは?
仕事選びで大切なのは、ビジョンです。ビジョンとは、あなたの「価値観」みたいなもののことですね。
- 子どもの未来を明るくしたい
- 地球に優しい生活様式をつくりたい
- ワクワク働ける人を増やしたい
このように「仕事を通じて実現したい理想」と考えると分かりやすいと思います。
「英語を活かす仕事に就きたい」という夢には、ビジョンがありますか?
もし、その夢にビジョンがなければ、遅かれ早かれ人生に行き詰まります…
ビジョンがないとすぐに心が折れる
仕事選びにおけるビジョンの大切さを知らなかったわたしは、23歳の頃に大挫折。
料理を仕事にするという夢は叶えたものの、そこで止まってしまったんですよね…
料理をとおしてしたいことや叶えたいことがなかったので、すぐに心が折れました。
ビジョンがないと毎日が地獄
怒られて落ち込み、ミスを連発。ボスの叱咤激励も、人格否定にしか聞こえない。
まあ、実際に人格否定だったんですけど…
働くことにおいて
- 休みほぼなし
- 長時間労働
- 低賃金
- ボーナスなし
- 年金と保険が自腹
に耐える理由がなかったため、毎日が本当に地獄でした。

仕事におけるビジョンを見つける方法

ビジョンを見つける方法はいくつかありますが、かんたんな方法でいきましょう。
その方法とは「コンプレックス」の克服です。
コンプレックスを消し去るために仕事をする、というイメージですね。
- つらく苦しい体験
- 自分のキライなところ
- 今抱えている問題や悩み
- 自力ではどうにもならなかった経験
あなたにもなにかしらひとつ、このような引っかかりがあるかと思います。
この引っかかりをフックにビジョンを探してみましょう。
強い感情が大きな力を生む
コンプレックスは、怒りや悲しみを含んだ強い感情です。
- 子供の頃にいじめられた
- 仲間はずれにされた
- 自分は無能すぎるクズ
- ぶきっちょで手汗がすごい
- どうしても人の輪に入れない
当時がつらいのはもちろん、大人になった今でも傷跡は消えません。
もし、自分に子どもができたら、同じような思いをしてほしくはないですよね。
だったら、あなたの仕事をとおして自分と同じように苦しんでいる人を減らせばいい。

30歳で飲食店を営む友人の例
わたしには居酒屋を営む友人がいます。
マイナーな土地とはいえ、東京で物件を借りて店をまわす苦労といったら…
本当に心から彼を尊敬しています。
ここからは想像ですが、彼にはこんなビジョンがあるかもしれません。
- 仕事からヘトヘトで帰っても寂しくないように
- ひとりでも気軽にお酒と食事を楽しめるように
- つらいときや悲しいときに話を聞いてもらえる場所
つらかったり苦しんだりした過去は、大きな強みになります。
あなたの悩みは誰かの悩み
あなたの悩みは誰かの悩みなので、自分の悩みを解決することが人助けになります。
人助けの対価としてお金がもらえるのが「仕事」です。
英語を活かす仕事で、誰を助けたいか。
ここをはっきりさせて仕事を選べば、人生に行き詰まる心配はほぼなくなります。

英語を活かす仕事【山ほどある】

仕事におけるビジョンが見えたら、実現するための手段を選びましょう。
ポイントは、好きなことや興味があることを選ぶのではなく、その仕事でビジョンが達成できるかをつねに考えること。
英語を活かす仕事はたくさんあります。
あなたのビジョンを実現させる手段もかんたんに見つかるはずです。
- 教える系
- 助ける系
- つなぐ系
- 楽しませる系
上記の4つに分けて、代表的な職業を挙げていきますね。
その職業で実現できそうなビジョンも考えてみたので、よかったら参考にしてください。
1.英語を教える系の仕事
英語を話せるようになりたい日本人は多いので、需要が多いジャンルです。
- 英会話講師
- 講師のアシスタント
- 学校の英語教師
- 学習塾の講師
- 家庭教師
- 予備校の講師
- オンライン英会話の講師
- 教材の監修や編集
会話力というよりは学力が問われそう。
実現できそうなビジョン
英語が好きな子どもを増やすために、小学生を対象とした英会話教室の先生になる。
2.英語で助ける系の仕事
英語を話せなくて困る日本人や、日本語を話せない外国人を助ける仕事ですね。
- 通訳
- 翻訳
- ガイド
- コーディネーター
高度な英語力とコミュニケーション力が求められます。
通訳や翻訳はハードル高めですが、観光ガイドならわりと参入ハードルが低めかと。
実現できそうなビジョン
旅行者と現地の人をつなげるために、訪日外国人旅行者向けの観光ガイドになる。
3.英語でつなぐ系の仕事
日本と外国をつないだり、モノを受け渡したりする仕事です。
「英語を活かす仕事」と聞いてすぐにイメージする職業かもしれませんね。
- 航空
- 貿易
- 国連
- NGO
- 外交官
- 大使館
- バイヤー
- メーカー
- コンサル
- 金融
- 商社
- 物流
- トレーダー
話せるスキルはもちろん、テストでいい成績をとっておかないと厳しそう。
高度なビジネス英語力も求められます。
実現できそうなビジョン
世界のすべての子どもがいつでも安心して水を飲めるよう、NGOで水道整備を進める。
4.英語で楽しませる系の仕事
いわゆる「サービス業」ですね。
- ホテル
- 空港スタッフ
- 飲食店
- デパート
- テーマパーク
- キャビンアテンダント
- 観光(人力車とか)
高度な英会話力よりも、ふとしたときにパッと出てくる英語が役立ちます。
実現できそうなビジョン
非日常を楽しみ、生きるよろこびを噛み締めてもらうために、テーマパークで働く。
英語を活かす仕事でビジョンを実現しよう

今回は「英語を活かす仕事に就きたい」という夢の危険性についてお話しました。
英語はあくまでも夢を叶える手段のひとつに過ぎません。
英語を使う仕事ならなんでもいいのでしょうか?
違いますよね。
違うのであれば、あなたは実現したいビジョンを基準に仕事を選ぶ必要があります。
- 英会話講師
- 金融マン
- メーカー
- 空港や航空
どんな職業に就こうとも、誰かの悩みを解決することが仕事。
英語を活かすことも仕事することはあくまでも、あなたの人生を豊かにする手段のひとつに過ぎないということですね。