こんな悩みに答えます。
「目標を持て」といわれると、なんだか尻込みしちゃいますよね。
- 自分の目標なんて大したことない
- もっとすごい目標を立てなくちゃ
と焦る気持ちもよく分かります。
英語を話せるようにはなりたいけど、TOEICで満点とりたいとか駐在員になりたいとかいう大きな目標がない人は、ただの堕落した人なのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。大切なのは目標が大きいかどうかではなく、自分にウソをつかないこと。
他人と比べたり周りの価値観に合わせたりすることには意味がありません。
そこを間違ってしまうといつまで経っても自分で自分の足をひっぱり続けることになり、あなたの人生は変わりません。

- 英語学習には目標がないと厳しい
- 多くの日本人は英語がなくても幸せ
- 目標を持つことの重要性
学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。
海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。
英語の独学には目標がないと厳しいです【挫折しやすい】

理由はシンプルで「目標がない=ゴールが分からない」という状態だからです。
ゴールが分からなければ、どんなに才能あるアスリートでも結果を残せず、無名のまま生涯を終えるしかありません。

目標という名のゴールを持たないことの危うさ
目標がないということは
- なにを
- どのくらい
- どうやって
やればいいかが分からないということ。ないない尽くしでなにもできませんよね…
例えば、東京マラソンの場合
- 走るのは2月
- 走る距離は42.195km
- コースは都庁前~皇居
- ライバルはプロのアスリート
といった情報が分かっているからこそ、正しい方向に向かって努力できるんです。
もし、コースも走る距離もレース日がいつなのかすらも分からないという状況だったら、プロの選手でもいい結果は残せません。
むしろ、プロの選手こそそんな危険な状況には飛び込まないはず。
ゴールもなしに努力をしようとすることがいかに危険か、かんたんに想像できますよね。
努力とゴールは必ずセットで考える
ゴールを決めないことには、正しい方向に向かった正しい努力ができない。つまり、努力するときにこそゴールという名の目標が欠かせないんです。
例えば、ホノルルマラソンという目標を設定した場合は
- ハワイのホノルルで開催
- 日本とハワイの時差は19時間
- フライト時間は9時間前後
- 12月だが気温は20℃超え
- 参加者は2万5,000人前後
という方向に向かって努力すればいいことが分かります。

ゴールがあるからこそ、正しい努力ができるというわけ。
成功や結果を求めるときこそ、小さくてもいいので目標を設定することが大切です。
英語ができなくても幸せだからこそ目標を持つ必要がある

わたしたち日本人のほとんどは、英語ができなくても幸せに暮らせます。
その豊かさが英会話習得の最大の敵です。
英語ができなくても幸せだから、英語に対して貪欲になれない。

周りや自分の気分に振り回されることなく自分の望む未来を叶えるには、自分なりの目標を持つことが大切なんです。
英語がなくても幸せ=日本は成熟した国である
例えば、多くの日本人にとって
- 会社の社長になる
- 年収ウン千万を目指す
- 結婚して家庭を持つ
- 子どもにいい教育を受けさせる
といった夢は、雲を掴むような話ではありませんよね。生まれや育ちに関係なく、努力次第でいくらでも実現できる目標です。

生まれや育ちで受けられる教育が決まり、英語ができなければいい企業で働けないので、地位も収入も頭打ちになってしまう。
そうなれば、安全な家に住むことも、子どもにいい教育を受けさせることもできません。
同じ負のループを子どもの代、孫の代とくり返していくしかないとしたら、とても悲しいですよね…
でも、幸いなことに日本は違います。
日本には技術で世界をリードした過去と、人口の多さ、勤勉な国民という財産がある。「日本語」だけで市場を持てるだけの力がある国です。

英語の独学には目標設定が必要
人間はとにかく楽をしたがる生き物です。
しかも、日本は英語を必要としないお国柄。
よっぽどの理由がないと、英語を習得する前に挫折するか、理由をつけて努力から逃げるかのどちらかで終わります。
必要がないものに対して努力を続けるには、強い動機が欠かせません。
- 苦しくてもがんばる
- 成長が見えなくても続ける
- YouTubeを見たいけど今は我慢
という強い気持ちを生むのが目標であり、ゴールなんです。
あなたが今、英語を話せなくても
- 安全で清潔な家
- それなりの仕事と地位
- 十分に暮らせるだけのお給料
があるのなら、それに感謝しつつ英語でどんな目標を達成したいかを考えてみましょう。
英語学習における目標に大きいも小さいもない

「そうはいってもやっぱり、目標なんてないよ… 」という人は、心の中で自分にウソをついているかもしれません。
- こんな目標なんてバカにされるよな
- どうせやるなら満点を目指さないと示しがつかない
このように他人の目を気にして立てた目標は、本当の目標ではありません。

目標は自分目線でないと意味がない
- みんなが行くから大学へ
- 親にいわれたからいい企業へ
- 周りに止められたから転職せず
- 周りがそうだから結婚に焦る
このような「誰か目線」で今まで生きてきたのなら、もう止めてもいいと思います。
他人の価値観で生きても苦しいだけでいいことなんてほとんどないと、本当は気づいているのではないですか?
自分でかじを握っていないと、人生はしんどいだけですよね。
英語学習なんてまさにそう。必要もないことに一生懸命になれるほど、人間は立派ではないんですから。
自分のわがままを詰め込まない限り、目標に意味は宿らずなんの意味も持ちません。
英語学習の目標に大きさは関係ない
ネットやSNSを見ると、例えばですが
- TOEIC満点
- ニートからの駐在員
- 偏差値30から英会話講師
- 帰国子女の同時通訳者
- 二浪からのアメリカ大学院
といったツワモノばかりが活躍しており、自分にどんどん自信がなくなりますよね。
わたしもつねにそうなので、気持ちはめちゃくちゃよく分かります。
だからこそ自分にウソをついてはいけないし、自分と他人を比べる必要も、目標に大きいも小さいもないのだと思います。
あの人と同じステージに立ったところで自分は幸せになれるのか。
あの人と同じステージに立つことが自分の本当の望みなのだろうか。
自分の心に問いかけることで「他人の価値観が自分の価値観に成り代わっていないか」を確かめることが大切です。

英語の独学で目標がない人は今がスタート地点

今回は「英語の独学における目標がないことの危険性」について考えてみました。
目標を持たないで英語の独学をはじめることは、樹海に自ら迷い込むようなものです。
- 自分が今どこにいるのか
- どれくらい歩けば出口にたどり着けるのか
が分からなければ、戦意喪失で即終了です。

目標を立てたり正しい方法で学んだりするなどの工夫で挫折や絶望はいくらでも避けられますし、英語を楽しむことだってできます。
- 正しい方向に向かって
- 正しい方法で
- 正しい分量で
- 苦しみを少なく
努力できるようにあなたを引っ張っていってくれるのが、英語学習における「目標」の存在です。
目標の正しい立て方については「【英語の独学】失敗しない目標の立て方を5ステップで解説【丸パクリOK】」という記事を参考にどうぞ。