元料理人のカーリーです。
料理人という特殊な職業柄、相手にどんなプレゼントをあげれば喜ぶのか見当がつかないですよね。
思い当たる物はあるものの、本当に役立つかどうかは料理人でないと分からないもの。せっかくのプレゼントですから、絶対に失敗したくないですよね!
そこで今回は、料理人をやっていた経験を活かして《料理人の彼氏に贈りたいプレゼント5選》を紹介します。
わたしも厨房に立っていた身ですから、あなたの彼氏と同じ目線で判断できるのが強みです。
この記事を参考にすれば、彼氏を喜ばせられるプレゼントを見つけられます。
カレの夢を応援するアイテムを選び、二人の絆を深めてくださいね。
仕事で使えるちょっと高価なプレゼントが喜ばれる

料理人のカレに喜んでもらうには
- 仕事で使えるもの
- 自分で買うにはちょっと高い
というモノを選びましょう。
料理人という夢多き職人の世界では、良いものを買うにはかなりのお金が必要です。
かといって、料理人は給料が安すぎるので、自分で買ったら極々貧生活を強いられるというジレンマが待っています…
そんな厳しい現状にも負けず夢を追って頑張るカレのために、ちょっと良い商売道具を買ってあげる。
そんな優しい彼女がいるカレは幸せ者ですね。
フレンチ料理人の彼氏に贈りたいおすすめプレゼント5選

料理人の彼氏に贈りたいプレゼント。
10年のフレンチ料理人経験があるわたしがおすすめするのは
- ペティナイフ
- バキュバン
- ソムリエナイフ
- フランス料理のバイブル
- 高級ブレッドナイフ
以上の5点です。
贈る相手の属性によっておすすめ品は変わるので、それぞれ詳しく説明していきますね。
1.ペティナイフ|何本あっても困らない
- 比較的 安い
- 消耗しやすい
- 使用頻度が高い
ため、何本あっても困らないのが《ぺティナイフ》です。
片手に握り込んで、野菜や果物の皮を剥いたり形を整えたり、細かな作業をするのに使います。
ペティナイフは本当に毎日、仕込みでも営業中でも使う包丁の1つです。
にも関わらず、ペティナイフはフレンチ料理人が使う包丁の中で最も小さく、刃がすぐに小さくなってしまいます。
包丁を毎日研ぐ人なら、1年半もすれば換え時が来てしまう消耗品なんです。
なので、彼氏のプレゼントにペティナイフを贈ると「料理人という職業をよく理解している彼女だな~ オレ幸せ」と、気が利く彼女になれます。
ペティナイフは価格が安いものも多く、安月給でも財布へのダメージが少ないです。
「高いプレゼントで相手に気を使わせたくない」という場合にも使えますよ。
グローバルのペティナイフは柄までステンレスなので、菌が繁殖しにくく衛生的です。
2.バキュバン(ワインを美味しく保存するグッズ)
ワインをおいしく保存しておくために役立つ《バキュバン》です。
飲み残しのワインボトル内の空気を抜き、ワインが酸素と触れて劣化するのを遅らせます。
フランス料理はワインとの組み合わせで完成するので、料理人はワインと料理をセットで勉強しなければなりません。
外で飲むのは高いですが《バキュバン》があれば、気軽にワインを買って勉強できます。
数日に渡ってワインを保存できれば
- ブドウの特徴を理解したり
- 料理とのマリアージュを研究したり
できるので、料理人としてレベルアップできますしね。
家飲みワインで節約にもなりますし、お家デートもできちゃいます。
プレゼントと一緒に「一緒に色々なワインを飲んで勉強しよう」と一言添え、カレの夢を応援する優しい彼女になりましょう。
バキュバンは白プラスチックだと赤ワインの染みが見苦しいので、汚れが目立ちにくいステンレス製がおすすめです!
3.ラギオールのソムリエナイフ
料理人が持っておきたい商売道具の1つが《ソムリエナイフ》です。
通常はサービスがお客さんの前で手際よくワインを開けるのに使います。
ソムリエナイフは価格がピンきりですが、ここはソムリエナイフの代名詞である《ラギオール》というブランドを選びましょう。
ラギオールのソムリエナイフは値段が高いだけあって
- 色が豊富
- 素材も豊富
- 切れ味が抜群
- 使い心地が最高
で機能性にも優れまくっていますし、持っているだけでカッコいいです。
ワインを開けるのって見た目以上に力や神経を使うので、使いやすさは何よりも重視したいポイント。
ラギオールのソムリエナイフは力を入れなくてもコルクがするっと抜けるので、1日に何十本とワインを開けても腕に負担がかかりません。
ラギオールのソムリエナイフは、ワインだけでなくビールの王冠を開けるのにも使えるので、意外と使い道が多いんですよ。
仕事でもお家でも活躍するので、本当におすすめです!
ソムリエナイフを贈って「お家でもワインを開ける練習をしてね」と言えば、夢を追うカレを支える献身的な彼女になれますよ。
材質や色合いなどは、彼女であるあなたがカレにぴったりの一本を選んであげてくださいね🌟
4.ル・ギード・キュリネール|フランス料理のバイブル
《ル・ギード・キュリネール》は、近代フランス料理の父と呼ばれる「オーギュスト・エスコフィエ」という人物が書いた料理本です。
足に落としたら骨が砕けそうなくらい分厚く重いこの本には、フランス料理の基本中の基本である
- ソース
- フォン(出汁)
- 郷土料理
- 伝統料理
のすべてが網羅されています。
これら基本を押さえることは、フランス料理を制すること。
なぜなら、フランス料理はクラシックでもモダンでもフォンやソースがなければ成立せず、すべては郷土料理や伝統料理がベースとなっているからです。
とはいえ、仕事の中だけでフランス料理の基本をすべて身に着けるのはムリなので、本などから知識を吸収する必要があります。
フランス料理の基本はいわば《共通言語》です。
共通言語を知らないと即戦力になれないどころか、仲間として扱ってすらもらえません。
カレが仕事で辛い思いをしないように《ル・ギード・キュリネール》をプレゼントし、業界で最低限やっていくために必要な知識を身につけさせてあげましょう。
この価格のプレゼントは、あなたの愛情を彼氏に全力でアピールすることにもなります。
5.ギューデのブレッドナイフ(パン切り包丁)
なくてもやっていけるけど、あるとめちゃくちゃ作業が捗るのが《パン切り包丁》です。
フランス料理で扱うバゲットは外皮が固くて切りにくいし、パンくずが飛び散りまくります。
色々なブランドがあるなか、特におすすめなのは《ギューデ》というドイツのブランドです。
価格はかなり高いですが、使ってみると本当に価値があると実感できます。
というのも、ギューデのブレッドナイフはかなり重いんです。
持ち運びは大変ですが、
- 重み
- 刀身の長さ
のおかげで力を入れなくてもバゲットがたったの一往復で切れちゃいます!
バゲットは1日に何十本も切るので、サクッと切れるだけでかなりの時間が節約できますし、包丁を動かす回数が少なくて済むので体力的にも楽です。
ギューデの良さを活かすには、値段が高くても刃渡りが長いものを選びましょう。
カレの体を気遣いながら仕事効率化を図ってもらうには《ギューデのブレッドナイフ》がおすすめです。
友達や仲間と協力して良い物をプレゼントしよう

今回おすすめしたプレゼントは決して安物ではありませんが、どれもこれもあなたの代わりにカレの夢を叶える手助けをしてくれます。
値段は高くても一度手に入れてしまえば、メンテナンスしながら長く使えるものばかり。
どのアイテムも値段以上の働きをしてくれます。
料理人の最大の武器は《経験によって磨かれる技術》ですが、その力は今回ご紹介したような道具を使わないと思うように発揮されません。
もし「ちょっと手が出せない値段だ」と思ったら、友達や仲間に声をかけてみんなからのプレゼントとして贈るのも手です。
みんなで力を合わせれば、より思い出深い贈り物になりますよ。
それぞれのアイテムがもたらす料理人としての明るい未来を、彼氏にプレゼントしましょう!
良い道具が料理人のスキルを昇華する

今回はフレンチ料理人である彼氏に贈りたいプレゼントを5つ紹介しました。
簡単におさらいしましょう。
- ペティナイフ
- バキュバン
- ソムリエナイフ
- ル・ギード・キュリネール
- パン切り包丁
値段をとにかく抑えるならペティナイフで決まり。
値段が値段なだけに自分じゃ買えないので、もらったら超うれしいのは
- ソムリエナイフ
- ル・ギード・キュリネール
ですね。
術を与えるなら《ソムリエナイフ》で、知識を与えるなら《ル・ギード・キュリネール》ってとこでしょうか。
いくら腕が良くても、料理人は道具がないとなにもできません。
包丁がないと野菜は切れないし、鍋がないと肉を焼くことすらできませんからね。
いい道具があるからこそいい仕事ができて、料理人として一人前になれるんです。
この記事を参考に彼氏を喜ばせ、ステキな記念日を過ごしてください!