こんな声に応えます。
結論からいうと「英語ペラペラ」の定義は、人によって本当にバラバラです。
- 他人にとっての「英語ペラペラ」
- あなたが思う「英語ペラペラ」
は必ずしも同じとは限りません。
ここをごっちゃにしてしまうといつまで経ってもあなたの未来は達成されず、英語の独学がただの苦しい修行になってしまいます。
「そんなのイヤだ」と思った方は、本記事をじっくり読んでいってください。
- 「英語ペラペラ」の定義とは
- 「英語ペラペラ」定義づけの重要性
学歴もキャリアも根性もお金もないわたしですが、英語を愛して20年になります。
海外好きをこじらせた結果、ひとりで海外へ8カ国以上、海外在住歴2年半です。
「英語ペラペラ」の定義は人によって異なります

あなたは英語を話すことによってどんな未来を叶えたいですか?
その未来を十分に叶えられるだけの英語力を身につけた状態があなたにとっての「英語ペラペラ」です。
人によって「英語を話すことによって叶えたい未来」は異なります。
つまり「英語ペラペラ」の定義は、人によって大きく異なるということです。
「英語力ペラペラ」とは、目的を達成できる英語力を身につけた状態のこと
「英語ペラペラ」をあえて定義づけするのなら、こんな感じでしょうか。
●「英語ペラペラ」の定義とは…
「英語を話せるようになりたい目的」を十分に達成できる英語力を身につけた状態のこと。
⇨英語を話せるようになりたい目的と、それに応じて必要となる英語力は人それぞれ異なる。
⇨よって「英語ペラペラ」の定義は、人それぞれ大きく異なる。
海外旅行を楽しみたい人なら、旅行で使う基本的な文法やフレーズ、挨拶などを身につけておけば十分ですよね。
しかし、ビジネス英語を目指す人であれば、
- ビジネス用語
- ライティングスキル
- 高いスピーキング力
- 中級以上の文法や語彙
- 高いコミュニケーション力
など、身につけるべき英語力は高まります。
目的に応じた必要な英語力を身につけた状態が「英語ペラペラ」という状態です。
人によって必要な英語力は異なる
あの人にとっての「英語ペラペラ」があなたにとっての「英語ペラペラ」とは限りません。
英語を話せるようになりたい理由は、人ぞれぞれ違って当然ですからね。
例えば、次のような目的があったとします。
- 海外出張でバリバリ営業
- 海外旅行を楽しみたい
- TOEICで900点以上とる
- 訪日外国人のお客さんをもてなす
- 海外ドラマを字幕なしで見る
- ハリウッドスターの情報を収集する
それぞれの目的を達成するために必要な英語力はすべて同じでしょうか?
違いますよね。

目的が異なれば、身につけるべき英語力もやるべき学習もガラッと異なります。
英語力は他人と比べる必要なし
必要な英語力は人それぞれとはいえ、スマホを開けば英語がペラペラの人ばかり。自分の英語力なんて低すぎて話にならないと、落ち込んでしまいますよね。
でも、その必要はありません。
英語とはそもそも、自分の夢や目標を叶えるためのツールに過ぎませんからね。
ツールとは、結局のところ幸福を追求するためのものですから、自分なりの目的が達成できればそれで百点満点です。
見知らぬ誰かにバカにされる理由も、他人の「英語ペラペラ」と自分の「英語ペラペラ」を比べて落ち込む必要もありません。

【英語ペラペラ】自分の中で定義づけすることが第一歩

ポイントは次のとおり。
- 英語ペラペラの定義は自分で決める
- 英語ペラペラを定義づけることが英語学習の第一歩
「英語ペラペラ」が自分にとってどんな状態を指すのか。
それを自分の中で定義づけることは、英語学習のゴールを決めることです。
先にゴールを決めておくことで、短い時間と少ない努力で目的を達成できます。
ゴールの決定=最短ルートの決定
ゴールを決めずに歩き出すと、どこへ向かえばいいかも分からず不安になるし、辺りをウロウロとさまよって体力をムダに消耗してしまいます。
最終的には歩くことを止め、出口を見つけられないまま一生を終えるなんてことに…
英語学習にとっては最悪の事態ですよね。
でも、先にゴールを決めれば
- どっちへ向かえばいいか
- どうやって向かうのが早いか
- どうやって向かうのがかんたんか
が瞬時に導き出されます。

英語学習のロールモデルを決めよう
ロールモデルとは、お手本にしたい人物のことです。
ロールモデルから逆算することで
- 自分に足りない力を把握し
- どんな努力を
- どれだけしたらいいか
が分かるので、なにも考えないよりは行動しやすくなります。
ロールモデルは英語学習者を設定
ロールモデルはネイティブではなく、英語学習者を設定しましょう。
ネイティブは英語学習者と違い、わたしたちにとって再現性がないからです。
英語学習者ならわたしたちと同じ目線で努力や苦労をしているので、学ぶことや真似できることがたくさんあります。
- YouTube
を探せば、独学で英語がペラペラになった人が山ほど見つかります。
「こんな人みたいになりたい」と思える人物を探し、英語の独学に役立てましょう。
ロールモデル:新井リオさん
わたしは「英語日記 BOY」で有名な新井リオさんをロールモデルに設定しています。

煩悩がものすごいですが、強い欲求は英語独学の強い味方ですからね。
英語ができるようになりたいという欲求は、恥ずかしいことでもなんでもありません。
新井さんの英語の独学法は参考になるので、著書「英語日記 BOY」は要チェック。
英語学習はネイティブを目指す必要なし

答えは次のとおり。
- ネイティブ英語は通じにくい
- 流暢さよりも優先すべきことがある
詳しく見ていきましょう。
1.ネイティブの英語は通じにくい
英語はあまりに流暢すぎても、通じないことが多々あります。
日本人にとっては
- アメリカ人が話す英語より
- 日本人が話す英語のほうが
聞きとりやすいですし、直訳でないフレーズはどうやっても理解できません。
インド英語でもシンガポール英語でも同じことが起こります。
もちろん、ネイティブを目指すことが悪いわけではありません。
ただ、場所によって
- 通じる英語
- 通じない英語
があるということは、覚えておいたほうがよさそうです。
ネイティブは世界の少数派
世界にはおよそ12億人の英語話者がいます。
ざっくりとした内訳は次のとおり。
- ネイティブ・・・約3億7,000万人
- 非ネイティブ・・・約7億5,000万人
英語を母国語として話す人より、英語を学んで話す人のほうが多いんですね。
ということは、ネイティブより英語学習者と接する確立のほうが高いといえます。

2.初心者はとくに流暢さよりも優先すべきことがある
流暢さは英語を伝わりやすくする要素のひとつですが、
- 基本的な文法
- 語彙力
- 発音
- 伝える力
- コミュニケーション能力
が欠けていたら伝わるものも伝わらないし、相手にしてもらえないことだってあります。
ひとつだけがずば抜けていても意味がないんです。
英語学習の初心者はとくに、ネイティブのような流暢さよりも
- 会話を広げる力
- 分からないことを聞き返す力
- より多くの人に伝わるストレートな表現
を身につけるのが先です。
流暢さを身につけるのは、伝わる英語力が身についてからでも遅くありません。
「英語ペラペラ」の定義は自分で決めるもの

最後にここまでの内容をおさらいします。
「英語ペラペラ」の定義は、ちょっとややこしいですが、次のとおりです。
英語を話すことによって叶えたいあなたの未来を実現するために必要な英語力を身につけた状態のこと
英語を話せるようになったらやりたいことがあなたにもありますよね。
そのやりたいことを実現させるために必要な英語力を身につけた状態。

英語を話せるようになったらやりたいことは、当然ながら人それぞれ違うもの。
「英語ペラペラ」というのは人によって定義が異なり、自分で定義づけするものです。